小児外反扁平足しょうにがいはんへんぺいそく

カテゴリ
運動器系の病気
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医師監修

小児外反扁平足とは

子供の足は、成長ととともに土ふまずが、形成されてきます。土ふまずが、形成されず立った時に足の外側が床から浮いている状態の足ことを扁平足といいます。また、立位で足を後ろから見たときに、踵の骨(踵骨)が内側に倒れている状態を外反と言います。これらが合わさったものを小児外反扁平足と言います。

症状

小児外反扁平足の症状としては、立った時に土ふまずが不明瞭となり、足の内側が床につきます。また、立った時に足(踵部分)を後ろから見ると踵の骨(踵骨)が内側に倒れています。

土ふまずは、歩く、走る時に衝撃を吸収する役割があるだけでなく、立つ、歩く時などにバランスを保つ役割があります。そのため、土ふまずが不明瞭となる小児外反扁平足の方では、立位、歩行が安定しづらく、脚を広げてバランスをとるなど、姿勢にも影響が生じます。

体が小さい間や、運動量が少ない間は痛みなどの症状は見られず、小児外反扁平足があっても特別な治療を受けられない方が多いです。しかし、体が大きくなった時や、運動量が増えた場合には足裏や膝、股関節などに痛みを生じる場合があります。

原因

乳幼児の足は扁平足のように見えますが、成長とともに筋肉が発達し、3歳から7歳くらいで土ふまずが完成します。
小児外反扁平足の方では、この筋肉の発達がうまくいかないことが原因という場合があります。
ダウン症などの筋緊張が低い児では、全身的に関節が緩く、体重をかけた時に関節のアライメントが崩れることで小児外反扁平足が生じます。筋力不足、未発達な運動経験などで、反張膝やX脚などと合併して生じることもあります。
また、肥満児では体重を支えようと脚を広げて姿勢を保つため、X脚などを合併して小児外反扁平足が生じることがあります。また、重篤なものとして、先天性の骨の異常があります。距骨と舟状骨の間の距舟関節の脱臼による垂直距骨と呼ばれるものは治療が難しい特殊なものです。

治療法

小児外反扁平足の予防として、足の裏の筋肉の発達を促進することが大切になります。背伸びの運動や、ジャングルジムを上る、滑り台を斜面側から上るなど、遊びの中で足の裏の筋肉を使うことが大切です。
また、ダウン症などの全身的に筋緊張が低い児では、土ふまずをサポートするために、踵部分にしっかりとした硬さがあり、足の踏み返しを邪魔しないような靴を履くことや、インソール(足底装具)などを装着することも効果的です。インソールは健康保険などを使って作製することが可能です。
また、足部だけでなく、体幹の筋肉の発達を促すことで、全身のアライメントを整え、反張膝やX脚などを防ぐことも小児外反扁平足の予防には有効です。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • ユーザーの皆様へ:病気や症状について相談したい方は、こちらからご登録をお願いします
  • 専門家の皆様へ:病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください