ナルコレプシー

カテゴリ
こころの病気
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医師監修

ナルコレプシーとは

ナルコレプシーは日中、場所や時間にかかわらず突然強い眠気に襲われる睡眠障害です。視床下部から分泌されるオレキシンという物質が欠乏することにより引き起こされる症状だということが分かっています。世界的に見て日本人の有病率が高い病気の一つです。

ナルコレプシーの症状

ナルコレプシーの症状としては、主に以下の4つが挙げられます。
・日中、場所や状況に関係なく強い眠気に襲われる
・感情が高ぶった時に脱力してしまう(カタプレキシー)
・睡眠麻痺(金縛り)
・入眠時に現実に近い夢(幻覚)を見る
  
その他にも、寝ながら体を動かした結果、直前の記憶がなくなる自動症や、熟睡が困難だったり夜中に頻繁に目が覚めるなどの症状なども見られることがあります。特にカタプレキシーは代表的な症状の一つで、感情が高ぶるとろれつが回らなくなったり、膝が笑うなどの症状が見られ、ひどい時には倒れてしまう場合もあります。

ナルコレプシーの原因

ナルコレプシーは、オレキシンという神経伝達物質が欠乏することが原因であると特定されています。最近の研究結果によれば、自己免疫疾患によってオレキシンを作る神経細胞が損傷を受けたために神経伝達障害が起こり、結果ナルコレプシーに至るのではないかと言われています。
  
また日本人は世界の他の民族に比べて有病率が高いと言われており、日本人の有病率は600人に1人ということが分かっています。その他、ヒト白血球型抗原(HLA)と強い関連性があることも指摘されています。

ナルコレプシーの治療法

ナルコレプシーになることを予防することは現時点では難しいですが、ナルコレプシーになった場合は発作の予防方法として、主に以下のことが挙げられます。

・夜間にしっかり睡眠をとる
・お昼休みや夕方などに30分程度の仮眠を取る
・生活習慣を見直す
・暴飲暴食を避ける

内服治療としては、昼間の眠気に対しては中枢神経を刺激する薬が使用されることがあります。  
またカタプレキシーや金縛りなどの睡眠麻痺などに対して、抗うつ薬が使われる場合もあります。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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