奥さんが出産を控え入院中に、旦那さんも病院に宿泊できるサービスがあります。

 

出産や育児に関して勉強もでき、奥さんの側にいることで精神面のサポートにもなります。

 

今回は、出産の際に夫が病院に宿泊するメリット、学ぶこと、注意点などを医師に解説してもらいました。

 

目次

 

 

出産の際に夫が病院に宿泊するメリット

出産間近の妻をいたわる夫 

育児技術の習得ができる

産後すぐから赤ちゃんの世話が始まり、短時間で様々な技術を習得し、1週間後には自宅へ帰らなければなりません。

 

一緒に看護師や助産師の指導を受けてくれれば妻も心強く、その後の育児も夫婦二人が同じ地点からスタートできるでしょう。しかしこれは第一子のみのメリットとなります。

 

妻の精神的支えになれる

出産、産後の回復を通して、女性は苦痛と不安を味わっているので、常に夫がそばで励まし、一緒に乗り越えるという感覚が持てることはメリットです。

 

しかし「分娩中、苦しんでいる姿を見られたくない」「的外れな介助をされて苛立った」という妻もいれば、夫が「分娩中、人が変わったようになった妻を見たくなかった」といった感想を持つこともあり得ます。

 

洗濯や飲み物の調達などの雑用を頼める

産後は会陰切開のあとや帝王切開の傷あとの痛みで動くのがつらく、体を起こしてティッシュを取るのすらつらいこともあります。

 

そういった際に夫にすぐ頼めるメリットがあります。

 

見舞客の相手を頼める

入院中は多くの見舞客が訪れ、中には無神経な発言をしたり、長く居座る場合もあります。

 

妻は産後のホルモン変化のため、普段は受け流せることでも深くとらえて悩んだり落ち込むことも考えられます。

 

そういった時に夫が盾となり、取りなしたり早く帰らせたりといった対応ができるかもしれません。

 

 

病院に宿泊している間に夫が学ぶこと 

陣痛が始まって入院し、出産し、産後1週間ほどして退院になります。このどこで宿泊できるかは施設によって異なるでしょう。

 

LDR室という、陣痛から出産、産後の回復まで一つの部屋で行える体制を持っている病院もあれば、産後の入院が大部屋という場合もあります。

 

出産

陣痛の妻のフォロー

 

赤ちゃんが出てくる瞬間に立ち会いたいという場合、夫にも事前の講習受講を求めている場合があります。清潔な器具に触れないといった決まり事を学ぶものです。

 

また、陣痛中の呼吸法や夫のサポート法(テニスボールで肛門を押すなど)も勉強することもあります。

 

育児

哺乳瓶と粉ミルク

 

おむつなどの育児手技を人形で学ぶ講座など、夫も参加できる両親教室を開いている施設もあります。

 

入院中に習得しておくべき育児技術としては、以下になります。

 

・着替え

・抱っこ

・授乳※

・沐浴

・検温

・爪切り

・綿棒浣腸の方法

など

 

※授乳について学ぶ内容例

・母乳を与えるための縦抱っこ、横抱っこ、フットボール抱き

・粉ミルクの調乳法

・哺乳瓶の消毒法

・搾乳機の使用法

 

 

病院側の受け入れ体制、サービス 

病院の個室

 

個室でシャワー・トイレ・簡易キッチンなどが部屋に付属しており、いつでも家族が宿泊できるようベッドが大きかったり、簡易ベッドが貸し出される場合もあります。

 

申し込めば付き添い用の食事を出してくれることもあります。

 

 

病院に宿泊する際の注意点 

看護師さんから注意 

授乳ルームなど男性が入れない部屋があったり、すっぴんで院内を移動しているのを他人の旦那さんに見られたくないという女性もいますので、十分配慮しましょう。

 

また、出産施設は幸せな出産をした人ばかりが入院しているのではありません。

 

流産、死産、切迫早産、赤ちゃんに重い病気が見つかったなど、つらい気持ちでいる人もいます。十分理解し、はしゃぎすぎないようにしましょう。

 

 

最後に医師から一言

出産で入院する妻

 

第一子を迎える夫婦が、ともに産院に泊まり込んで出産と産後数日を乗り越えるというのは、一生に一度しかない貴重な体験です。

 

第二子以降は、第一子の世話もありますので、なかなか泊まり込むとはいかないこともあります。

 

病院が夫の泊まり込みを受け入れている場合は、ぜひやってみてはいかがでしょうか。

 

(監修:Doctors Me 医師)