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妊娠中の乳輪の黒ずみが気になる…原因と改善方法を教えて!

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監修:Doctors Me 医師

妊娠すると体に大きな変化が現れ始めますが、その中の1つに「乳輪の変化」があります。赤ちゃんに授乳するため、とはいえ、出来れば予防・改善したいものですね。

今回は、妊娠中の悩みに多くある「乳輪の変化」について、原因から予防・改善方法まで、詳しく医師に解説していただきました。

目次

妊娠で乳輪のサイズや色が変わる理由


妊娠によって増加する女性ホルモン、特にプロゲステロンの作用により、色素沈着の範囲や程度が変化するためと考えられます。このような変化は、個人差がありますが、妊娠初期から始まることもあります。

乳輪が大きくなり色が強くなることは、赤ちゃんが母乳を吸うために乳首を見つけやすくするのに役立ちますので、生存に有利な変化と考えられます。

妊娠時の乳輪以外で生じるバストの変化


妊娠したことに気づくきっかけがバストの張り・痛みであるという方もおられます。月経前に感じる張りがずっと続くような感じとも言えます。

バストのサイズが大きくなり、ブラジャーがきつく感じ、1~2サイズ上を買いなおす方が多いです。お腹だけでなく、バストの下や横に妊娠線(皮下組織の断裂によるスイカの割れ目のような線)が出る方もおられます。

皮膚が乾燥し、かゆみが出ることもあります。

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妊娠時の乳輪の白いぶつぶつは?


乳輪の、乳首ではない周りの部分に、白~ピンクっぽいぶつぶつが目立つ方がおられます。これはモントゴメリー腺もしくは乳管が乳首以外に開通した状態と考えられます。

モントゴメリー腺


皮脂を分泌し、乳輪や乳首の薄い皮膚を保護しています。妊娠していなくても存在しますが、妊娠すると大きくなります。

特に問題になることはありませんが、溜まった皮脂に感染や炎症が起こり、ニキビや吹き出物のような状態になることもあります。

■ケアの仕方
シャワーなどで流して清潔にし、保湿をするようにしましょう。洗いすぎは皮脂を取り過ぎてしまいますので、授乳のたびに石鹸をつけて洗ったり、洗浄綿やアルコール綿で拭きすぎるのは逆効果です。

どんどん腫れて痛みがあるようなら皮膚科、外科、産婦人科で相談してみてください。

乳管が乳首以外に開通


モントゴメリー腺以外に、本来乳首の頂点で開くべき乳管が、乳輪に開口して盛り上がって見えることもあり、押すと母乳が出てくることもあります。

妊娠時の乳輪の黒ずみ予防法


妊娠中に乳輪が黒ずむのは自然なことであり、少なくとも妊娠中には阻止する方法はありません。出産と授乳を終えると、ある程度は色が薄くなりますが、妊娠前と同じ状態には戻りません。

摩擦や乾燥を防ぐ


下着でこすれる摩擦や、乾燥することは色素沈着を強くする可能性があるため、バストをしめつけないながらも乳首・乳輪をこすらないような下着を選んだり、こまめに保湿をすることは有効かもしれません。

更年期以降は薄くなる


更年期を迎えると色は薄くなり、高齢者の乳首はピンク色をしていることが多いです。生殖可能年齢の女性の乳首が高齢者や子供と同じようなピンク色の場合、女性ホルモンが体内に十分ないことを意味しているので、かえって不自然です。

妊娠時の黒ずんだ乳輪を元の色に改善する方法


出産・授乳をもうしないという段階になって、見た目のために乳輪の色をピンクにしたいと希望される場合は以下の方な方法があります。

美容外科での施術


・レーザー治療
・ケミカルピーリング

美白作用のある薬


・ハイドロキノン
・トレチノイン

トレチノインビタミンAに似た成分を使用しており、妊娠中に使用すると胎児に奇形を起こすリスクがあります。妊娠する可能性がある場合はトレチノイン含有の化粧品は使用しないようにしましょう。

最後に医師から一言


妊娠中のバストは見た目が大きく変化し、鏡で見るとショックを感じられる方もおられるでしょう。自然な変化であり、ある程度は回復しますので、心配し過ぎないようにしてください。

(監修:Doctors Me 医師)
  • この記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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