認知症性疾患にんちしょうせいしっかん

カテゴリ
こころの病気
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医師監修

認知症性疾患とは

認知症性疾患とは認知症を主な症状とする病気の総称をさしています。最も代表的なのがアルツハイマー病、その他の疾患としては脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあげられます。これらは脳の神経細胞が変性したり減少したりすることが原因で起こります。早期診断と早期治療が重要で、物忘れと似ているため違いを見極めることと治療が可能かどうかを確認することが大切です。

認知症性疾患の症状

認知症性疾患は最初は物忘れが頻繁になることから感知されます。物忘れも老化現象ですので、見極めが難しいのですが、認知症性疾患の場合は記憶や思考が混乱し、理解力や判断力が低下するため、日常生活を送ることが明らかに困難になっていきます。

また、原因が何かによって症状もかわります。
脳の血管が詰まったりすることで脳梗塞を引き起こし、後に血管性認知症になったり、
アルツハイマーなどでは性格の変化がみられることもあります。
症状があれば受診することが大切です。

脳は知覚や運動を司る神経細胞で構成されていますので、認知症症状が悪化すると幻覚や尿失禁、麻痺や歩行障害などの症状がみられます。

認知症性疾患の原因

認知症性疾患の代表例は、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症で、この二種類で認知症の90パーセントを占めます。アルツハイマー型認知症は脳内に異常なたんぱく質の塊ができることが原因のひとつであると判明しています。脳全般に蓄積していくことによって正常な細胞の働きを阻害するようになり、脳の委縮を進行させていきます。
脳血管性認知症は多くの場合脳梗塞の後に起こることが知られており、脳の血管がつまり、神経細胞に傷をうけることによって発症すると考えられています。
また、脳炎などの後遺症や、水頭症、アルコールの大量摂取やビタミンや葉酸の不足、血中アンモニアの上昇や尿素、老廃物の腎への蓄積などによっても脳の働きが阻害され、認知症症状が起こることがわかっています。

認知症性疾患の治療法

認知症性疾患、特に内科性疾患を原因とする認知症にはその原因を特定し治療することで発病を防ぐことができます。
甲状腺機能障害、ビタミン欠乏症、アルコール性障害や肝障害などがある場合、しっかりと継続して治療を行うことが大切です。
また、髄膜炎などの早期治療を行うことで脳へ障害が及ぶことを防ぐことができます。

喫煙や飲酒を控え、生活習慣に気をつけることも大切です。
脳梗塞などを起こさないよう、動脈硬化や高血圧があれば、はやめに検査し、適切な治療を継続することが必要になります。

本人や家族が物忘れがひどくなったという自覚がでてきたなら、専門医の診断を受けたり、自治体の窓口に相談したりして適切な治療を受けることが大切です。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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