- トップ
- みんなのQ&A
- 鍋の季節、よく目にする白菜はどのような栄養素を含んでいるのでしょうか...
鍋の季節、よく目にする白菜はどのような栄養素を含んでいるのでしょうか...
栄養士への相談
-
相談者:22歳/男性
-
相談日:2014年11月13日
- 相談者22歳/男性
-
鍋の季節、よく目にする白菜はどのような栄養素を含んでいるのでしょうか
-
栄養士からの回答
-
こんにちは。
ご相談ありがとうございます。
お鍋が美味しい季節になりましたよね。
旬の白菜は、煮込むとトロトロでとても美味しいですよね。
白菜の栄養素についでですが、
白菜は精進料理では、大根・豆腐とともに
「養生三宝」とよばれ貴重な 食材とされています。
甘味があり、くせのない淡泊な味は他の材料と調和がよく、調理法も選びません。
その栄養は約95%が水分と決して栄養価が高いわけではありませんが、ビタミンC以外に鉄・マグネシウム(カルシウムの吸収に必要な成分です)・カリウム(塩分を体外に排出する働きをします)を含んでいます。
とくに注目すべきはそのエネルギー量で、甘みの少ない分100gあたり14kcalと極めて低カロリーです。
たくさんの美味しい食べ物に囲まれてついつい食べ過ぎてしまう今、肥満防止にもってこいの健康野菜と言えるでしょう。
●高血圧症の方に
味の濃い食事で塩分を摂り過ぎると高血圧を引き起こしやすくなります。
白菜にたっぷり含まれるカリウムはこの塩分を体外に排出する働きがあるので、高血圧症の方にはどんどん食べて頂きたい野菜です。
カリウムは煮ると水に溶け出すため、スープごと飲むようにして下さい。
ただし味付けを濃くしては意味がないので、肉や魚の旨みを吸収する白菜の性質を活かして薄味で食べるのがおすすめです。
●便秘解消でがん予防にも
白菜に含まれる食物繊維は決して多いほうではありませんが、煮込むとかさが減って、一度にたくさん摂れることが魅力です。
それに加えトロリとしていて消化もいいので、胃腸の弱い人にピッタリです。
排便が促されるとその分、発がん物質と腸が接触する時間が短くなります。
白菜を上手にとり、お通じを良くして、大腸がん予防になります。
●美肌になる
ビタミンCの重要な働きの一つはたんぱく質とともにコラーゲンを作ることです。
コラーゲンは私たちの皮膚の状態を左右するたんぱく質です。不足すると皺の原因となります。
また皮膚に紫外線があたるとメラニン色素が増えシミ・ソバカスへとつながるのですが、ビタミンCはメラニンの生成を予防し、作りにくくします。
たんぱく質を多く含む卵・肉・魚と一緒に食べれば、美白でツルツルお肌になります。
白菜は意外にも、このようにたくさんの栄養素と効能があり、旬の白菜は素晴らしい食材と言えます。
- 相談者22歳/男性
-
丁寧な回答ありがとうございます。この冬は積極的に白菜を食べようと思います。