ドライアイに関する薬

薬剤師監修

ドライアイの薬の上手な選び方・使い方

仕事や趣味の一環で、長時間パソコンなどの液晶画面と向き合う事の多い人がなりやすい目の病気の一つに、ドライアイがあります。

目を潤わす涙が不足している事が原因で起こる症状である為、刺激が少なく角膜への影響を極力抑えられるものや、涙や目薬が長時間目の中に留まるよう保湿をしてくれるヒアルロン酸ナトリウム、塩化ナトリウムや塩化カリウムなど、涙に近い成分や目を保護する成分が多く含まれている目薬を選ぶとよいでしょう。反対に、長期に渡って使用を続ける事で角膜に悪い影響を起こす可能性がある防腐剤や、血管収縮剤が入っているものに関しては、使用法によっては逆にドライアイの症状を悪化させる事にもなりかねません。その為、治療を目的としての使用は避けるようにしましょう。また、目薬をさす前には汚れや細菌などが指先から容器へ移ってしまう事を避ける為にも、よく手を洗う事が大切です。

目薬をさした後は、しばらく瞼を閉じていたり目頭を軽く押さえるなどして、涙点から薬が流れてしまうのを防ぐようにします。

使い終わった目薬は容器の先端に埃や菌が付着しないようしっかりと蓋をした後、高温多湿を避けて清潔な場所に保管するよう心掛けましょう。

ドライアイの薬の副作用と注意点

ドライアイの方用に開発された目薬はあちこちの店頭で見掛けますが、乾燥している目に悪影響を及ぼす成分を含むものも少なくはありません。

特に上記で述べた防腐剤というものは、開封後の細菌汚染やカビの繁殖を防ぐ事を目的として一般の目薬には殆ど含まれている薬剤ではありますが、目にとっては異物でもある為、洗い流す必要があります。しかしドライアイを患っている場合、通常時よりも涙の分量が不足している為に防腐剤を洗い流す事ができず、そのまま目の中に残って濃縮していくので、角膜を傷付けてしまう恐れがあるのです。角膜が傷付いてしまうと細菌やウイルスなどから目を保護する機能が低下する為、新たな感染症を引き起こしてしまう確率が高まってしまいます。

防腐剤の他にもう一つ注意すべきである成分として、塩化リゾチームというものがあげられます。これは卵白から取り出された酵素である為、卵に対してアレルギーを持っている方はほんの一滴だけの点眼とはいえ、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性が無いとは限りません。

目薬一滴に含まれる成分は微量なものですが、治療の場合は長期間点眼を続ける事になる為、購入する前にきちんと成分表を確認する事が重要です。

ドライアイの薬の飲み合わせ

目薬は名称の通り目に作用する薬剤の為、鼻や頭、肺や肝臓その他の臓器などに作用する内服薬との飲み合わせに関しては、特別注意を必要とはしません。

ただ、医師との相談や患者本人の症状と性格などによって、早期の改善を目的とした複数種の点眼剤を組み合わせて使用する事もあります。

ドライアイが原因でアレルギー性の結膜炎を引き起こしてしまう、というパターンも少なくはありません。その場合は医師との相談のもと、ドライアイ治療用の点眼薬と抗アレルギー点眼薬を併用していく事も可能です。

またドライアイ治療には、ヒアルロン酸が配合されている目薬と、涙に近い性質を持っている人工涙液の二種類を併用する事も有効です。目にとって影響の少ない人工涙液で不足している涙を補い、一分ほどの間を置いた後で更に角膜の保護と目の保湿効果が期待できるヒアルロン酸系の目薬を点眼する、といった治療法も存在します。人工涙液は涙に近い成分を含んではいるものの、蒸発しやすくもある為、長時間に渡って目の中の水分を保つ事は難しいです。その為、上記で紹介したように角膜の保護・修復と保湿効果のあるヒアルロン酸系の目薬との併用は、一種類の目薬を点眼し続けるよりも効果的なのです。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
  • 専門家の皆様へ。薬の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ドライアイに関する薬一覧

健康チェック画像

「ドライアイ」チェック

涙が足りない…あなたの瞳がSOSかも!
健康チェックする