片頭痛からの解放を目指して

片頭痛は辛くて完治できない病気だという話は聞いたことがありましたが、自分には関係ない話だと思っていました。しかしそれはあまりにも突然やってきました。 ある日の仕事中、急に自分の視界に光のようなものがちらつくなと感じました。変だなと思いつつ仕事を続けていたらそれは30分程で消えました。ああ良かったとほっとした瞬間、頭全体が強く締め付けられるような痛みに襲われました。初めての片頭痛でした。それは耐えきれない程の痛みとなったので私は急いで近くの内科医院へ行きました。 病院の先生からは片頭痛の典型的な症状だと言われました。視界がチカチカしたあの症状は閃輝暗点と呼ばれるもので、片頭痛が起こる時の予兆としてよく表れるものらしいのです。私が先生に完治する方法はないのですかと質問したら、「はっきり完治できるとは言えない病気なのですが、緩和する方法はいくつかあります」との答えでした。 まず薬を毎日服用する方法があるが、その程度の症状であれば必要ないだろうということでした。過度のストレスや睡眠不足に気を付けることが大切だと言われて、常に意識するようにしています。更にラジオ体操を始めてからはあまり片頭痛にならなくなりました。まだ完治はしていませんが、必ず完治できると信じて毎日規則正しい生活を心掛けていています。

片頭痛がほとんどでなくなった。

学生時代の友達が、よく片頭痛に悩まされていました。バイトの途中でいきなり調子が悪くなったりして、激しい頭痛で病院に行くこともあったようです。ズキンズキンと脈打つような痛みと吐き気、あまりの苦しさに数時間動けなくなることも。はたから見ていてもしんどそうですが、本人は本当に苦痛で完治させたいと思っていたようです。けれど、お医者さんには、片頭痛は完治が難しいと説明されたとか。 片頭痛の発作が初めて起きてからの数年間は、本当に参っていたようです。普段は平気なのに、いきなり発作が起きるのですから大変。また、数か月何もないこともあれば、多い時には週に何度も立て続けに発作が起きることもあったり。 ただ、友達は、完治はしていないけれど、だんだん片頭痛とのつき合い方が分かるようにはなったようです。片頭痛には前兆があるらしく、光をまぶしく感じるようになったり、チカチカするものやギザギザの光が現れるほか、視野の一部が見えなくなることもあるようです。そのときに、鎮痛剤を服用したり、ツボを押すなどすることで、痛みを和らげることができるようになったらしいです。 まだ時々発作は起こるので完治したとはいえないけれど、以前ほど片頭痛で苦しむことはなくなったとのこと。ほぼ完治したのと同じだと感じているようです。

イヤな片頭痛とおさらばしよう

完治が難しいと言われている片頭痛ですが、実はその仕組みを知れば上手にコントロールすることが可能です。 片頭痛の原因には様々な説があり、まだハッキリと特定出来ているわけではありません。ただし、頭痛が起こる前にある種の前兆が起こる場合があります。例えば目の前がチカチカと光る「閃輝暗点」、あるいは意識がぼんやりする、などです。こうした症状が見られたら、すぐ薬を飲むことで片頭痛の発生を押さえられます。片頭痛は起きてからでは中々抑えられませんが、起きる前は薬でかなり抑えられることが分かっているのです。 また、はっきりとした前兆は無くとも、ある一定の周期がある場合も少なくありません。女性の場合、生理の前後に起きると言う人もいます。それから片頭痛はストレスとも密接に関係しています。それもストレスのかかっている最中ではなくストレスから解放されてホッとした時に起きやすいのです。ですので、何か大きなプロジェクトの終わった後など、起きそうな状況になったら、すぐに薬を飲めるよう準備しておくのがいいでしょう。 ドクンドクンと脈打つように痛む片頭痛は辛いものです。しかし、完治にこだわるあまり、神経質になっては治るものも治らなくなってしまいす。今は薬で抑えられるのだと大らかに構えて病気と上手く付き合いましょう。