医師監修

職業性アレルギーとは

職業性アレルギーとは、職場環境が要因となって、アレルギー反応を引き起こす病気です。原因物質には、植物性や動物性、薬物、化学物質や金属などの粉塵があげられます。これらの原因物質が職場には存在している可能性があると、労働者にくしゃみや鼻水、気管支喘息や皮膚炎などのようなアレルギーの症状が現れます。

職業性アレルギーの症状

職業性アレルギーでは、アレルギーの要因が多様である事から、体に現れる反応も差異があります。

症状としては、代表的なものとしては、くしゃみや鼻水があります。また、鼻づまりも主なアレルギー症状として現れます。

喘息のような病状がある場合には、息切れや胸部の圧迫感、咳などの体の変化がもたらされます。

こうした呼吸器系などのアレルギー反応の他にも、皮膚の荒れやかゆみなどの皮膚症状や消化器系にアレルギーの問題が生じることもあります。
職場で現れるアレルギーの病状は、一般的な日常生活の中でも起こりうる事から、職業性である点が見逃されがちです。通常は、職場を離れると病状が改善し、職場に戻ると再発する傾向が強いです。

職業性アレルギーの原因

職業性アレルギーが引き起こされる原因には、職場の環境の中にある、アレルギー物質が要因として存在します。
農業や酪農では、花粉や動物の毛や垢などが要因となっている場合があります。

また、小麦粉、木材の粉塵といった植物由来のケースもあります。その他、薬物や化学物質が要因となって、職業性アレルギーが引き起こされることもあります。

アレルギー反応を引き起こす原因物質は非常に多岐に渡るため、その特定が難しいこともあります。アレルギー物質の特定のためには、職場の環境について詳細に分析することが必要です。

また原因となるアレルギー物質は、刺激物質であれば、就業の当初から労働者にアレルギーの症状をもたらす可能性が高いです。

職業性アレルギーの治療法

職業性アレルギーの予防の方法としては、職場に存在するアレルギー物質を避けることが重要です。そのため、花粉や粉塵などを吸い込まないため、マスクや手袋などの道具を使用するという方法があります。
まずは、何が職業性アレルギーの原因となっているのかについて、原因物質の特定を必要とします。症状や、さらには職場の環境を調べた上で、アレルギーの原因となっている物質を特定します。
対症療法としては、吸入ステロイド薬や抗ヒスタミン薬を用いることが方法としてあります。またさらに、アレルゲン免疫療法も効果があることがあります。
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