年末年始って、大型連休という楽しみもあるけれど、一年で一番食事が美味しい時期。
ついつい食べ過ぎちゃうし、飲みすぎちゃいますよね!(私だけじゃないはず)
忘年会は気の合う仲間と居酒屋をはしご、大晦日は年末特番を見ながら一年を労う奮発した食卓、年始はこの時期しか味わえない豪華なおせち、と考えただけでもお腹が空くようなメニューに、気持ちも幸せいっぱい〜って、ちょっと待ってください!
心は幸せでも、体に大きな負担をかけている可能性大です!

水を差すようなことを言いますが、その暴飲暴食が血中の中性脂肪を増やし、血管に負担をかけているかもしれません…

そこで今回は、中性脂肪と血管について、医師に話を伺いました。


<小鷹先生のプロフィール>
小鷹 悠二(おだか ゆうじ)
おだかクリニック(宮城県多賀城市)副院長。
宮城厚生協会坂総合病院、東北大学病院循環器内科、仙台オープン病院での勤務を経て、2018年より現職。循環器内科専門医、総合内科専門医として循環器疾患のみならず、内科疾患全般の診療を行っている。(経歴は2022年12月現在)
質問者
中性脂肪って体に悪いものなんですか?
小鷹先生

小鷹先生

中性脂肪とは、食物中に含まれる脂質や、人間の体脂肪の大部分を占める物質であり、いわゆる「脂肪」の事で、トリグリセライドとも呼ばれます。脂肪酸3分子とグリセリン1分子が結合した構造をしており、中性であることからこのように呼ばれています。


中性脂肪は、体のエネルギー源であるブドウ糖が不足した際に、代わりに使用する事ができる重要なエネルギー源となります。

普段人間の体では、食べ物などから得られた脂肪を体内に吸収、または肝臓で中性脂肪を産生し、体内の脂肪細胞に中性脂肪の形で蓄えます。多くの過剰な中性脂肪は皮下脂肪となりますが、皮下脂肪を増やすことで、体温の保持や内臓を衝撃から守る働きもあります。

1gあたりで利用可能なエネルギーが脂肪は9.3kcal、糖分(炭水化物)では4.1kcalほどである事から、脂肪分は利用できるエネルギーが大きいことが知られており、エネルギーを貯蓄するうえでは最も適した生体物質です。


中性脂肪の仕組み

このような中性脂肪の働き自体は悪いものではなく、むしろ生きていくためには非常に重要な物質であると言えます。


しかし、中性脂肪が増えすぎてしまうと、肥満などにつながり、健康を害する原因となってしまう事があります。

通常の場合、血液中の中性脂肪は1dlあたり50-150㎎程度が正常範囲とされています。

中性脂肪が高い状態でも、自分では自覚することはできませんが、高い状態を放置してしまうと様々な健康リスクを引き起こす原因となってしまう事もあるため、健康診断などで定期的に自分の血液中の中性脂肪を評価する事が大切です。

質問者
なるほど。私も実は数値が年々悪くなっているのですが、なぜ中性脂肪は増えるのでしょうか?
小鷹先生

小鷹先生

中性脂肪は、食べ物から直接摂取されるほか、過剰に摂取したエネルギーを利用して主に肝臓で合成されます。このようにして得られた中性脂肪は、血中を運ばれ内臓脂肪や皮下脂肪組織として貯蔵されます。


しかし、中性脂肪が増えすぎてしまうと身体変化として肥満として表れたり、目に見えない血管でも悪さをしてしまうのです。


中性脂肪が増えすぎる主な原因は、食べ過ぎ、飲みすぎによる脂肪・エネルギーの過剰摂取や、運動不足によりエネルギーが消費されない状態となり、代謝が悪くなってしまう事です。


中性脂肪が過剰に増える主な原因

肥満はともかく、血液中の中性脂肪はなかなか自分で気づくことができませんので、普段の生活の中で、食べすぎない、油っこいものをとり過ぎない、適度に運動するなどの生活習慣を意識するようにしましょう。

質問者
血中の中性脂肪が増えるとどうなるのでしょうか?
小鷹先生

小鷹先生

中性脂肪が高くなることで、血管の障害が起こり易くなります。


本来、健康な動脈は血管内の圧力に耐えられる様な柔軟性・弾力性を持っていますが、血中の中性脂肪が高くなり血管の表面にコレステロール等が溜まることで、血管が細くなり、弾力性を失ってしまいます。このような状態となってしまった血管は、様々な健康リスクを引き起こしてしまう原因となります。



血管の障害は、ある程度進行するまで無症状なことが多く、気づいた時には重大な健康リスクにつながることが多いので、日々のケアが大切になります。

質問者
今から予防を始めようと焦り始めました…。とは言っても、何をすれば改善できるのでしょうか?
小鷹先生

小鷹先生

予防については遅すぎるといったことはありませんので、気が付いた時点でアクションを取る事がとても大切になります。
健康な血管を維持するために最も重要なのは生活習慣の改善です。
どのような対策を取る事ができるか、解説していきましょう。


