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私は、妊娠8ヶ月目で経過良好、既婚で夫婦仲良好、夫婦ともに30代前半共働きで収入...

カウンセラーへの相談

相談者32歳/女性
私は、妊娠8ヶ月目で経過良好、既婚で夫婦仲良好、夫婦ともに30代前半共働きで収入に問題なし、双方の両親離婚歴なし、の女性です。

妊娠が嬉しくありません。義務感の方が強いです。産休育休で職場に迷惑をかけることが心苦しいです。悔しいです。芸能人の妊娠報告が、本音なのか建前なのか分かりません。周囲に同じ考えの人はいません。不妊治療する人のモチベーションはなぜ生まれるのか、分かりません。

なぜ妊娠はめでたいのですか。
なぜ多くの女性は赤ちゃんが欲しい、妊娠が嬉しいと思うのですか。
私のように家庭に問題ないのに素直に喜べない人は他にもいますか。
産休前、職場に『ご迷惑おかけして申し訳ありません』という時に、どうしたら泣かずに済みますか。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

こんにちは
心理カウンセラーの小高でございます。

ご相談内容を拝読させて頂きました。

妊娠に対するお気持ちは人それぞれですから
世間一般的な価値観や考え方ではなく
ご相談者さまにとっての大切な妊娠との向き合い方について
みつめていけましたらと思います。

頂きました内容からも、とても恵まれていらっしゃり
幸福感にあふれた環境が整っていらっしゃるようですね。

そういったご自身を冷静に客観視されながら

今回「妊娠」をされたことはご夫婦でご相談をされて
妊娠をされたのか、自然な流れで妊娠をされたのか。。。
デリケートなことではございますが
望まれた妊娠でいらっしゃるのかについてお聞かせ頂けますか?

また、妊娠を素直に喜べない方もいらっしゃいますよ。

不妊治療をされている方も、どこか「妊娠しなくてはいけない」とご自身を追いつめられ、何のための妊娠でいらっしゃるのか
わからなくなり、治療を休憩されお気持ちの整理ができたときに
自然妊娠をされる方もいらっしゃり、
そこで本当に赤ちゃんが欲しかったんだ。。。と認識される方も
いらっしゃいます。

頂いたご相談内容からも、他者のご意見や評価を気にされているようにもお見受けできますが
まずは、ご自身として(他人のことは気にせず)
率直に妊娠を望まれたいらしたのか?
お子さまに対するお気持ちをお聞かせください。

周囲との関係性は、ご自身の在り方をみつめてからでも
遅くはありません。


心理カウンセラー
小高千枝
相談者32歳/女性
小高様

丁寧にご返信くださり、ありがとうございます。

理想よりも一年早い妊娠になります。理想がなぜ一年後だったのか、と言いますと、仕事の関係で結婚後数年別居していたため同居開始してから少なくとも1年は夫婦2人だけの生活を送りたいから、また、高齢出産になる前に第一子を産んだ方が賢明だろう、と思っていたから、です。
理想より一年早いですが、公私ともに、やり残した感はありませんので、タイミングについては、仕方ないと思えています(いつ妊娠しても、職場に迷惑かかることは変えられない)。

ただ、今回妊娠せずに理想通り一年過ごせたとしても、子どもが欲しいという心境になったか、望んで妊娠を迎えられたか、自信ありません。かといって、子供を持たないという一般的ではない選択肢を検討する意義は感じませんでした。また、一般的でないことを選択する勇気は私には無いです。思うのは、人生どこかで産まなければならない、遅いほどリスクが高くなる、体力的に早いに越したことはない、仕事の忙しさを理由に私生活を制限しても報われない、妊娠を先延ばしにして後々不妊などに悩んだ時に過ぎた時間は戻らない、ということです。

赤ちゃんを望む、という気持ちに対する疑問は、幼少の頃、幼い女の子用の赤ちゃんのお人形のCMを見て、『誰が欲しいのだろう』と理解できなかった感覚に似ています。望みよりも、義務感や、将来後悔しないための保険的位置付けだと思います。

これまで生理の度に、子どもを産まなければ何の意味もない、と恨めしく思っていました。男だったら生活を変えなくても良かった、男も子どもを産めばいい、なぜ女ばかり、という思いもあります。性交しなければ妊娠せず、妊娠報告は性交報告に感じるのも、辛いです。

出産したら、子どもが可愛くて妊娠出産を肯定できるようになるのか、第二子が欲しいと思えるものなのでしょうか。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

こんばんは
心理カウンセラーの小高でございます。

お返事を拝読させて頂きました。

ご自身の人生のことをとてもしっかりと考えていらっしゃり
生き方の姿勢が素晴らしいと感じました。

また、「一般的な」という表現をされていましたが
仰っている意味やお気持ち、よく理解できます。

ご自身のお身体のこと(どんなに健康であっても年齢とともにリスクは高くなります)
将来を考えたときに、お子さんがいた方がいいのではないだろうかと言うこと
そして
おめでたいということではありますが
性交を意味するということも確かにそうですね。
生理も何のためにあるのか。。。考えてしまうこともご無理はありません。

また、ここまでしっかりと物事を考えられることは
決して悪いことではございませんが
今までもこういった考え方の傾向はございましたか?

性に対する抵抗感を抱かれていらっしゃるのはいつ頃からでしょうか。

ご自身の人生の在り方をシナリオ通りに進めていきたいという
お気持ちが強いようにもお見受けできました。

心理学で「人生脚本」という言葉がございます。
人間は無意識の中で自分の人生の脚本を描いており、その脚本通りに生きようと
する心理傾向です。

ただ、その脚本は書き換えることができます。

幼少期の頃から、「赤ちゃん」に対しての抵抗感がおありのようですが
その頃からの思考パターンや、お子さまに対する抵抗感はどういった経験から
きていらっしゃるのかについても
少し掘り下げさせて頂けましたらと思います。

デリケートな問題にもなりますので、ご無理のない範囲でお伝えくださいね。

心の状態を受容し、冷静にご相談者さまの価値観を客観視できるようになりますと
お子さまとの生活も見えて参ります。

焦らずに向き合って参りましょう。

ご連絡お待ちしております。


心理カウンセラー
小高千枝