うがい薬

うがい薬の上手な選び方・使い方

うがい薬は、殺菌消毒の成分が含まれており、代表的なものとしてポビドンヨードがあります。ポビドンヨードはイソジンやジキニンなどに含まれており、口腔内及びのどの殺菌・消毒作用だけではなく、口臭の除去にも適しています。ポビドンヨードを使用する際は、水で希釈してから使用します。希釈する際はポビドンヨードを薄くしすぎると、殺菌消毒作用が減弱してしまうので注意が必要です。その他のうがい薬の種類としては、グルコン酸クロルヘキシジンやアズレンスルホン酸ナトリウム、セチルピリジウム塩化物水和物、グリチルリチン酸などがあります。セチルピリジウムは細菌や真菌に対する殺菌効果が強いとされています。グルコン酸クロルヘキシジンも殺菌消毒作用を持っており、歯周病菌に対して効果があります。アズレンスルホン酸ナトリウムは殺菌消毒作用は強くないものの、のどの洗浄やのどの潤いをもたらすのには適しています。また甘味があるため、ポビドンヨードのにおいが苦手の方におすすめです。マメ科植物であるカンゾウの根に含まれるグリチルリチンは抗炎症作用作用があるため、歯肉の炎症などに対して効果があります。
うがい薬はメントールやミントのような爽快感をもたらす成分が含まれているものがあります。香りが強いものでは、このような爽快感が苦手な方は、香りのない製品を選んだ方がよいかもしれません。

うがい薬の副作用と注意点

うがい薬は体調が悪いときや口の中にただれができている人にはお薦めできません。ポビドンヨードを含有する製品では、原液のまま使用すると、濃度が高すぎてアレルギーやショックを引き起こす恐れがあります。主な症状として、皮膚の痒みや蕁麻疹、息苦しさなどがありますので、これらの症状が現れた場合は注意が必要です。また、使用する際は、必ず薄めてから使用してください。

ポビドンヨードに含まれるヨウ素が遊離して一部体内に吸収されることがあります。ヨウ素は脳や身体の機能の活性化に関わる甲状腺ホルモンの材料であり、多すぎても少なすぎても身体に影響が出るとされています。甲状腺機能に障害がある方は、症状が悪化する恐れがあるので、使用は避けてください。また、妊婦の方の使用も注意が必要です。ポビドンヨードを含むうがい薬を妊婦の方が何度も使用し、ヨードを摂取すると、子供の先天性甲状腺機能低下症を引き起こす恐れがあります。
1日に3回以上ポビドンヨードを含むうがい薬でうがいする方は、通常1日に摂取するヨードの何倍も吸収してしまうともいわれているので、過剰摂取とならないように、使用回数や使用期間を減らしたり、ポビドンヨードを含まないうがい薬に変えるなどした方がよいかもしれません。

うがい薬の飲み合わせ

うがい薬の成分であるポビドンヨードはヨードを含んでおり、一部が遊離して体内に吸収されることがあります。限定的にポビドンヨードを使用しているのであれば問題ありませんが、毎日ポビドンヨードを使用している方では、体内のヨウ素量が多くなっていることがあり、甲状腺機能低下症を引き起こすことがあります。甲状腺機能低下症では甲状腺が急に大きくなったり、甲状腺の痛みや発熱、動悸などの症状がみられます。さらにヨウ素を含む食品(海藻類や魚介類、カップラーメンなどの加工食品)を多く摂ってしまうとヨウ素過多になりやすくなるので、ポビドンヨードを使用している方は、注意が必要です。甲状腺機能低下症はヨウ素過多が原因ですので、うがい薬の中止やヨウ素を多く含む食品の摂取の制限などを行い、ヨウ素の摂取量を抑えてください。甲状腺機能低下症による症状がみられたら、一度医療機関や薬局へ相談してください。

バセドウ病などの甲状腺機能亢進症の方も注意が必要です。バセドウ病の患者では、甲状腺の機能を抑える内服薬を服用している場合が多く、ポビドンヨードを含むうがい薬を使用すると、内服薬の効果が減弱してしまう恐れがあります。バセドウ病の患者では、なるべくポビドンヨードを含むうがい薬の使用は控えた方がよいかもしれません。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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