多胎妊娠たたいにんしん

カテゴリ
女性の病気と妊娠・出産
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医師監修

多胎妊娠とは

多胎妊娠とは、2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠している状態です。双子は双胎、三つ子は品胎とよびます。不妊治療の発達に伴い、多胎妊娠の頻度は高くなってきています。

多胎妊娠の症状

多胎妊娠の場合、単胎妊娠と比べてつわりの症状が強く出やすいと言われています。しかし、つわりの症状の程度は個人差が大きいので、つわりで多胎妊娠を判別することは難しいと言えます。 
  
多胎妊娠では、子宮が大きくなるスピードが速くなることがあります。そして、貧血や子宮内発育遅延、妊娠高血圧症候群、羊水過多、前置胎盤などを合併しやすくなります。また、妊娠末期には子宮がかなり大きくなるので、足に浮腫が起こりやすくなります。早産のリスクが高まるので、生まれてくる赤ちゃんの体重が、単胎の赤ちゃんよりも軽い傾向があります。

多胎妊娠の原因

一卵性多胎の原因は、はっきりとわかっておらず、誰にでも同じ確率で発生すると考えられています。しかし、多卵性多胎の場合には、遺伝や人種があることがわかっています。
  
遺伝が原因の場合は、母親が多胎妊娠をした経験があった場合、娘も多胎妊娠をする可能性が高いと言われていますが、男性側の母親が多胎妊娠をした経験があっても遺伝には関係しないと言われています。  人種が原因の場合には、黒人、白人、東洋人の順で多いとされています。
  
また近年では、不妊症の治療に用いる、複数の卵子を同時に育てる排卵誘発剤の使用や、体外受精における胚移植を行う人が増えたことで、多卵性多胎が多くなってきています。

多胎妊娠の治療法

多胎妊娠の治療は、早産、妊娠高血圧症候群、子宮内胎児発育遅延症の予防が中心となります。なるべく身体を安静にするようにしなければならないため、妊娠25週前後の時期に、安静入院を勧める病院も多くなってきています。これは、早産の兆候が見られてから入院した場合と、早産の予防として安静入院した人たちを比較すると、明らかに早産、子宮内胎児発育遅延症、周産期死亡のリスクの軽減されると言われているためです。
  
入院をしない場合でも、定期的な診察は欠かせません。早産の危険がないかどうか、子宮収縮のチェックを定期的に行い、危険がある場合には、子宮収縮抑制剤を使用することもあります。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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