重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものじゅうしょうきゅうせいこきゅうきしょうこうぐん/さーずころなういるすによるもの

カテゴリ
感染症
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医師監修

重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものとは

重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものの発端は2002年、中国南部にある広東省から始まり次第にアジア、カナダ等世界各地に広まりました。もともとは動物が持っていたウイルスですが、人にも感染を起こします。翌年には新型のSARSコロナウイルスが原因であることが判明しました。

重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものの症状

重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものは全身性の感染症のため症状も全身に及びます。およそ2~10日の潜伏期間のあと、インフルエンザの初期症状の様な悪寒、38度以上の発熱、筋肉痛などの症状が現れます。その中でも発熱は最も多いと報告されています。その約一週間後に痰をともなわない咳、息切れ、呼吸困難といった非定形型肺炎に進行していきます。多くの患者が水下痢をともないます。

他者への感染は発病後10日前後がピークで症状が重い時に特に感染度が高くなります。患者の約8割は次第に回復へ向かいますが、約2割は重症化し、呼吸困難によって死亡するケースもあります。

重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものの原因

重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものは、新型のSARSコロナウイルスによって引き起こされるものです。2003年以前のコロナウイルスはカゼ症状にとどまり、重症化するケースはほとんどなかったのに対し、新型のSARSウイルスは肺炎から呼吸困難を引き起こし、重症化や死亡する危険も高いため注意が必要です。

SARSウイルスは感染者の咳、鼻水などが口に入ると感染します。また、感染者の大便にもウイルスが付着しているため、手を清潔に保ってウイルスが口に入らないようにすることが大切です。ウイルスに感染している動物に誤って触れることでも、感染します。

重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものの治療法

重症急性呼吸器症候群/SARSコロナウイルスによるものは、効くワクチンや予防薬は未だありません。一人でも患者が見つかったら早期に隔離して感染が広がらないように本人だけでなく周りが気をつけることが重要です。

重症急性呼吸器症候群にならないためには、風邪の予防と同じく日ごろから手洗い、うがいを徹底して行うことが予防につながります。咳やくしゃみによってうつるため、マスク着用も効果的です。SARSが再度流行した場合、感染の危険がある国、地域に近づかないようにしましょう。

治療は効果的な薬はないため、陰圧室など防護体制の整った医療機関での対症療法が中心となるでしょう。
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