赤ちゃんの心はいつから発達するの?年齢別の感情の変化と上手な対処法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
執筆者画像

監修:Doctors Me 医師

笑ったり、泣いたり、すやすやと可愛い表情で眠ったり、赤ちゃんを育てるのは大変ですが、その豊かな表情は私たちをいつでも幸せにさせてくれますよね。

そもそも赤ちゃんの心はいつから、どのようにして発達してゆくのでしょうか。

今回は医師に赤ちゃんの感情や情緒の変化や、感情の起伏の原因、対処法について解説していただきました。

赤ちゃんに自我が芽生えるのはいつ?


自我という言葉は哲学的で分かりにくいですが、 下記のことが自我、つまり自分と他人は違うという意識の目覚めのサインと言えるかもしれません。

生後2~3カ月ごろ


自分の手を目の前にかざし、じっと見る「ハンド・リガード」という行動が見られる。それまでは自分の体についての意識もなく、手を動かそうとしたら動かせるということも分かっていなかったと思われる。

離乳食が始まる生後5~6カ月


あれを食べたい・これは食べたくないなどの主張が出てくる。

2歳あたり以降


「イヤイヤ期」と呼ばれる状態になり、着るものや行動について指示されることに反対したくなる。

関連記事:

子どもの偏食は何が原因?好き嫌いを克服させる6つの改善方法

赤ちゃんの情緒・感情の変化


新生児期~3カ月


興奮、快・不快といった単純な感情しかありません。漠然とした安心感・不安感を感じます。反射的に行動しており、意図して行動しているわけではありません。

3か月~6カ月


快・不快に加え、恐怖、怒り、嫌なものを避けたいという感情が生まれます。

6カ月~1歳


それに加え、悲しみ、喜び、事物への愛情や得意(できると嬉しいという感情)、疲労といった感情が芽生えます。

1歳~1歳半


さらに、自分より年下の存在への愛情も生まれます。

1歳半~2歳


徐々にやってもいいこと・いけないことがあると分かってきます。

3歳~


徐々に子どもどうし遊ぶようになります。

赤ちゃんが他人の気持ちが分かるようになる時期


2歳ごろは子ども同士一緒にいても、それぞれ個別に遊ぶだけで、欲しいおもちゃを他人が持っていたら、ためらわず奪い取ります。

他人もこれで遊びたいかもしれないという予測ができませんが、思いやりがない性格ということではなく、「これをしたら嫌がられるかもしれない」という気遣いができる段階ではないのです。

4、5歳ごろから徐々に他人の視点で考えることができるようになります。

赤ちゃんの感情の起伏が激しい原因と対処法


原因


あれがしたい、これは嫌という考えがあるのに、感情を周囲に伝える方法がなかったり、実行するだけの身体能力がない場合、泣き叫んだり物を投げたりという癇癪(かんしゃく)に結びつくことになります。

大人でも、言葉の通じない外国に行って、いくら伝えようとしても誰も分かってくれないとキレて泣きたくなるでしょう。

言葉やコミュニケーション能力が発達し、泣かなくても伝えられるようになれば癇癪は収まるとされています。

対処法


赤ちゃんが何かを求めて泣いているのに、何が欲しいのか・嫌なのか理解できない場合、伝えられないもどかしさは理解していると伝え、場所を変えたり目新しいものを見せて気をそらしてあげることが有効でしょう。

関連記事:

育児疲れでもう限界…頑張りすぎているママたちに送る4つの解消法

赤ちゃんの感情の変化で疑われる病気


自閉症などの発達障害では、音や視覚情報・触覚など、感覚への刺激に対する過敏な反応が見られます。

抱かれることを異様に嫌がり泣き叫んだり、音に過敏になったり、特定の物に対する病的なこだわりといったことです。

赤ちゃんを上手く笑わせるコツ


2カ月ごろから徐々に、あやすと笑うことが出てきます。

■ 「いないいないばあ」をする
■ 体をくすぐる
■ ティッシュや軽いハンカチでそっと体をなでる
■ 顔や手足に息をふきかける

上記のもので笑わせられるかもしれません。

赤ちゃんの人見知り


生じる時期


人見知りとは、赤ちゃんがある程度相手を見分けているからこそ起こる現象ですので、生後3、4カ月~半年頃から生じると言われています。

ですが、実際には新生児期から、お母さんとその他を感じ分け、この人に抱かれると泣くといった行動を示す赤ちゃんもいます。

新生児から人見知りをする場合は、見て区別しているというより、においや抱っこする腕の感触で感じ分けていると考えられます。

おばあちゃんが抱っこすると静かなのに、お母さんが抱っこするとおっぱいをもらえると思って泣く赤ちゃんもいます。

赤ちゃんの人見知りは普通はしないもの?


人見知りは程度の差はありますが多くの赤ちゃんで見られます。

2歳ごろには軽くなると言われていますが、その後も初めて会った人や初めて行く場所ではお母さんの後ろに隠れるといった現象は続きます。

人見知りをしない場合


自閉症といった発達障害や知的障害で、他人への興味が乏しい場合、誰に対しても同じく関心がないため、人見知りをしないように見える場合もあります。

しかし、人見知りの程度には個人差が大きく、人見知りしないというだけで発達障害と診断できるわけではありません。

赤ちゃんの心を豊かにするために


赤ちゃんが泣いたりしてコミュニケーションをしようとしているのに無視していると、そのうち諦めてしまうことがあります。

これをサイレントベビーと言い、基本的信頼感が育っていない状態です。信頼感がないと自立ができず、他人への思いやりも育ちません。

特に1歳までの間は、しつけをしたり我慢させたりということは必要なく、できる限り要求に応え、スキンシップを取るようにしましょう。

また、保護者が感情を込めて話しかけをし、マッサージをしながら歌を歌うなども取り入れるとよいでしょう。

関連記事:

【医師監修】ベビーマッサージが赤ちゃんに与える嬉しい8つの効果

最後に医師から一言


身体や運動面の発達と並んで、心や感情の発達についても気を配り、遅れや異常が心配な時は検診や小児科受診の際に相談してみてください。

(監修:Doctors Me 医師)

“孫疲れ”に陥る祖父母が増加中…負担となる要因と4つの対策を解説
便利なベビーグッズで育児が楽になる!5つの場面で役立つアイテム16選
ママ達を悩ませる…赤ちゃんの寝起きのぐずりの原因と対処法について
  • この記事は、医療・健康に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • 専門家の皆様へ。記事の内容について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連キーワード

キーワード一覧へ

育児特集に関する日記

関連するコンテンツ

育児特集について