毎年恒例、年末大掃除の時期ですね。

 

大掃除となると、いつもはなかなか手を付けられずにいた場所にも着手しなければならず、気がついたら自分がホコリまみれに…ということもあると思います。

 

そこで今回は、特に注意して掃除した方がいい場所や、掃除中に気をつけたいことについて、武井先生に解説していただきました。

 

 

大掃除をする前に!まず気をつけたいこと

 

手袋・マスク・ゴーグルの着用

大掃除では、さまざまな場所で洗剤を使用することがあるでしょう。洗剤に直接触れないように手袋をするなど、事前に準備をしておきましょう。

 

アトピー性皮膚炎や湿疹などのかゆみがある方は特に、洗剤による接触性皮膚炎(かぶれ)に注意が必要です。

 

また、その他にもアレルギーなどの予防のためにマスクを着用したり、場合によってはゴーグルを着用して掃除するようにしてください。

 

子どもへの配慮

子どもがいる場合は、お手伝いをお願いすることもあると思います。

 

子どもが掃除中に足を滑らせることも考えられますので、滑りやすい浴室・洗面所・台所などでは特に、転倒やケガをしないように大人が注意してあげましょう。

 

換気

掃除中は換気をしながら行うようにしましょう。

 

特に、浴室においては、洗剤などから発生する臭いやガスによって気分が悪くなるなどの症状を訴える方も多く、搬送される方もいます。換気をこまめに行うことが重要ですよ。

 

 

特に注意して掃除したい場所とは

 

エアコン

エアコンの大掃除では、アレルギーをお持ちの方は、ほこり・ダニ・カビ(真菌)などにより咳込み、咳が長引くなどの症状が出る場合があります。

 

特に、トリコスポロンという種類のカビには注意が必要です。このカビは、エアコンのフィルターに含まれるほか、天井・押し入れ・家具の隙間などで増殖することがあります。

 

症状が悪化し、喘息に似た呼吸困難となる場合もあります。治療をせずにこうしたカビなどを吸い続けると、呼吸機能が低下する可能性があります。

 

そのため、掃除中の換気がやはり重要であり、日々の掃除の習慣として、2〜4週間ごとにフィルターの掃除をすることも重要です。

 

加湿器

加湿器の掃除は、普段頻繁に行っていなくても、大掃除を機会に掃除するようにしてください。

 

水があり、特にぬるいお湯を使う加湿器のような環境下では、レジオネラ菌が繁殖することがあります。

 

レジオネラ菌は、普通の状態であれば感染しませんが、病気の人・幼児・高齢者などは免疫が低下しているので、肺炎などを引き起こす可能性があります。

 

このため、加湿器に黒いカビやほこりがある場合には、クエン酸(アルカリ)を含む洗剤を使用し細部まで洗って、しっかり乾燥させるようにしてください。

 

また、中性洗剤を使用してもよいですが、細かい部分までブラシやスポンジなどでしっかりとこすって洗い落してください。

 

 

大掃除中によくありがちな事故やケガとは

 

大掃除をすると、椅子やはしご、テーブルなどに乗って高い所を掃除することがあると思います。この際、子ども・成人ともに転倒や落下による骨折、頭部打撲することがあるので注意しましょう。

 

場合によっては1カ月後に歩行困難・認知機能の低下などの硬膜下血腫となることもあります。

 

足場が不安定な場所で掃除をする場合には、長時間行わない、足場を広くして安定させる、1人で無理をしないという配慮が事故予防には重要です。

 

 

最後に武井先生から一言

 

大掃除を行うにあたり、事前にリスクに関して知識を持っていれば回避できますので、みなさんで大掃除を楽しく安全に行い、素敵な新年を迎えてください。