①食事について

食事について

最も基本となるのは食生活の改善です。

  • 塩分の取りすぎを避け、1日6g以下を目標とします。
  • 摂取カロリー量を適切に管理する。自分の標準体重=(身長m)2×22kgを求め、それに身体活動量(軽い労作で25~30、普通の労作で30~35、重い労作で35~)をかけることで1日当たりの必要カロリー量が計算できます。
  • 肉(とくに脂身)や卵・糖分・動物性脂肪等を含む加工食品、工業由来のトランス脂肪酸(バターやマーガリン、クリーム、菓子類など)のとりすぎを避けることも大切です。
  • アルコールは25g/日以下(ビールは500ml、日本酒1合、ワイン2杯弱)を意識しましょう。

急に厳格な食事内容に変えることは難しいですし、なかなか続きませんので、まずはできることから少しずつでも気をつけていきましょう。


②運動について

運動について

ウォーキングなどの、少し汗ばむような有酸素運動を、1日30分程度行う事が推奨されています。
外での運動が難しい、運動が苦手、加齢とともに足腰が痛い等の場合には、プールの水中ウォーキングや、場合によっては家の中でできるような体操等から始めても構いません。
少しでもできる範囲で、体を動かすことをはじめてみましょう。


③習慣について

習慣について

生活のリズムや習慣もとても大切です。

  • 1日3食の食事をする
  • 睡眠時間を十分に確保する
  • 喫煙など血管を縮める習慣は避ける
  • ストレスをためすぎない
  • 短時間でも外に出て、太陽を浴びる
  • 外気に触れる時間を作る

といったことも重要となります。


④サプリについて

サプリについて

予防の中心は生活習慣の改善であるため、あくまで補助的な位置づけですが、サプリも最近ではいろいろ販売されているものがあります。
基本的には副作用のリスクなどからも、様々な種類が配合されたものよりは、比較的配合成分が少ないもの、食事などにも含まれている成分のもの(摂取しても悪さをしないであろうもの)かを確認して選ぶことが大切です。


<参考文献>
1:日本動脈硬化学会 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017
2:日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン2019
3:Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2022 Apr;42(4):395-406. doi: 10.1161/ATVBAHA.121.317166. Epub 2022 Feb 10.
4:厚生労働省eヘルスネット https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-01-003.html
5:厚生労働省 eJIM https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/10.html


小鷹先生、ありがとうございました!


今回、ドクターズミー編集部がおすすめしたい商品は、キューサイの「血管ストレッチ」

キューサイの「血管ストレッチ」

詳しくは「血管ストレッチ」公式をチェック 


運動も食事も改善して、中性脂肪値を下げて健康な血管を維持していきたいけど、なかなか重い腰が上がらない…なんて私のような人も多いはず!
そんな人に ①買って ②飲む ことでセルフケアを始められる手軽さがいいですよね!
そんなキューサイの「血管ストレッチ」のポイントを紹介します!

① 血管をしなやかに、そして中性脂肪を減らす

『機能性関与成分として、加齢とともに低下する血管柔軟性を維持する“カツオ由来エラスチンペプチド”と、血液中の中性脂肪を低下させる“DHA・EPA”の2成分を配合。』とのこと。DHAとEPAはよく耳にする成分ですけど、エ…エラスチンってなんだ…


聞き馴染みのない成分ということで、編集部が勝手に調べてきました。


エラスチンは体や肌の弾力性を形成する成分として注目されているが、「血管の柔軟性に関与する」という実験結果が得られており、エラスチンの摂取有無による血管の比較実験では、圧をかけることで通常の血管よりもふくらむことが確認されている。また出生後は体内で生成されず、年齢とともに壊れていき、再生しないと言われている。

カツオ由来エラスチンペプチド イメージ図

中性脂肪値が高いと、血管関連の健康リスクが高まると言われていますが、食事や運動で中性脂肪を減らすだけでなく、血管をしなやかにすることで、健康リスクを抑えられるわけですね!

詳しくは「血管ストレッチ」公式をチェック

② サプリメントで毎日簡単に摂取

エラスチンは体内で生成されないからこそ、食で摂取したい!でも毎日の食事で摂るのは大変。と思ってしまうのは私だけでしょうか?
そんな時に頼りになるのが、日々の不足した栄養を補助してくれるサプリメントです。


1日2粒(目安)で良いので、とてもお手軽!
1日2粒(目安)で良いので、とてもお手軽!

サプリメントをよく飲み忘れちゃう人は、テーブルの一角に置くなどして、飲み忘れを防止しましょう!

ちなみに私は編集デスクの上に置いて、毎日出社してから飲むようにしています。
ちなみに私は編集デスクの上に置いて、毎日出社してから飲むようにしています。

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というわけでドクターズミー編集部のおすすめ、キューサイの「血管ストレッチ」はいかがだったでしょうか?


このサプリメント、よく見ると実は機能性表示食品なんです。

機能性表示食品

機能性表示食品とは、国の定めるルールに基づき、食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を消費者庁に届け出ているということ。悩める症状を本気で軽減したいからこそ、科学的な根拠のある信頼性のあるサプリを選びたいものです。


健康診断で中性脂肪値が不安な方や、血管の健康が気になる皆様は、ぜひチェックしてみてくださいね!


詳しくは「血管ストレッチ」公式をチェック 


※専門家のコメントは商品の推奨及び、商品の効果効能を保証するものではありません。