河合美智子さん“脳出血”から復帰 高血圧の人が注意したい症状とは?

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監修:Doctors Me 医師

2017年1月17日(火)女優河合美智子さんが脳出血から復帰後初めて公の場で会見を開いたことが話題となりました。(参考

河合さんは現在仕事復帰に向けてリハビリを進めているとのことでしたが、脳出血とはどのような疾患なのでしょうか。

今回は脳出血の症状、原因、検査や治療方法まで、医師に解説していただきました。

脳出血とは


脳の血管から出血する病気で、脳梗塞やくも膜下出血などとともに、脳卒中と総称される病気のひとつであり、日本人の三大死因の一つです。

脳出血の種類


■ 高血圧性脳内出血
高血圧を長期間患うことによって、動脈硬化が進み、もろくなった血管が高い血圧に耐え切れず切れて出血すると考えられています。脳の深い部分で特に起こりやすいといわれています。

■ 脳血管の異常、奇形による脳内出血
脳動静脈奇形や脳動脈瘤、あるいはモヤモヤ病などに起因するものがあります。

■ 脳梗塞後
脳梗塞を起こした後の血管が再度開通する際に、脳出血を起こすことがあり非常に重篤な状態になるものがあります。

■ その他
加齢によって血管が弱ったりした場合にも脳出血を起こす例があります。

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脳出血の原因


■高血圧

■動静脈奇形

■モヤモヤ病

■脳動脈瘤

■加齢

■外傷

■脳腫瘍からの出血など

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脳出血の前兆


めまいや頭痛、ふらつきや嘔気、手足のしびれなどが前兆としてある場合があるといわれていますが、はっきりこれが前兆である、という症状はないようです。

脳出血の症状


■身体のしびれや動きにくさ、話しにくさ

■視野の変化

■意識消失や意識がもうろうとする

■吐き気

■めまい

重篤な例では死に至ることがあります。

脳出血の検査


脳出血が疑われた場合、脳神経外科の医師による診察や神経所見に加え、頭部CTや脳血管撮影、血液検査などが行われます。

脳出血の治療


保存的治療


全身の状態を見ながら、脳内出血の後に乱れがちな血圧の調節や必要に応じて脳浮腫の治療などを行っていきます。

手術治療


脳内にある血だまり(血種)がその周囲の脳を圧迫して症状を出している場合などに行われます。

血種を取り除くことが重要な目的で、すべての脳出血で手術が行われるわけではありません。

脳出血で懸念される後遺症


片麻痺


後遺症の代表的なもので、左右どちらかの手足などが麻痺するものです。

失語症


左脳の言語中枢が障害された場合に起こります。

性格変化


感情のコントロールが効かなくなったり、認知症の症状が現れる場合があります。

嚥下や発声の障害


食べ物の飲み込みが悪くなったり、声が出しにくくなったりすることがあります。

脳出血により要するリハビリ


日常動作の訓練


手足の片麻痺に対しては、拘縮の予防などを含め、リハビリによって少しずつ日常動作の訓練を行っていきます。理学療法や作業療法などが行われます。

言語訓練


失語症に対しては、言葉を取り戻すための専門の言語訓練が行われます。

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最後に医師から一言


脳出血はかつては予後の良くない疾患であったと思いますが、現在は医学の進歩により、ずいぶん予後も改善しています。

ただ、恐ろしい疾患であることには変わりないので、高血圧などには十分注意していきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)
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