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乳がんの体験談

乳癌の術後ホルモン療法

医師確認済み

乳癌の発見

乳癌が発見されたのは私が35歳になったときです。当時働いていた会社では、35歳から人間ドックが義務付けられていたのですが、初年度だけは、基本料金はすべて健康保険組合の負担となり、オプション料金だけ必要、というので、面白半分でマンモグラフィー検査をオプションで選択しました。

人間ドックを受けてから1週間後、職場に電話がかかってきました。
検診した病院からで、「マングラフィーの検査結果を直接伝えたいのですぐにこちらに来てほしい」とのこと。
私は人間ドック自体初めてでしたので、「電話をかけてくるなんてどうしたんだろう」と、軽く考えて病院に出向きました。

検査結果を伝える医師は、マンモグラフィーのレントゲン写真を見せながら、私に穏やかに説明してくれました。
マンモグラフィーの右胸に影がうつっていて、その診断結果はカテゴリー5。ほぼ乳癌とみて間違いないという結果が出ているのですぐに大きな病院に行きなさい、と告げられました。

病院選びと手術の結果

検査結果を聞いた私は、自分が癌だとは信じられませんでしたが、医師の口調から、さっさと行動しなければまずい状況にあることは理解しました。
丁度、同じマンションに住む知り合いの看護師がいたことを思い出し、彼女に相談したところ、自分の病院よりも、あちらの方がいいよ、と別の病院をすすめられ、その病院に、人間ドックを受けた病院から紹介状を書いてもらい、診察に行きました。

行った先の病院で細胞診をしたところ、こちらもクラス5で、まぎれもなく乳癌確定。すぐに入院・手術の段取りが進みました。
検査結果が判明してからちょうど1か月後に手術を受けることに。

手術に入る前は部分摘出で2時間ぐらい、と聞いていたのですが、終わってみれば6時間半におよぶ大手術でした。乳管の中が癌細胞で満たされており、3回追加で切り直して、最終的には全摘となってしまったのです。
術後、自分の胸がすべてなくなっていることを聞いたときはさすがに涙が出ましたが、しばらくすると、1回の手術ですべて取りきれたんだからよかったんじゃないか、と考え直しました。

術後治療その1 化学療法

手術後の検査結果では、幸いなことにリンパ節への転移はありませんでした。
しかし、血管浸潤はしていたのと、35歳という年齢(ギリギリ若年層かどうかというライン)のため、術後はまず化学療法をして、その後ホルモン療法をしましょう、ということになりました。

全摘手術のため、放射線治療はなく、すぐに化学療法です。CAF療法で、28日ごとに1回を6クール、というものでした。
最初の1回だけは1日入院して点滴し、その後は通院で点滴を受けて帰る、というものでしたが、やはり抗がん剤での治療は体への負担が大きく、脱毛や激しい吐き気などの副作用が苦しかったです。早くこの治療が終わってホルモン療法にならないものだろうか、とそればかり思っていました。

ちなみに、会社は抗がん剤投与日のあと体調の悪い2,3日は休ませてもらい、その後は普通に出勤していました。今から思えば通して休んでも良かったのですが、少々無理をしてでも働いて気を紛らわせたかったのかもしれません。

術後治療その2 ホルモン療法

長かった化学療法がようやく終わると、次はホルモン療法です。摘出したがん細胞のタイプは、ホルモン感受性が一応ありましたので、ホルモン療法もやることになったのです。
私が治療をしていた当時は、ホルモン療法は2年間、となっていました。
私は閉経前でしたので、1ヶ月に1回、閉経前の人の治療に用いられるLH-RHアゴニスト製剤の皮下注射を受けに通院するようになりました。

それから2年間、淡々と注射を打ちに病院に通いました。
3ヶ月に1回、乳癌が再発していないかの検査もありましたが、特に異常はなく、2年間最後までホルモン療法は続いたのです。
ホルモン療法開始のころは、もし万が一再発したらどうしよう、と日々不安だったのですが、ホルモン療法開始後1年経過した頃にはもう慣れてきて、あまり暗い想像はしなくなりました。
体力的にもずいぶん調子が良くなってきたせいか、気が楽になってきたのでしょう。
再発検査のときだけは、結果を聞くまでドキドキしていましたが。

ホルモン療法で感じた副作用とその後

ホルモン療法中は、化学療法とはまったく別の副作用に悩まされました。
1つは、よく言われている更年期障害に似た不快なのぼせ、さらに体重増加と精神的に不安定になりがちだったことも副作用にあげられます。
これらは、注射で敢えて閉経後の状態にしているのですから、ある意味当然と言えば当然の症状です。

上記は、よく知られた副作用なのですが、もうひとつ私を悩ませた症状は記憶障害でした。
昨日のことが思い出せない。それまでどちらかと言えば記憶力はいい方でしたので、かなりショックでした。
担当医に訴えましたが、それは年のせいだと言われ相手にしてくれません。
なんだかとても悔しい思いをしたことだけは今も鮮明に覚えています。

同病で同じ治療をしている人のブログを探してみると、同様に物忘れの激しさを感じている人は多く、本当は副作用なのにまだ認知されていないだけなのではないか、といぶかしく思いました。
事実、今では記憶障害も副作用に入っているようですので、当時の感覚は間違っていなかったのです。

そんなこんなで2年間のホルモン療法は終わりました。治療終了のころ、ホルモン療法は5年間がいい、というのが標準療法になりつつあったらしく、主治医にもう3年続けるかと聞かれましたが、私はもういいです、と断りました。

その後、今まで再発せず、無事に術後10年以上が経過し、完治の運びとなり、今日に至っています。
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