低温障害/凍傷/凍瘡/全身性低体温症ていおんしょうがい/とうしょう/とうそう/ぜんしんせいたいおんしょう

カテゴリ
中毒と環境因子の病気
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医師監修

低温障害/凍傷/凍瘡/全身性低体温症とは

低温障害/凍傷凍瘡全身性低体温症のうち、凍傷凍瘡はマイナス4度以下の凍結温度にさらされた時に発症する、寒冷刺激によって生じる組織の局所障害です。凍傷は組織の凍結がありますが、凍瘡は組織の凍結を伴いません。全身性低体温症は、全身を長時間寒気や冷水にさらされ体温が35度以下に低下した状態のことをいいます。

低温障害/凍傷/凍瘡/全身性低体温症の症状

低温障害/凍傷凍瘡全身性低体温症の症状は以下のようになります。
凍傷は、組織障害深度によって違います。表層性凍傷の場合、紅斑や水疱を形成、解凍後は灼熱痛や充血、むくみなどがみられます。深部凍傷の場合、組織の潰瘍、壊死が起こります。
凍瘡の症状は耳や鼻、足の指先が赤くなったり、腫れ、水疱ができ、多くの場合かゆみを伴います。
全身性低体温症の症状は、皮膚は冷たく蒼白に変色します。意識障害、血圧低下、徐脈がみられるようになり、呼吸が浅くなります。四肢の硬直がみられ、低体温が進むと随意運動がなくなります。体温が24度以下になると肺水腫になるため呼吸状態が悪化し、心室細動の可能性が高くなり、体温が20度になると心停止が起こります。

低温障害/凍傷/凍瘡/全身性低体温症の原因

低温障害/凍傷凍瘡全身性低体温症が起こる原因は以下のようなものがあります。
凍傷はマイナス4度以下の寒冷刺激にさらされた時に発症します。風力が強いとき、湿度が高いとき、さらされている時間が長いとき、軽装のときに発症しやすくなります。また、高齢者や栄養状態の悪い人は発症しやすいです。
凍瘡は慢性的な寒冷刺激に繰り返しさらされることが原因で発症します。
全身性低体温症は、一次性低体温と二次性低体温に分けられます。一時性低体温は雪山での遭難など全身性の寒冷暴露と海難事故など全身性の冷水暴露が原因です。二次性低体温は、飲酒や薬剤の服用、糖尿病や甲状腺機能低下症などの基礎疾患が背景にあり、寒冷にさらされたときに発症します。

低温障害/凍傷/凍瘡/全身性低体温症の治療法

低温障害/凍傷凍瘡全身性低体温症の予防は以下のことが考えられます。
凍傷は、寒冷地に軽装で出かけない、アルコールは症状を促進するので控えるなどして予防します。発症した場合は、患部の末梢部分まで赤みが戻るように40から42どの温水で急速に加熱します。
凍瘡も暖かい格好をするなどして予防します。発症した場合は保温とマッサージを行い、場合によっては血行を改善するための薬剤投与も行われます。
全身性低体温症では、雪山での遭難時など暖かい毛布にくるまるなど体を加温することが大事です。発症した場合の治療は、体の加温と呼吸循環機能の管理を中心とした全身管理が必要になります。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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