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主に私の母についてです。 家族は母、父、姉、私の四人です。 私はこの春社...

カウンセラーへの相談

相談者23歳/女性
主に私の母についてです。
家族は母、父、姉、私の四人です。

私はこの春社会人になり、片道3時間かけて田舎から都内の職場に通っていますが、交通の不便さや時間のもったいなさなどで、いい加減一人暮らしを始めたいと思っています。

ですが、母親がネックで悩んでいます。

母は父と仲が悪く、私と犬くらいしかまともなコミュニケーションを取りません。
性格は病的なほどひとりよがりな育ちで、社会でまともに働くこともできず、内弁慶です。
父とはもう十数年仲が悪く、キツく理不尽に当たったりしているので、姉は母親が嫌いです。父ももう今更愛はないです。
母は、唯一まともに相手をする私に依存している、という感じです。

長年その状態で離婚したりしないのは、家族が崩壊することで母は唯一の「専業主婦・母親」というアイデンティティを失ってしまうからじゃないかと思います。
何より、日常の大きな変化を怖がっています。父を憎むことももはやアイデンティティーのようで呆れてます。

そんな状況から、私自身、本当にずっと自由になりたいと思っています。

話は戻り、私が家を出たとして、「専業主婦、母親」という立場が無くなったら、母は自殺してしてしまうんじゃないかと思います。それくらい、なにもない人です。
以前母とコミュニケーションが希薄になった際、母は統合失調症のような状態でかなり危ない行動に出たので、そのような事態を懸念しています。
精神科はその際受診して薬を処方されましたが、結局のところ精神疾患なのか性格なのかきわどいところです。
あと、母にはいつ倒れるか分からないような身体的な不安もあります。

長くなってしまいましたが、
私はこれからどう母親と付き合っていけば良いのか、どう身の振り方をしていくのがベストなのかわかりません。

家族の仲を通常に戻すことは、頑張ってきましたがもう諦めています。母親の性質が変わらない限り。
姉と父は聞き分けはある方ですが、母が嫌だという点はもう揺るがないのかなと思います。

今年に入り、母親の母親(つまり祖母)が倒れ、数日経って私が発見した頃には手遅れで亡くなっていました。
母は自分の母さえ憎んでいて、家にいるにもかかわらず一切世話をしていませんでした。

その件から将来を想像すると、
私も母親を厄介に思い、置いて好きにしていたら、同じようなことになるんじゃないかと怖いです。とても苦い未来です。

母自身自分の性格や身体の弱さに辛さを感じている気がするし、
できることなら、楽にしてあげたいです。
同時に、私自身、新しい生活をしたいのも事実です。

ぐちゃぐちゃで申し訳ないのですが、
母親に対して、私や家族に対して、アドバイスを是非いただきたいと思っています。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

はじめまして
心理カウンセラーの小高でございます。

ご相談内容を拝読させて頂きました。
本来、安心出来る関係でありたいご家族が不安定な状態のため
ご相談者さまもお気持ちが混乱され、
お辛い状況であるということ
頂いた内容からとても伝わって参りました。

お母さまの状態はとても心配ではございますが
お母さまとご相談者さまの間に「共依存」があるようにお見受けできました。
「共依存」とは(簡単に申し上げますと)
お互いに、負の感情で依存しあい
そこに存在価値を感じてしまうことです。

ただ、共依存のスパイラルに巻き込まれている間は
プラスの要因を何も生み出しません。
ご心配な面も多々おありかと思いますが、お父さまやお姉さまに
お母さまのことをお願いし、一度家を出られることも検討された方が
よろしいようにも感じます。

物理的距離と精神的距離は「=」で結ばれます。
ご相談者さまは家を出られ「母親」というポジションが無くなったとしましても
実際に「母親」でなくなったということではありません。
時々、気にかけ連絡を最初はこまめにするなど
「お母さんを見捨てたわけではない」という意思表示をしてあげることで
お母さまが安心感を持つこともできます。

ご相談者さまの人生です。
お母さまを思いやる優しいお気持ちはとても素晴らしいことですが
いま一度、ご自身がどういう人生を歩まれたいのか
ビジョンをお聞かせください。

そのビジョンに添って、お母さまのことも考えながら
今後のことをお話できればと思います。


※お返事の際は文字制限をご確認いただきまして
ご連絡を頂けますと幸いでございます。


心理カウンセラー
小高千枝
相談者23歳/女性
まとまりのない相談に真摯に応えていただきありがとうございます。

私自身はクリエイティブ系の業界に入っております。本当にその道でずっと生きてゆくならばやはりフットワークは大事で、集中できる環境に身を置くことが今後の未来の形に大きく関わっていくだろうと焦りを感じていました。

共依存であることに自覚はなんとなくあったので、それを一度変えるような後押しを必要としていました。専門の方にコメントをいただきありがたい次第です。

さしつかえなければ、このような親子・家族の関係を専門に扱うような学問の分野、または、専門の相談施設などがあれば教えていただけると幸いです。
同じような事例の他の方のお話なども聞いてみたいところです…。
公認心理師:小高 千枝先生からの回答
ご相談者さま

こんにちは
心理カウンセラーの小高でございます。

お仕事のことや、ご自身で感じられていた「共依存」のことなど
お辛いお気持ちの中お伝えくださりありがとうございます。

クリエイティブ系のお仕事をされていらっしゃるのですね!
ご自身の感性を磨くにあたりましても、安心出来る環境は必要不可欠になります。
環境として人的環境・時間的環境・空間的環境を大切にしなくては
なりません。
共依存から脱することで結果としてお母さまのためにもなりますからね。
道のりは長いかもしれませんが、ご相談者さまの将来を考えて
向き合うことができましたらと思います。

また、専門施設やご相談窓口ですが
私がお世話になっている東京未来大学のこども心理学部長出口保行先生は
よくご理解してくださる方であると思います。
ただ、個人的な臨床をされているか確認をしなくてはいけません。

私はDV・モラハラなどによる「共依存」を専門的に扱っており
親子関係の改善などのご支援もしておりますので
弊社で差し支えなければご相談にいらしてください。


心理カウンセラー
小高千枝
相談者23歳/女性
迅速なご対応、感謝いたします。
冷静に専門の方に判断いただき、すこし前向きに整理がつきそうです。

事が荒だつのはおそらく回避できないことですが、このままでいても変わらないと思うので、少しずつ身近な人の助けを借りつつ動いていこうと思います…。

窓口の紹介もありがとうございます。少し客観的に見る意味としても、単に勉学の興味としても、知っておきたいことでした。

事が動いたり、動かなかったりで再び整理がつかず行き詰まってしまったときには、またあらためて相談させてください。ありがとうございました。