1. トップ
  2. みんなのQ&A
  3. 前回耳鼻科で鼻奥の鼻水と血液検査をした結果、血中好酸球値は6.7パーセントでした...

前回耳鼻科で鼻奥の鼻水と血液検査をした結果、血中好酸球値は6.7パーセントでした...

医師への相談

相談者33歳/男性
前回耳鼻科で鼻奥の鼻水と血液検査をした結果、血中好酸球値は6.7パーセントでした。
成人の標準値より若干越えていたのですが、現在服用している抗生剤を飲み続けていればよいと指示されました。

今のところ鼻茸はなく、右目の目頭に少し違和感があるのみで、嗅覚異常や鼻づまりもありません。
以下が質問となります。

1.好酸球値が標準値より若干高かったことで、通常の副鼻腔炎ではなく軽度の好酸球性副鼻腔炎だったという判断で間違いないでしょうか?

2.軽度の好酸球性副鼻腔炎の場合、薬の服用のみでの完治は可能でしょうか?
また、副鼻腔の根本的治療には外科手術は避けられないのでしょうか?

3.昔から鼻炎持ちで、3年前に不衛生な部屋(ホコリの多い)
に住んでいた時期にハウスダストアレルギーになったのが引き金となり、慢性副鼻腔炎となりました。

もともとアレルギー性鼻炎や花粉症も酷いことで、好酸球値が高くでることもあるのでしょうか?

4.鼻茸は現在はないので、鼻汁中好酸球検査で調査した場合でも、好酸球性副鼻腔炎は確定できるのでしょうか?

お手数ですがご回答お願いします。
医師からの回答
一つずつお答えしますね。

1.好酸球性副鼻腔炎の診断には、いくつかの項目があり、好酸球高値もその一つですが、病変が両側にあるか、鼻茸があるか、CTにて篩骨洞に陰影があるか、などで判断します。
それなので、好酸球値が標準値より若干高かっただけでは、好酸球性副鼻腔炎とは診断できません。

2.軽度の好酸球性副鼻腔炎ではステロイドの内服で軽快することはあります。

3.アレルギー性鼻炎や花粉症などアレルギーの病気で好酸球値は高くなります。

4.好酸球性副鼻腔炎の診断は1に書いた通りになりますので、鼻汁中の好酸球検査では確定診断できません。1に書いた項目に加え、鼻茸の組織中の好酸球数で確定診断することはできます。

以上になります。
もしまたわからないことがあれば、いつでもご相談ください。
相談者33歳/男性
5. 鼻茸ができていない状態であれば、好酸球性副鼻腔炎にはほぼかかっていないという判断でよいのでしょうか?
また、好酸球性副鼻腔炎がある時に発動した途端、急速的に増えるようなものなのでしょうか?

6.今回好酸球値が若干高く長期間に渡って右目に篩骨洞の印影が少しあることから、軽度の好酸球性副鼻腔炎か、または今はたまたま寛解期の状態で抑えられているという可能性もありますでしょうか?

自分が予備軍のような気がして不安です。
元々鼻炎の為、鼻汁中に好酸球値が偶々高くでたのであればよいのですが..

7.軽度の好酸球性副鼻腔炎の場合、ステロイドで軽快はしても、完治はせず服用をずっと続けつつ生活するのでしょうか?

お手数ですが、よろしくお願いします。
医師からの回答
5. 鼻茸がなくとも、好酸球性副鼻腔炎になっている場合はあります。

6. どちらの可能性もあります。

7. 内服しなくても落ち着くことが多いですが、ちょっとした風邪などでまたぶり返すことも少なくないです。
相談者33歳/男性
8.軽度または潜伏のような状態(鼻茸や嗅覚障害がない状態)では、 好酸球性副鼻腔炎を確定する手段はないのでしょうか?

9.前段でアレルギー体質(ハウスダスト、花粉、甲殻類)がある場合は、好酸球性副鼻腔炎を判断する要素となりますでしょうか?

10.軽度の好酸球性副鼻腔炎で抑えられていても、好酸球性である以上、完治はできないのでしょうか?
重症化になる前段階でも、好酸球である以上外科手術は避けられないのでしょうか?

医師からの回答
8. 難しいです。ないと思ってもらっていいでしょう。

9. 決め手にはなりませんが、可能性は高くなります。

10. 手術は重い場合ですので、必要ないことも多々あります。
相談者33歳/男性
参考になりました!