殺菌消毒薬

殺菌消毒薬の上手な選び方・使い方

殺菌消毒薬にはいくつかの種類があります。また使用目的によって消毒薬を使い分けることによって、最大限の効果を得ることができます。アルコールタイプのものは菌に対して効果があり、菌の中のたんぱく質を無効化させることによって殺菌をします。作用するまでの時間が短く、素早く効果が出るだけでなく、揮発性のものなので薬剤の残留率が低いことが特徴です。アルコールタイプのものを人体へ使用する場合は必ず医薬品または、医薬部外品のアルコール剤を使用しましょう。手など直接皮膚にかけ、十分に乾燥させます。過酸化水素タイプのものは、強い酸化作用により菌の細胞を壊すことによって殺菌します。さらに酸素を発生させるときにできる泡が、傷口などの洗浄をしてくれる効果もあります。主に耳の炎症消毒や口内炎に効果があります。界面活性タイプのものは、石鹸などに古くから使われているもので、菌の細胞表面に対して効果を持ち、細胞内のたんぱく質を破壊することで殺菌します。人体ではなく、テーブルや床などの環境消毒薬として使用することが一般的です。また毒性などが少ないものが多く、安心して使えることが特徴です。ヨウ素タイプのものは、酸化作用によって菌の細胞自体を変性させて破壊することで殺菌します。アルコールタイプのものと併せて使うことでより効果を発揮できます。

殺菌消毒薬の副作用と注意点

アルコールタイプの消毒液を使う上での注意点は、しっかりと乾燥させた部分に使用することです。水などでアルコール濃度が低くなってしまうと、十分な効果が発揮できないからです。また無水エタノールなどの濃度の高い消毒液の場合は口に含んではいけません。もし目に入った場合には、すぐに流水で洗い流しましょう。皮膚が弱い人や過敏症の人は、アルコールに触れると肌がガサガザになったり炎症を起こす場合があるので、アルコール濃度50%以下のものを使うようにしましょう。さらにアルコール濃度の高いものほど引火性が高いので、火の近くで使用しないことと、直射日光や高温を避けて保存しましょう。

過酸化水素タイプのものは、市販されている家庭用のものであれば毒性は低く、万が一誤飲してしまっても体内に吸収される前に分解されるのであまり問題はありませんが、子どもの手の届かない場所に保管するようにしましょう。界面活性タイプのものは、残留に注意することが大切です。例えば石鹸を使った場合、きちんと水で洗い流さないと、残った成分が肌のかゆみや炎症などを引き起こす原因となります。ヨウ素タイプのものは、目や口に入らないように注意することです。万が一入った場合には流水で十分に洗い流します。

殺菌消毒薬の飲み合わせ

アルコールタイプの消毒薬は、使用できない素材があります。例えば発砲スチーロール系のものに対してこの消毒薬を使うと、白く濁ったような色に変色してしまう事があります。またニスを塗ったあとの部分に使うと、ニスが溶けて塗料がむき出しになってしまう事があります。そのほか革製品に使うと、表面の脂がとられてしまい、光沢がなくなりゴワゴワとした材質になってしまう原因となりますので、使用は避けましょう。また無水エタノールなどの高濃度の消毒薬の場合、フローリングに付着すると白くなってしまい、素材の劣化原因となってしまいます。過酸化水素タイプの消毒薬は、金属や草木染め製品の色素と反応して変色や色が抜けてしまったり、布の場合は繊維自体が傷んでしまうことがあるので避けましょう。ヨウ素タイプの消毒薬を使う場合、皮膚が弱い人やアトピー体質の人の中でまれにヨウ素系消毒薬の色素沈着が起こることがありますので、この消毒薬を使う場合には、直接肌に触れないように使用するとよいでしょう。また甲状腺の機能に関する薬を服用している人の場合、甲状腺ホルモンの分泌などに影響を与える可能性があるので、使用する場合には医師と相談しましょう。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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