医師監修

敗血症とは

敗血症は、感染症を起こした部分から血液に細菌が侵入して全身にまわり、重篤な症状を引き起こす症候群です。基礎疾患があったり、免疫力が弱いお年寄りや未熟児の赤ちゃんなどに起こりやすく、深刻な病態です。

敗血症の症状

敗血症の一般的な症状として、以下の点が挙げられます。
・悪寒
・38度以上の高熱(または36度未満の低体温)
・心拍数および呼吸数の増加
・高血糖
・低酸素血症
・意識障害
また腎不全や呼吸不全などの多臓器障害症候群(MODS)を引き起こすこともあり、経過に注意が必要です。
敗血症は1μlあたりの白血球数で検査されることが多く、12,000個以上もしくは4,000個未満、もしくは10%以上の未熟な白血球が計測された場合にも、敗血症と診断されます。
全身性炎症反応症候群に至ることも少なくなく、重篤な症状に見舞われることが多い病気といえます。

敗血症の原因

敗血症は、感染症を起こした部分から細菌が侵入することが根本的な原因です。原因と言われる細菌の種類はレンサ球菌や大腸菌、肺炎菌など多岐にわたります。
細菌が血液中に侵入しただけでは敗血症とはならず、全身症状が出たり、感染症が疑われたりすることで初めて敗血症と呼ばれます。
細菌が血液に入り込む原因としては、中耳炎や抜歯、腎盂腎炎や副鼻腔炎などさまざま。軽い風邪だと思っていたら、急に重篤な敗血症の症状が現れることもあり、注意が必要です。
特に術後の方や免疫の弱っている方、糖尿病の方などがかかりやすい傾向にあることが分かっています。

敗血症の治療法

敗血症のきっかけは風邪や感染症、虫歯など、比較的重篤でないものがほとんどです。ただ、こうした感染症をきっかけに血液内で細菌が増殖し、臓器が炎症を起こすなどして重篤な症状が引き起こされます。
つまり敗血症はちょっとした感染症や化膿などであっても、早く完治することで防げるということになります。
また、手洗いうがいや規則正しい生活など、感染症自体を防ぐような対策を採ることも、敗血症を予防する手段の一つといえます。
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