口臭除去・口唇用薬

口臭除去・口唇用薬の上手な選び方・使い方

口臭除去薬は、サクロフィールという内服薬があり、薬の有効成分の銅クロロフィルがにおいの原因物質に作用して、口臭を取り除きます。口臭は歯槽膿漏が原因となって発生することもあるため、その場合は歯槽膿漏治療薬を使用することで口臭を抑えることができます。その他の口臭を抑えてくれるものとしてポビドンヨードなどがあります。
口唇用薬は、唇のひび割れやただれなどの口唇炎や口角炎に使用する薬であり、荒れた唇を保護し、患部を修復します。主な有効成分は、抗炎症作用を有するステロイドのトリアムシノロンアセトニドや非ステロイドのグリチルリチン酸、肌荒れ防止作用をもつアラントイン、皮膚の新陳代謝を上げ、傷の治りを早くするビタミンB6(ピリドキシン)、血行促進作用のあるビタミンE(トコフェロール)等があります。口角炎や口唇炎は様々な原因がありますので、その症状に応じて、自分に合った有効成分を選ぶとよいです。たとえば、免疫力低下によるものでは抗炎症作用や殺菌作用の成分を多く配合されているもの、肌荒れの悪化によるものではアラントインが配合されているものやビタミン剤が有効です。
その他の口唇用薬として、口唇ヘルペスに対して使用するクリーム剤があります。成分としてアシクロビルとビダラビンのものがあり、唇やその周りにチクチク感などの違和感があった際に塗布します。これらの薬は口唇ヘルペスの再発に対して使用されるため、医師の診断・診療が必要となります。

口臭除去・口唇用薬の副作用と注意点

口臭除去薬のサクロフィールでは副作用として、軟便が起こることがあります。薬を飲んでいて、おなかが緩くなったり、下痢気味担った場合は、一度服用を中止し、薬剤師の方に相談するようにしてください。ポピドンヨードを含む薬を過剰に使用すると、甲状腺異常や妊婦では胎児に先天性甲状腺機能低下症などの影響が出ることがあります。また、ヨウ化カリウムやイオパミドールなどのヨウ素を含む造影剤などのヨードを含む薬でアレルギーを起こしたことがある人は使用することが出来ませんので注意してください。

口唇用薬は湿疹やただれのひどい方で、皮膚の発疹や痒みなどの副作用がみられることがあります。これらの症状がみられた際は使用をすぐに止めて、薬剤師や登録販売業者に相談するようにしてください。トリアムシノロンアセトニドを含むものを使用する場合、こ副腎皮質ステロイドには免疫力を抑える働きがあり感染症を悪化させることがあるため、口腔内に感染がある人は使用すべきではありません。また、副腎皮質ステロイドを含む薬を多量に長期間使用すると副腎不全や糖尿病、消化管出血を引き起こすことがあります。

市販の口唇ヘルペス治療薬のアシクロビル及びビダラビンは、使用する部位が唇とそのまわりの部位と限られています。目や目の周りに使用すると、目に入って刺激を起こすことがあるので注意してください。また、アトピー性皮膚炎やただれのがひどい方は、症状が重症化する恐れがありますので、専門医に相談し、指示を受けてから使用を考えてください。妊婦や授乳中の方も使用前に専門医などに相談した方がよいかもしれません。長期連用も避けてください。


口臭除去・口唇用薬の飲み合わせ

口臭除去薬としてポビドンヨードを使用する場合、毎日ポビドンヨードを使用している方では、体内のヨウ素量が多くなっていることがあり、甲状腺機能低下症を引き起こすことがあります。甲状腺機能低下症では甲状腺が急に大きくなったり、甲状腺の痛みや発熱、動悸などの症状がみられます。さらにヨウ素を含む食品(海藻類や魚介類、カップラーメンなどの加工食品)を多く摂ってしまうとヨウ素過多になりやすくなるので、ポビドンヨードを使用している方は、注意が必要です。甲状腺機能低下症はヨウ素過多が原因ですので、うがい薬の中止やヨウ素を多く含む食品の摂取の制限などを行い、ヨウ素の摂取量を抑えてください。甲状腺機能低下症による症状がみられたら、一度医療機関や薬局へ相談してください。

口唇用薬には抗炎症作用をもつグリチルリチン系が含まれているものがあります。グリチルリチンはカンゾウの成分であり、カンゾウを摂り過ぎてしまうと、偽アルドステロン症を引き起こし、血清カリウム値の低下や血圧上昇、浮腫がみられるようになります。また、ミオパシーという四肢痙攣・麻痺、脱力感などの異常が起こることもあります。漢方やかぜ薬などにはカンゾウが含まれていることがあるため、カンゾウによる副作用が強く出てしまう可能性があります。カンゾウを含む製品を服用する方は、服用前に成分を確認し、心配な方は薬剤師の方に相談するようにしてください。
口唇ヘルペス治療薬のビダラビンを含むものではペントスタチン製剤を使用中の方には使用できません。また、アシクロビルを含むものでは、プロベネシドやシメチジンを服用している方は注意が必要です。これらの薬剤は、アシクロビルの尿中への排泄を抑制することがあるので、併用は注意が必要です。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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