40歳からのアレルギー体験

生まれてこのかた、アレルギーには縁がなかった私ですが、ある時、夕食にアボガドを食べたところ、夜中に胃の痛みで目が覚めました。と共に吐き気も加わり、トイレに行くのですが吐いたり下したりは無く、ゆるいお通じがあるだけ。しかし、痛みは一向に引かず、夜中じゅうベッドとトイレの往復で、痛み発生から4時間くらいしてようやく治まりました。 翌日、何か悪い物でも食べたのか?と考えるものの、何が悪かったのか全く検討が付かず、その夜も前日の残りのアボガドを食べました。そして、その夜、また同じ様な胃の痛みに襲われたのです。もしかしたら、とネットで検索したところ、これはアボガドのアレルギーでは、という事が分かりました。 これは、ラテックスアレルギーと言って、日常品だと絆創膏やゴム手袋、食品だとバナナやアボガド、キウイなどに反応するそうです。症状としては、発疹、胃の痛み、下痢、嘔吐など。 幼い頃からキウイやバナナなどのパッションフルーツは、極度に舌が荒れるし、喉がむずむず痒くなっていたので避けてはきたのですが、まさかアレルギーだったとは思いませんでした。幸い、私の症状は軽くてすんだのですが、人生40も超えてからアレルギーが見つかるとは・・・本当にびっくりです。

風邪ではなく花粉症だった

主人の姉が数年前から、季節の変わりめにくしゃみ・のどの痛みなどの症状が出始めた話を聞きました。 最初は風邪を引いたのかと思い市販の風邪薬を飲んでも、一向に治らなかったそうです。おかしいと感じた彼女は病院で診察を受けたそうです。診断の結果はただの風邪ではなく季節性アレルギー性鼻炎つまり花粉症だったそうです。 医者から花粉症の説明を受けた姉はいくつか思い当たる症状があったそうです。鼻がムズムズしたり、のどの痛みがあったり、目のかゆみがあったそうです。調べてもらったところアレルギーの原因はスギ花粉だそうです。のどの痛みは花粉症のために乾燥して、口呼吸が原因でのどが痛むとのことでした。彼女は仕事をしているのでこの季節になるとアレルギーの対策として、早目に病院へ行き薬をもらってくるそうです。もちろんマスクなどの備品も早めに用意しておくそうです。 しかし花粉のピークになると鼻水・鼻づまりの症状が出てきて鼻の周りがかみすぎで、皮膚が赤くなって痛みを伴うためこの季節はつらいそうです。またのどの痛みのために飴を準備しておくそうで、アレルギー対策の品々を見せられて、改めて春先はアレルギーの人にとって大変な季節だし、つらい季節であると実感しました。

日本人の3割がアレルギー

日本の全人口の約三割もの人々が、何らかのアレルギー性疾患であると言われています。特に多いのが、アトピー性皮膚炎や花粉症です。また、気管支喘息も、患者の数が全国的に多いアレルギー疾患のひとつです。 アレルギー性疾患は、免疫反応が過剰に働き過ぎることで起こるとされています。本来は体の中に侵入してこようとする異物を排除するための人体防衛のメカニズムが、逆に人体に負担をかけています。外部から人間の体内に侵入してくる異物のことを抗原とよびます。そして、この抗原のうち体内に入って刺激を与えるものをアレルゲンとよんでいます。アレルゲンのような抗原を、ブロックして体外に排出させようとするのが抗体です。 実は、この抗体がアレルギー疾患では、人間に不快な症状を味あわせているのです。顕著な例としては、目の痛みや喉の痛みなど、粘膜系の痛みが有名です。花粉症では、抗原となるスギ花粉が目の粘膜や鼻の粘膜に付着することで、体内で抗体が大量に作られます。その結果、目が痛くなったり、鼻水が大量に出るなどの症状が引き起こされます。 これらのアレルギー疾患は、似た症状の病気がたくさんあるため、専門医に診てもらい、血液検査を行って原因を突き止めることが大切です。

アレルギーと喉の痛みについて

アレルギーというと、今の季節でいえば多いのが花粉症によるものです。その中に喉の痛みというものもありますが、花粉症によるものではない喉の痛みもあるのです。それはハウスダストによるアレルギー症状で喉が痛いというものです。 ハウスダストというと、多くのアレルギー症状の原因になっているのですが、今の季節は花粉症によるものだと思ってしまう人も多くいるはずです。風邪でもなく、花粉症でもない激しい咳や喉の痛みが長引くようなときは、ハウスダストに関係した病気を疑ってみてもよいでしょう。今まで花粉症になったことがない人は、特にこのハウスダストとの関係を調べてみるといいです。喉が痛いだけですめばよいのですが、本格的なアレルギー症状が出てくると、専門医にかかって治療をしなくてはいけなくなるかもしれません。 こまめに掃除や洗濯をし、室温や湿度にも注意することが大切です。また、意外に手をかけていないと思われるペットの飼育環境も見直してみましょう。ペットの汚れが身体にたまらないようにこまめにお風呂に入れてシャンプーもし、落ちた抜け毛なども掃除してきれいな環境を作ることが大事です。 むやみにアレルギーをこわがることはないですが、生活環境をきちんとしておくことがアレルギーを防ぐポイントになります。