乳がんの体験談

複数のしこりを発見

医師確認済み

複数のしこりを発見

30歳のとき、左胸の脇の下あたりにしこりがあることに気づきました。私が触って確認できただけで3つはありました。コロコロとしたしこりで特に痛みはありませんでした。しかし、乳癌という言葉だけは知っていたものの、どのような症状なのかがわからず、自分の胸にある複数の得体が知れないしこりに少し不安になりました。
当時ワーキングホリデーのビザでオーストラリアに滞在していたため、すぐに病院で受診することはなく、それから半年以上経ってから帰国。家の近くの総合病院の乳腺外科で初めて受診しました。まずはエコーと触診。画面にはしこりがはっきりと映っていて左側には2つ、右側にも2つあり、両方で4つのしこりを確認しました。このとき初めてマンモグラフィー検査もしました。先生からは、「繊維線種」という良性のしこりであると診断されました。良性のしこりなので悪性に変わることはなく放置しておいても大丈夫という説明でしたが、何か変わったことがない限り、1年後にまた検診で来るよう言われました。とりあえず、癌や悪性などのような、心配していたことはなかったので安心して帰宅しました。

新たなしこりを確認

受診して大丈夫だと言われたものの、週に1度はお風呂で両胸を触るようにしました。しこりが増えていないか、大きくなっていないかを確認するようにということでしたが、しこりの大きさは正直よくわからず、すべて小さいしこりだったので探すだけでも大変でした。1年が経ち、検診を受けエコーとマンモグラフィーの検査をしましたが、大きな変化はなく異常なしでした。その後1年毎に検診へ行きました。
3年目の検診のときにしこりが5つある左胸に新たな小さなしこりが1つ増えていることが確認されました。エコーと触診で、すぐに先生から「これも他のしこりと同じで、良性のしこりですね」と言われ安心しましたが、そんなに簡単に乳癌ではないと言い切れるのか、少し不安でもありました。先生に訊いてみると「乳癌のしこりとは特徴が違うから大丈夫です」と断言され、先生の言葉を信じることにしました。乳癌のしこりは、硬くて弾力性がないためコロコロ動かず、しこりの境目がはっきりせず形がよくわからないとのことでした。

母が乳癌に

初めて受診してから4年が経過した頃、母の乳癌が見つかりました。母も、私と一緒で随分前から線維線種という良性のしこりがいくつか胸にありました。1年に1度の定期検診で乳癌が発見されたのですが、早期の発見だったので、わきの下のリンパ節には転移していないステージⅠでした。乳房の外に広がっていない段階でしたが、「癌」という言葉だけで家族全員が母の手術を心配しながら見守りました。
手術は無事成功。胸の一部を切除しましたが、傷は意外に小さく胸の形も思ったほど崩れていなくて安心しました。術後も手術した方の手があげにくかったりと多少の不便はあるようでしたが、元気に過ごしていました。母は、私に同じような良性のしこりがあるので私のことをかなり心配していました。体質が遺伝するため癌も遺伝することが多い、遺伝的に乳癌を発症した人が5~10%と言われていると母から散々話を聞かされたことで、自分が乳癌になる可能性が高いことを悟りました。このとき初めて癌保険に加入しました。

右胸の石灰化

母の手術した年の翌年、定期検診のエコーで右胸に新たなしこりが見つかり、マンモグラフィー検査では右の胸に石灰化があると言われました。レントゲンには右側の乳房が全体的に白く映っているのがわかりました。悪性か良性か区別がつかない石灰化ということで要精検でした。私が受診している先生が、昨年母の手術をした先生でもあったので、先生からはすぐに検査を進めることを提案されました。私が40歳のときです。まずはMRIの検査を受けました。画像診断で存在を診断するという意図だそうですが、その検査結果を見て先生に「癌の可能性は否定できないので次の検査へ進みましょう」と言われました。次に、エコーで位置を確認しながら、しこりに注射器の細い針を刺し細胞を取る細胞診を受けました。この結果では陰性でしたが、事前に先生から「たとえ結果が陰性でも次の検査に進み、そこで陰性なら悪性ではないと言えます」という話をされていたので、次のマンモトームという針生検を受けました。結構太い針を刺して組織を取るということですが、麻酔を打ってからの作業でした。麻酔をしていたのですが、多少の痛みはありました。

右胸を全摘

マンモトーム検査の結果を聞きに行きました。病院の待合室には結果を心配した母が先に待っていました。診察室に入ると「やっぱりそうでした。かなり初期の癌です。」とさらりと話す先生に私は少し驚きましたが、母はやっぱり、という感じで冷静に話を聞いていました。
エコーの段階で先生は癌であろうとほぼ確信があったようです。
良性のしこりはコロコロとビー玉のようにはっきりと形が確認でき、弾力がある動きをするのに対し、乳癌のしこりの特徴は、しこりとの境目があいまいで形がはっきりしない、硬くて指で押さえても動かないということでした。毎年検診行っていた甲斐あって、「非浸潤癌」と言って乳癌が乳腺の中にとどまっている、極めて早期の乳癌、ステージ0でした。早期ではあったものの、石灰化が右乳房全体に広がっていることから全摘になりました。部分摘出もできないことはないとの話でしたが、残した部分から再発する可能性もあるということでしたので、完全に癌を取り除いてもらったほうが安心できると思い、全摘を選びました。
もともと胸が小さかったので、全摘してもほとんど違和感がなく、切除した横線の跡は目立ちますが、子供を3人出産した後だったので気にしていません。それよりも癌だと疑い最後まで検査をしてくれた先生に感謝しています。
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「乳がんリスク」チェック

しこりや違和感、ありませんか?

ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳房を切除する手術をおこなったのは記憶に新しいところ。これは彼女が遺伝子検査で自らのがん発症のリスクを知り、その予防のためにおこなったリスク低減手術です。

では、遺伝子以外に乳がん発症のリスクになるものはあるのでしょうか。実は、生活習慣でも乳がんのリスクと関連があるものが明らかになってきています。

あなたの乳がんリスクをチェックして、どんなことに気を付けたらよいか、どんな検査を受けたらよいか、確認してみてはいかがでしょうか。

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