滋養強壮薬

滋養強壮薬の上手な選び方・使い方

滋養強壮薬の「滋養」とは栄養のことであり、「強壮」とは体を丈夫にすることであって体の虚弱の改善を言います。この場合の栄養とは、ビタミンおよびミネラルを主に指し、強壮の効果を発揮する成分としては、生薬やタウリンやアミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシンなど)あるいはカフェインがあります。激しい運動をした後などでは栄養素が消耗して不足し、これを補給する必要が生じ、疲れた体を癒やしたり元気づけるためには、強壮効果のある成分の補給が必要になります。滋養強壮薬を用いる場面としては、疲労が溜まったとき、体がだるいとき、やる気が出ないとき、風邪などで体力消耗したとき、月経時で鉄分不足しているとき、もともと虚弱体質の人、などです。市販されている滋養強壮薬は、それぞれ成分が違い、効用が違いますので、自分の体の状態を知り、自分が必要とする滋養強壮の具体的内容を知っていないと、適切なものを選べません。運動後の疲労時には消耗しているはずのビタミンやミネラルの補給が効果を発揮し、低下した体の働きを元気付けるには生薬やタウリンやアミノ酸がそれぞれの効果を発揮し、眠気覚ましにはカフェインが効果を発揮します。栄養素の不足状態を放置したり体の虚弱状態を放置することは好ましくないので、滋養強壮薬を賢く使いましょう。

滋養強壮薬の副作用と注意点

滋養強壮薬の副作用に関して注意すべきことは、過剰摂取です。ビタミンやミネラルの栄養素であっても、過剰に摂取することが健康を損ねる結果になるものがあります。水溶性のビタミンCやビタミンB群なら、尿として過剰分がすみやかに排出されますので心配は殆どありませんが、油溶性のビタミンであるビタミンEなどでは、過剰分が皮下脂肪や内臓脂肪に蓄積され、悪影響を及ぼすことがあります。ミネラルも過剰に摂取すると悪影響を及ぼすものがあり、適正量を超えないよう注意が必要です。生薬となると明確に薬理作用がありますので、漢方薬だから効果が穏やかだと考えると間違いです。また、カフェインの過剰摂取は、死亡事故になるケースもあります。カフェイン過剰摂取の危険度の目安としては、体重50kgの人で言えば、330mgで急性症状の可能性があり、850mgで急性症状が発症し、10gで致死量になります。缶コーヒー1本で100mg程度のカフェインを含みますので、3本続けざまに飲めば「急性症状の可能性があり」のレベルに達します。滋養強壮ドリンクの場合、銘柄によってカフェインの含有量が違いますが、1本当たり50mgから100mg程度に抑えているものが多いですが、100mgから200mgになるものもあります。

滋養強壮薬の飲み合わせ

滋養強壮薬には、悪い飲み合わせがあります。まずは、緑茶や紅茶やコーヒーなどカフェインを含む飲料とカフェインを含む滋養強壮薬との飲み合わせです。この場合、カフェインが重なりますので、カフェインの過剰摂取になる可能性があります。次に、滋養強壮薬に鉄分が含まれている場合ですが、緑茶を飲むとその緑茶に含まれるタンニンが鉄分と結合して効果を失わせると言われたことがありましたが、今では特に問題はないいと認識されています。結局、滋養強壮薬での悪い飲み合わせではっきり悪いと言えるのは、カフェインを含む飲料との飲み合わせになります。カフェインは、日常的な飲料の多種類に含まれていて、カフェインを多く含む滋養強壮薬と飲み合わせた場合、カフェイン過剰摂取となり、頭痛や不眠や動悸などの症状を発症し、胃潰瘍や心疾患の持病のある人では、その持病を悪化させる可能性があります。カフェインが少量しか含まれていない滋養強壮薬なら、それほど気にする必要はありませんが、カフェイン量の多い滋養強壮薬の場合、注意が必要となります。また、カフェインに対する体の反応には個人差がありますので、コーヒーや緑茶で不眠になりやすい人は、滋養強壮薬に含まれるカフェインの量に注意しましょう。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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