春の紫外線は要注意!夏前に始める正しい紫外線対策

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3月に入り、徐々に暖かくなってきました。みなさん、紫外線対策はばっちりですか?

春とはいえど、意外と日差しは強いのです。では、春の紫外線にはどのような対策をすれば良いのでしょうか。

今回は春の紫外線対策、紫外線を浴びやすい場面、紫外線の対策方法を医師の松本先生に解説していただきました。

春に紫外線対策をする必要性とは


春はまだ、お肌が冬モード。紫外線が少ないのに慣れた状態で、そんなお肌にもろに紫外線を浴びると、準備ができたお肌よりもダメージが大きくなってしまいます。

しかも、太陽の角度の関係で、6月の夏至の頃を中心に、紫外線量は変わりますから、3月の紫外線の量は実は9月と同じで、かなりの紫外線量なのです。

さらに、乾燥していますから、お肌に与える影響もより大きくなります。

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春の紫外線、注意する時間帯


紫外線量は太陽の角度と関係していますので、年間を通じて、10時~14時頃が最も多く、特にその時間帯は注意が必要です。

なお、肌の奥深くに浸透し、色が黒くなり、シミしわやたるみのもとになる「紫外線A」は冬だからと言ってそれほど量が減るわけでもありません。

うっかり紫外線を浴びてしまいがちな場面


洗濯物を干す、買い物などのちょっとした外出


それほど日差しを浴びないような気がするでしょうが、肌の傷みは紫外線量の積み重ねなので、こうした「ちょっとしたこと」には充分注意が必要です。

窓際


紫外線Aはガラスを通します。曇った日も同じく紫外線Aの量はそれほど減りません。

窓際や曇った日はつい気を許してしまいがちですが、同じように対策が必要ですし、また、車に乗っているときも注意が必要です。

湖や海などの水辺


この時期に泳ぐ人はあまりいないでしょうが、水の表面は紫外線を反射します。空からと水面の2倍で襲いかかってきます。

高地


太陽により近く、空気が澄んでおり、紫外線量が増えます。

窓が多いところ


都会の建物には窓がたくさんありますが、窓は紫外線を反射します。

特にビルが乱立するところは反射した紫外線をさらに反射しかねません。

雲が多めの晴れた日


降り注いだ紫外線が雲によって反射され、紫外線を浴びやすくなります。


スキー焼けと言いますが、雪も紫外線を反射しやすいです。

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紫外線を受けやすい体の部位



しわやシミが増えますし顔が綺麗でも、首にしわが多いと歳を取って見えがちです。

冬はマフラーなどで覆っても、春はむき出しにすることが多いでしょう。


長袖を着ても、手はどうしても露出しています。


腕は暑いからと袖をまくったり半袖などを着て、突然肌を露出すると結構日焼けします。

脚・足


影になりやすいのは確かですが、アスファルトなどからも紫外線は反射しますし、脚、足への対策も怠らないようにしましょう。


紫外線による影響で白内障になることがあります。

頭皮


スプレーなどを除いて頭皮に日焼け止めを付けることは少ないので、意外と影響が多いでしょう。抜け毛、ふけ、かゆみなどの元にもなります。

紫外線を浴びてしまった場合のケア

最初は冷やす



日焼け火傷と似ています。直後はできるだけ冷たい流水やガーゼに包んだ保冷剤などで冷やすことが大切です。我慢できないような火照りが広い範囲にある場合は診察をしてもらった方が良いでしょう。

化粧水やクリームはよほど質の良いものでなければ肌に刺激を与えるので、ひりひりした場合は痛みが取れるまで待ちましょう。また、水を飲んで全身の脱水を改善することも大切です。

赤みが引いてきたら保湿



赤みや痛みが引いてきたら、紫外線により乾燥した肌に、質の良い化粧水などで優しくパッティングないし、コットンシートに化粧水を含ませて貼るのも良いでしょう。

満遍なく保湿することが大切で、メラノサイトが活性化して色が黒くなりますので、刺激をおさえましょう。

紫外線に効果がある食材



アロエの葉っぱを切って、ジュルっとした汁を塗ったり、食べると炎症を抑える効果がありますし、ラベンダーのフローラルウオーターにも抗炎症作用などがあり、化粧水代わりに使うと良いでしょう。

肌のダメージを回復するにはポリフェノールやビタミンCやE、ベータカロチン、タンパク質(野菜や果物、ナッツ類、肉類)などの抗酸化力や体の修復作用のあるものを食べると、体の中から日焼けによる肌の障害を減らす可能性があります。

その他



質の良い睡眠には体の修復作用がありますし、眠らなければなかなか治らないのです。

また、皮膚がボロボロむける時に剥くと、肌を傷つけて炎症のもとになるので絶対にしないようにしましょう。

春の効果的な紫外線対策


日よけ


年中同じですが、日傘、つばの広い帽子、マスク、長袖などで物理的に覆ってしまうのが一番です。白いものでも紫外線は80%位減ります。

日焼け止め


日焼け止めはSPFの高いものを使うのではなく、20‐30程度のものを20~30分おきに塗り直す方が効果的です。

また、日焼け止めの中には危険な成分を含むものも結構あり、肌を傷めてしまうこともあります。もっとも問題が少ないとされているのはナノ粒子加工されていない酸化亜鉛です。

しかし酸化亜鉛もお肌を乾燥させてしまったり、ある程度は活性酸素を発生させると考えられるので、必要ない時にはなるべく付けない、綺麗に落とす、ということが大切です。

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最後に松本先生から一言


紫外線によるシミやしわは避けたいですが、紫外線Bはホルモンを作るために体にとっては大切で、手や足にはある程度浴びた方が、健康的です。

今の日本人女性の80%はビタミンDが不十分とされますので、どこもかしこも覆ってしまうのではなく、効率よく紫外線を浴びて、健康的に過ごしたいですね。

それから、紫外線だけでなく、スマホなどから出る電磁波もしみやしわの原因になりますよ。

太陽光だけ避けて、いつもスマホを見ていると、やっぱりしわだらけになるのでご注意を!

(監修:医師 松本明子)
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監修:医師 松本 明子

1968年生まれ、鳥取大学医学部卒業。広島の病院で内科勤務した後、2009年~海外転出し、アメリカで予防医学を学ぶ。
2013年~「DNA Diet and Lifestyle遺伝子に沿った食事と生活」という、オンライン健康プログラムにより自然治癒力を最大限に引き延ばす、老化と病気の予防と治療のための健康指導を行っている。
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