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妊娠にんしん

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医師監修

妊娠とは

妊娠とは、受精卵が子宮内膜に着床してから、胎児の出産までの期間を指します。

つわりが辛い、お腹が張る、今まで普通にしてきたことができなくなるなど、何かと不安がつのる妊娠中。ここでは、女性の体に起こる変化や、胎児が発育する過程について説明します。

妊娠初期 0~15週

妊娠2~4カ月
妊娠初期は、妊娠1~4カ月を指します。

妊娠すると、ホルモンバランスが大きく変化します。お腹は目立ちませんが、出産に向け徐々に体に変化が現れます。

つわりが始まり、吐き気や気分が悪くなる時期です。おりものやお腹の調子、体調の変化に向き合うようにしましょう。妊娠初期は流産のリスクが高いため、無理な行動は控えましょう。

赤ちゃんは、神経や器官といった臓器が形成されていく時期です。

妊娠前から妊娠初期に特に必要な栄養素「葉酸」


葉酸は、葉野菜や豆類などに多く含まれるビタミンB群の一種です。DNAの合成や、どの遺伝子が働くかのスイッチの切り替えに必要なビタミンであり、脳や神経形成期である妊娠初期に非常に大事な栄養素です。

特に二分脊椎の予防には、妊娠初期に葉酸を服用することが大切です。妊娠する1カ月以上前から積極的に摂りましょう。

また、妊娠後期に葉酸が非常に不足することが指摘されています。赤ちゃんの体が作られ続ける妊娠後期までは、葉酸入りのマルチビタミン・ミネラルのサプリメントを摂っていたほうが分娩のリスクが低いとされています

葉酸を体の中で上手く利用できるかどうかは、遺伝子的に個人差があります。日本人は、葉酸の代謝がやや苦手な遺伝子を持つ人が多いため、1日400~800 μg摂取することがおすすめです。

葉酸は熱に弱いうえに水溶性ビタミンのため、調理の過程で失われがちです。妊娠を少しでも考えている場合は、葉酸をサプリメントでしっかり補うことが大切です。

ただし、摂れば摂るほどよいものではないため、葉酸をサプリメントとして摂る量は1日1000 μgを超えないように気をつけましょう。

また、葉酸がうまく利用されるためには、ビタミンB群全般が十分量必要です。流産予防、赤ちゃんの骨の発育ためのビタミンD、妊娠中に不足しやすい鉄なども含まれている、妊婦用のマルチビタミン・ミネラルのサプリメントで補うことをおすすめしています。

妊娠中期 16~27週

妊娠5~7カ月
妊娠中期は、妊娠5~7カ月を指します。

つわりも治まって、体や心も安定してくる「安定期」と言われる時期に入ります。おなかや乳房が大きくなってきます。

お腹が大きくなるにつれて妊娠線が出やすくなるため、早めにケアしていきましょう。

つわりがひと段落し、ついつい食べ過ぎてしまう妊婦さんが多い時期です。食事や体重管理に注意しましょう。

ただし、体重増加が不十分だと、赤ちゃんは、将来的にメタボリックシンドロームになる体質で生まれてきます。先進国の中で低出生体重児の割合が10%もある国は日本くらいで、国際的に非常に懸念されています。適正にカロリーや栄養を摂取することが大切です。

また、女性ホルモンの関係で虫歯になりやすい時期でもあります。早めの歯科治療やクリーニングで、口腔ケアも意識しましょう。

また、医師から運動の許可が出ている場合は、マタニティヨガなど無理のない運動で気分転換するのもよいでしょう。

赤ちゃんは、この時期に骨や筋肉が作られます。赤ちゃんの鼓動が感じられるのも妊娠中期からです。

妊娠後期 28~39週

妊娠8~10カ月
妊娠後期は、妊娠8~10カ月を指します。

お腹の大きさは、最大になります。お腹が大きく歩きにくくなったり、腰痛がひどくなったり、トイレが近くなったり、むくみが気になったりする時期です。妊娠高血圧症候群を発症した場合は、安静や入院が必要になることがあります。

おなかが張ることも多くなるため、張りや体の不調を感じたときは、少し休むようにしましょう。

赤ちゃんは臓器や髪の毛などが形成されます。肺呼吸する準備も整い、おっぱいを吸うための口回りの筋肉や歯ぐきなども発達し、新生児の姿になっていきます。
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「安産体質」チェック

あなたはどのくらい「安産体質」なのでしょうか?

妊娠をしたら、誰もが安心して出産を迎えたい、安産だといいなと思うもの。ただ、そもそも安産は望んで得られるものなのでしょうか。安産になる人と難産になる人の違いはどこにあるのでしょうか。

体型? 生活習慣? 年齢? それとも…気になりますよね。まずは、ご自身が安産体質なのかどうか、簡単なチェックをしてみましょう!

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