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胸部レントゲン検査の場合、息を吸って息を止めての後に撮影されるようですが、 例...

医師への相談

相談者67歳/男性
胸部レントゲン検査の場合、息を吸って息を止めての後に撮影されるようですが、
例えば息を吸うのを忘れ、息だけ止めた場合とか、状態を画面から見て判断出来るのでしょうか?
息を吸って、止めたと思うのですが、ちょっと不安ですのでお聞きしたいと思います。
検査後の結果では異常なしとのことでした。
医師からの回答
ご相談ありがとうございます。ご不安なお気持ちお察しします。

指示に従えない子供や、意識がない人に対してもレントゲン撮影を行うことはあります。

決まりとして、指示に従える人の場合は息を吸って肺をふくらませた状態で撮影することになってはいますが、息を吸えていない状態でも得られる情報はあると思います。

どのような目的で、何の病気を探そうとしてレントゲン撮影をしたのかにもよると思います。心臓や骨や血管について見たいのであれば息を吸っていても吐いていても情報量には変わりないと思います。息を吸ったらどれぐらい肺が膨らむかとか、息を吸った状態でないと見えないような端っこの病変を探しているなら、息を吸わずに撮影したことが問題になるかもしれません(実際にはそれほど端っこのほうを観察したいならレントゲンではなくCTなどを行う場合が多いかとは思います)。結果解釈については、検査を指示した担当医師ともご相談頂ければと思います。
相談者67歳/男性
健康診断の胸部レントゲン検査です。
レントゲン技師が、息を吸っている状態を画面等で診ることが出来れば、肺が膨らんでいないので撮り直しになると思いますが如何でしょうか?
撮影後のフィルムではなく、撮影中肺の状態を見ることは可能なのでしょうか?
医師からの回答
撮影中肺の状態を見ることはできません。放射線が発せられるのはシャッターが押される一瞬のみです。

呼吸で胸が動いている最中に撮影すると画像がぶれやすいので、胸の動きを止める必要があります。そのためには息を吸った時点か、吐いた時点か、どちらかで止めることになりますが、吐いた時点で止めさせると息苦しいので、空気を吸い込んだ状態で止めさせる、つまり吸っていても吐いていてもどちらでもいいという側面もあると思います。ですので胸の動きが止まっていれば、吸っていても吐いていてもどちらでもいい場合が多いかとは思いますが、ご不安であれば呼吸器内科などでご相談され、レントゲンが必要となるような症状や病歴があるなら、再度撮影することもご検討頂ければと思います。
相談者67歳/男性
胸部レントゲンの場合は、息を吸った状態でも吐いた状態でも胸の動きが止まっていれば問題無いのでしょうか?
医師からの回答
問題ないと思いますが、絶対に100%大丈夫かと言われると何とも申し上げられませんので、ご不安であれば再度、納得のいく状態で撮影されるということや、さらに詳しいCTなどの検査で胸の状態を確認する必要があるかどうかをご相談されるために、内科への受診もご検討頂ければと思います。
相談者67歳/男性
度々申し訳有りません。
息を吸った状態でも吐いた状態でも胸の動きが止まった状態で撮影されれば判断が出来るという事でしょうか?
私の場合は、胸部レントゲン写真から異常は無いとのことでした。
如何でしょうか?


医師からの回答
息を吸った状態でないと見えないような端っこの病変については、もしかすると、息を吐いた状態で撮影することで見落とす場合もあるかもしれませんが、通常はよほど診断に不利な状態で撮影されているようなら「うまく撮影できていないので必要な情報が読み取れません、再度撮影しなおしてください」というようなコメントになるかと思いますし、横隔膜の位置などで、息が吸えているかどうかは確認している場合が多い(撮影技師ではなく出来上がった画像を見ている医師が)かとは思います。ただ相談者様の場合に、吸った状態でも吐いた状態でも本当に問題なく情報が読み取れているのかと言われると、100%大丈夫ですと請け合うことはできません。
相談者67歳/男性
不明な点が有りますので再度お聞きしたいと思います。