肩こりかたこり

カテゴリ
運動器系の病気
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医師監修

肩こりとは

肩こりの症状は、肩の重くだるい感じや張り、痛み、頭痛、気持ち悪さなど多岐にわたります。

ものを書いたりパソコンを見たり猫背でいたりすると、首が前に曲がった姿勢が続きます。そうなると、首や肩から背中の筋肉で、前に倒れた頭の重さを支えなければならず、肩こりにつながります。

姿勢の改善、同じ姿勢を続けずにこまめに休憩やストレッチをすることで肩こりの予防・改善が期待できます。

肩こりの症状

肩に重たさ、張り、痛み、だるさを感じます。症状が重くなると、吐き気や頭痛が起こることもあります。肩以外にも首に締め付けられたような感覚を覚えたり、目の奥に痛みがでたりすることがあります。

肩こりを伴う主な病気


●四十肩・五十肩
四十肩・五十肩は、「肩関節周囲炎」とも言います。加齢にともない、肩関節とその周辺の組織が慢性的な炎症を起こし、腕を上げたり、後ろに腕を回す動作が痛みのために制限されます。

●変形性頸椎症
加齢とともに、首の骨と骨の間をつなぐ椎間板の弾力が減少することで起こります。弾力が減少すると、椎間板に接している椎骨がトゲのように変形します。このトゲが、頸椎の間から肩に向かって出る脊髄神経を圧迫して刺激し、首や肩、腕などに痛みやこり、しびれの症状が現れます。

●更年期障害
閉経の前後の約10年間を指す更年期を迎えると、ホルモンバランスが急激に変化し、心や体にさまざまなトラブルを引き起こします。肩こりのほかにも疲れ、だるさ、のぼせやほてり、イライラや不安感などの症状が現れます。

肩こりの原因


肩こりには、生活習慣や普段の姿勢が大きく影響しています。まずは生活習慣を見直し、原因から改善するようにしましょう。

肩周りの血行不良


肩こりは、肩甲骨周囲の筋肉の張りが原因と考えられます。そのあたりの血流が低下してしまうことで、筋肉がこわばり、肩こりにつながります。

同じ姿勢で長くデスクワークをしたり、冷房の効きすぎる場所で薄着でいたり、運動不足になると血行不良に陥ります。

合わないブラジャーの着用


女性は、バストの重みを支えなければならないため、肩に負担がかかります。合わないブラジャーを付けていると、肩の負担はさらに大きくなります。購入の際は、サイズを都度測るなど、注意が必要です。

肩こりの対処法

血流をよくする


血流をよくするために、あったかいお風呂に入ったり、温かいタオルを使ったりして肩周りの筋肉をほぐします。冷たいものの摂りすぎも控えましょう。

デスクワークの際は休憩を挟む


特にデスクワーカーは、同じ姿勢で長時間過ごしてしまうことが多くなります。厚生労働省が定めたVDT作業(コンピューターを用いた作業)ガイドラインに従い、連続したデスクワークは1時間を超えないようにして、作業と作業の間は10~15分休憩しましょう。

目を休める


眼精疲労による肩こりは、肩の痛みだけでなく、頭痛や吐き気など、さまざまな症状を引き起こします。まずは目を閉じて、意識的に休めることから始めましょう。

日常的にパソコンを使っている人なら、ディスプレイと目との距離をできるだけ離すようにしたり、「輝度」の設定を下げてみたり、高さを調整したりして、背筋がまっすぐ伸びるようにするなどの工夫が有効です。

マッサージやストレッチをする


●鎖骨
親指以外の指を鎖骨の下のくぼみにあてて、中指で押します。そして、中指で押しながら肩を上下に動かします。上下に動かした後は肩を回します。

●肩井(けんせい)
「肩井(けんせい)」というツボが、首の付け根と肩先の中間地点にあります。ここを反対側の手で押しながら深呼吸をします。そして、肩井を押しながらゆっくり腕を真上にあげ、後ろに回します。この後、肩井の周りを手でマッサージします。

枕を変えてみる


枕の高さがあわないと血流が悪くなり、肩こりや頭痛の原因になります。そのうえ、睡眠不足や体調不良にもつながります。

●バスタオル枕
バスタオル枕を試してみましょう。まずバスタオルを広げ、次に縦半分に折ると、細長い形状になります。さらにそこから半分に折ります。そのあと、レストランで出されるおしぼりのような形状に、端からくるくると丸めて、両端をゴムや紐で止めて完成です。これを、自分に合うように調整して首のくぼみに入れて眠ります。旅先で枕が合わなくて眠れない際も作ることができておすすめです。

●横向き用枕
枕を購入する際は、仰向けになったときの首の高さを基準に選ぶため、横向きになったときに肩がまくらでは支えきれず肩こりを引き起こします。「横向き用枕」であれば、頭、肩、首、腕を支えて頭の重みを効率よく分散してくれます。

※症状がひどく、日常生活に支障をきたしている場合は、セルフケアで様子を見ず、整形外科を受診しましょう。

肩こりの薬の上手な選び方・使い方

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もはや国民病ともいわれている肩こりは、誰しも経験があるものなのではないでしょうか。一過性の軽いものもありますが、慢性化すると頭痛などを引き起こすこともありつらいものです。

肩こりに効くといわれている薬は数多くあります。湿布や塗り薬は特に有名ですが、内服薬や漢方薬にも肩こりをやわらげるものがあります。湿布を選ぶときは慢性的な痛みの場合は温感湿布、急な痛みの場合には冷感湿布を使用すると効果があります。より広範囲のコリを和らげたいときは塗り薬が適しています。内服薬には筋肉を弛緩させる作用があるので早くよく効きますが副作用もあり、集中力が低下するため車の運転ができなくなるといった制限があります。痛みが強くはやくどうにかしたいときの最終兵器として使用するのがよいと思います。肌に直接塗るものは効果が実感できてよいのですが、肌が弱い人はかぶれてしまうことがあります。かぶれが心配な方には内服薬をおすすめします。そのなかでも副作用が心配な方、車を運転する方は漢方薬利用しましょう。

病院では注射やステロイドといった薬で治療してもらえます。薬の種類によっては保険適用外になるものがあるので注意が必要です。保険内で治療したいときはあらかじめ医師に相談しておきましょう。
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