1. トップ
  2. みんなのQ&A
  3. 甲状腺機能低下症を患っている56歳男性です。年初よりチラージン25→50を飲み、...

甲状腺機能低下症を患っている56歳男性です。年初よりチラージン25→50を飲み、...

医師への相談

相談者56歳/男性
甲状腺機能低下症を患っている56歳男性です。年初よりチラージン25→50を飲み、現在、TSH、FT3、FT4全て基準値内です。橋本病でないことは確定していますが、22年間にわたり双極性障害(寛解中)に対応するため「リーマス400」「テグレトール600」/1日を継続して飲んでいます。従って主治医からは薬剤性中枢性甲状腺機能低下症の可能性もあると言われています。因みに下垂体が出すホルモンは、コルチゾール前は12.1、ACTH前31.0で正常です。
質問ですが、中枢性かを判断するにはTRH負荷試験が必要と指摘されています(私の場合MRIで腫瘍は無いことがわかっています)。一般的な内容で結構ですので、ご回答をお願い致します。①負荷試験は入院で行うと聞いておりますが、何泊必要なのでしょうか。②入院費用を除いた検査費用はどのくらいかかるのでしょうか(健康保険の対象になるのでしょうか)③薬剤性の中枢性甲状腺機能低下症と鑑別された場合、チラージン以外の治療が必要になるのでしょうか。
中田先生からの回答
質問ありがとうございます。


>①負荷試験は入院で行うと聞いておりますが、何泊必要なのでしょうか

→TRH負荷だけでしたら1泊2日で終わります。
朝1番に安静状態で検査する必要があるので、前日に入院し、翌日朝に検査、検査は午前中に終わりますので、終わればすぐに退院可能です。


>入院費用を除いた検査費用はどのくらいかかるのでしょうか(健康保険の対象になるのでしょうか)

→申し訳ありませんが、医師は費用計算に関わっていないのでわからないです。病院の事務方に電話すれば、医事課などに確認してくれておおよその金額を事前に教えてくれると思います。


>③薬剤性の中枢性甲状腺機能低下症と鑑別された場合、チラージン以外の治療が必要になるのでしょうか。


→中枢性甲状腺機能低下症の場合も、チラージンでの補充が治療にになります。
ただ、以前にも説明させて頂いたかもしれないのですが、リーマスとテグレトールの甲状腺機能低下症の機序は中枢性ではありません。
しかし、質問者様の低下症の数字自体は中枢性甲状腺機能低下症の数字ですので、TRH負荷試験を受ける意義があると思います。
相談者56歳/男性
有難うございました。