- トップ
- みんなのQ&A
- 納豆には,ビタミンKが含まれているため,血液をさらさらにする効果を減少させると聞...
納豆には,ビタミンKが含まれているため,血液をさらさらにする効果を減少させると聞...
栄養士への相談
-
相談者:58歳/男性
-
相談日:2018年02月28日
- 相談者58歳/男性
-
納豆には,ビタミンKが含まれているため,血液をさらさらにする効果を減少させると聞きました。今もですがldlコレステロール値が高いので動脈硬化予防で納豆を食べています。ビタミンKを取り除いた、ナットウキナーゼのサプリメントがあるとも聞きました。動脈硬化予防のためには,栄養士さんの立場から,どちらがよいですか。私は,できれば納豆を今まで通り食していきたいです。好きですから。一番いいなあと私が思っているのは,納豆もサプリも両方食べることです。でも,ナットウキナーゼの多量摂取による副作用のような健康をかえって害することがあるといけないし。よろしくお願いします。
-
栄養士からの回答
-
こんばんは。
納豆は、
血液をサラサラにする作用がある成分(ナットウキナーゼ)と
血液を凝固させる作用がある成分(ビタミンK)の
2つの成分を持った食品です。
ビタミンKひとつだけを取って考えると、納豆は血液を固まりやすくしてしまう、動脈硬化の原因になる不健康な食べ物に思えてしまいます..。しかし私たちがよく納豆を食べているからと言ってそれが原因で動脈硬化になることはありません。それは血液をサラサラにする作用のあるナットウキナーゼも含まれているからです。
つまり..
出血があったときには血液凝固作用のあるビタミンKが働き止血でき、出血がないときはナットウキナーゼにより血液がサラサラと体の中を流れる、ということです。
人にはどちらの成分も必要ということです。
納豆はとても優秀な食品だと思います。
動脈硬化予防のためでしたらぜひ今までどおり召し上がることをお勧めいたします。
ここで納豆をお勧めできないのは、
なんらかの疾病などでワーファリン等の血液をサラサラにする薬を医師から処方されて飲んでいる方です。そのような方が納豆を食べてしまうと納豆に含まれるビタミンKと薬がバッティングして薬が効かなくなってしまうからです。そのような薬を飲まれておらず、予防のため、ということでしたらぜひ納豆を召し上がってください!
ちなみに栄養士である私も納豆は大好きで毎日食べています。
長文すみませんでした、
わかりにくかったところや他にも気になることなどあればまたお気軽にご質問ください。
- 相談者58歳/男性
-
ありがとうございました。