かさつき・あれ用薬

かさつき・あれ用薬の上手な選び方・使い方

かさつきや肌あれは、湿度の低下や紫外線などに加えストレス、寝不足などの要因により肌が乾燥することによって起こります。また、便秘時には自律神経の乱れやストレスが原因となり肌あれを起こしやすい状態になります。
治療薬は、経口薬で皮膚や粘膜の維持機能を助ける作用をもつ薬、外用薬で保湿や皮膚の炎症を抑える作用をもつ薬があります。便秘による肌あれの場合には瀉下薬を使用します。経口薬で主に使用されている成分としてビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB6(ピリドキシン)があります。
ビタミンB2は各種代謝や赤血球の形成などに関わっています。そのため、ビタミンB2が不足すると皮膚炎や口内炎が起こります。ビタミンB6は血液や中枢神経系、皮膚の代謝に重要な役割を果たします。
不足すると血管障害や舌炎などが起こります。外用薬で主に使用されている成分としてグリチルリチン酸があります。グリチルリチン酸は抗炎症作用やステロイドによく似た作用を持つことから、ニキビやアトピー性皮膚炎などのスキンケア成分として用いられることが多い成分です。瀉下薬の主成分として酸化マグネシウム、センナエキス、アロエエキス、ダイオウエキスなどがあります。かさつき・肌あれ用薬は原因により作用が異なるため、原因にあった成分の薬を選択しましょう。また、炎症などが見られる場合は外用薬の使用するのも良いでしょう。

かさつき・あれ用薬の副作用と注意点

かさつき・肌あれ用薬として使用される経口薬の主成分であるビタミンB2(リボフラビン)、ビタミンB6(ピリドキシン)の副作用として発疹、胃部不快感、胃部膨満感などがあります。また、ビタミンB2は過剰摂取しても尿として排泄されるので、過剰摂取による副作用はありません。
ビタミンB6は長期にわたって許容上限摂取量を上回る量を服用することにより末梢神経障害、知覚神経障害が起こすことがあります。外用薬の主成分であるグリチルリチン酸の副作用として赤味,はれ,かゆみ,刺激,白斑等や黒ずみ等の異常などがあります。グリチルリチン酸はステロイド剤によく似た作用を持つため、長期の使用によりむくみや高血圧症になる可能性があります。便秘時の自律神経の乱れやストレスが原因で肌あれを起こしている場合には瀉下薬を使用します。
瀉下薬の主成分として酸化マグネシウム、センナエキス、アロエエキス、などがあります。酸化マグネシウムの副作用に高マグネシウム血症がありその初期症状として悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚潮紅、筋力低下、傾眠等があります。センナエキス、アロエエキスの副作用として発疹、発赤、かゆみ、はげしい腹痛、吐き気などがあります。
いずれの医薬品も添付文書に記載されている用法・容量を守って使用してください。また、使用しても改善が見られない場合、服用後に副作用と思われる症状があらわれた場合は医師,薬剤師又は登録販売者に相談してください。

かさつき・あれ用薬の飲み合わせ

かさつき・肌あれ用薬として使用される経口薬の主成分であるビタミンB6はパーキンソン病の治療でレボドパを使用している場合には注意が必要です。
ビタミンB6はレボドパ脱炭酸酵素の補酵素であるため併用によりレボドパの薬効を低下させてしまいます。 外用薬の主成分として用いられるグリチルリチン酸は副腎皮質ホルモン様作用により電解質代謝に影響し、偽アルドステロン症(高血圧、低カリウム血症、浮腫)やミオパシーを起こすことが知られています。よって、ループ系利尿剤やチアジド系利尿薬との併用で血清カリウム値の低下が現れやすくなり、その結果としてミオパシーが現れやすくなります。また、副腎皮質ホルモンの代謝を抑制し、電解質代謝作用を増強するので、副腎皮質ホルモン剤との併用は偽アルドステロン症を起こしやすくする可能性があります。
便秘時の自律神経の乱れやストレスが原因で肌あれを起こしている場合には瀉下薬を使用します。瀉下薬の主成分として酸化マグネシウム、センナエキス、アロエエキス、などがあります。酸化マグネシウムは併用により、テトラサイクリン系抗生物質、ニューキノロン系抗菌薬、ビスホスフォネート系薬剤、強心薬のジギタリス製剤などの薬効を減弱させるおそれがあります。併用を行う場合は服用時間を2~3時間あければ大丈夫です。また、骨粗鬆症の薬のビタミンD3製剤との併用により、高マグネシウム血症を起こしやすくなります。酸化マグネシウムは併用注意となっている医薬品が多数あるため使用する際は注意が必要です。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
  • 専門家の皆様へ。薬の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください
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