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拒食症/神経性無食欲症きょしょくしょう/しんけいせいむしょくよくしょう

カテゴリ
こころの病気
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医師監修

拒食症/神経性無食欲症とは

摂食障害の一種です。太ることへの強烈な恐怖や、痩せていることが美しいという意識から、食事の量を極端に減らしたり、偏った食事をしたり、全く食べなくなったりすることで発症します。食事をしなくなるためどんどん痩せて行きますが、その痩せ方は病的です。

拒食症/神経性無食欲症の症状

拒食症は、物が食べられなくなる事でさまざまな症状が出てきます。
見た目でわかるほど異常な痩せ方をします。標準体重の-20%以下が拒食症だと診断されます。
例)身長155cmだと標準体重は52kg。-20%で41.6kg。これより痩せると拒食症です。
一時的に活動が活発になりますが、症状が悪化するとそれも無くなります。
筋肉量が減り、腕や足が異常に細くなります。
体内でも様々な状態異常を引き起こします。
ホルモンバランスが崩れ、無月経になります。
充分なカルシウムと骨を作るビタミンである、ビタミンDが摂取出来ず、骨粗しょう症になります。
脳に充分な栄養が届かない為、考え方の柔軟性がなくなり、変なこだわりを持つようになります。
血液がうまく循環しなくなり、低血圧が起こります、低血圧になると疲労感が出てきます。
余分な老廃物を押し流すことが出来なくなりむくみが出てきます。
低体温になり、免疫力が落ちます。体温を温存しようと体毛が増えていきます。
食べるということ、食べて少しでも体重が増えてしまうという恐怖から食べたものを戻してしまいます。その際、無理に吐こうとするために手を口に入れます。そのときに弱った脆い肌に歯が当たって手の甲の皮が剥けただれます。強い胃液の酸で歯のエナメル質を溶かし歯をボロボロにします。喉には炎症(咽頭炎)を起こします。

拒食症/神経性無食欲症の原因

拒食症は主に10代から20代の女性に多く見られます。
他人が気になってくる。好きなモデルさんに憧れている。綺麗になりたい。そのような気持ちからダイエットを行い、はじめは普通のダイエットでも、周りから賞賛を受けると達成感が得られると同時に「もっと痩せたい」と思い体重を減らすことに執着するようになったりします。
さらにエスカレートすると物を食べる事で体重が増える事への恐怖が生まれ、それがストレスになり拒食症になります。
ダイエットが原因と思われていますが、原因はそれだけではありません。
親子関係や、幼少期に受けた虐待から、拒食症になるケースもあります。
女性らしいふっくらとした体に嫌悪し、肉付きが良くなる事に恐怖し食べる事を拒否したりすることもあります。
食べない事が癖になり空腹が気にならなくなったり「食べる」という当たり前の事が出来ないとなじられ無理やり食べさせられたりしてストレスになり拒食症になる事もあります。
食事は人にとって生きるための最低限の行動です。しかし、精神的なストレスから食べられないとなると「当たり前の事が出来ない駄目な奴」と自己評価を下げてストレスになるという悪循環が生まれ拒食症になります。
母親との関係性が悪いとなる事もあります。どの家庭でも食事を作る人は主に母親です。その母親から安心感が得られず、信頼感が無いままでいると母親への抵抗を食事を取らない事で表現し、それが拒食症につながることがあるのです。

拒食症/神経性無食欲症の予防・治療法

ダイエットの仕方がおかしいと思ったら、拒食症の症状が出始めています。
春雨だけ、きのこ、海草類だけといったローカロリーの物ばかりを摂取する極端な食事をしていたり、充分に痩せているのに体重に強いこだわりをみせていたら要注意です。
外見で見てわかるほど痩せてしまうと、かなり拒食症が進行しています。
拒食症の人は、脳に充分な栄養がいかず正しい判断が出来ないでいます。考えがこりかたまり、周りの意見を受け入れません。病院への受診や入院をとにかく嫌がります。
治療するという事は拒食症の人にとって、「食べて栄養を取らなければいけない事=太る事をする」という考えに結びつき、治療を受け入れられない心理状態になります。
無理強いをして食べさせるのは逆効果です。食べたとしても自分から吐いてしまいます。
食べたからといって、励ますのもいけない事です。本当は食べたくなく、嫌だけれど期待されているから食べなくてはというストレスで悪化してしまいます。
なので、拒食症の方が治す事が必要だと感じなければ治療に入ることが出来ません。
太る事への恐怖や痩せることへの執着を改善する為に、カウンセリングが必要になります。
家族や周りの人の拒食症の理解を深めサポートしていく事も必要です。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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「摂食障害リスク」チェック

拒食症 or 過食症かも…あなたは大丈夫?

「拒食症」や「過食症」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。「拒食症」(神経性食欲不振症)と、「過食症」(神経性過食症)を大きくまとめたものを、一般に「摂食障害」と呼びますが、どちらにも共通するのは、「自分はこうでなければならない」といった、強迫観念ともいえる体重やスタイルへの強いこだわりがあるという点です。

そのため、摂食障害は体の異常はなく、“心の病気”とされています。あなたにも、思い当たるところがありますか? 早速、セルフチェックをしてみましょう。

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