２月上旬に風邪を引いた時。左舌の裏側にアフタ口内炎が出来たんですが、其が未だ治り...
医師への相談

相談者52歳/男性: ２月上旬に風邪を引いた時。左舌の裏側にアフタ口内炎が出来たんですが、其が未だ治りません。見た目は真ん中がクレーターのように穴が空いたように見えて、その周りは薄白くなっております。正直何ヵ所か歯科口腔外科を受診しましたが全てしこりになっていないので大丈夫だよと言われてます。画像を送りたいのですが不具合が生じてて送れません。歯を丸めて貰い様子を見てますが変わりません。最初は痛みが強かったですしみたりしてましたが、現在は軽いです。アドバイスお願い致します

医師からの回答: ご相談ありがとうございます。
経過も詳しく教えていただき助かります。
すでに複数の歯科口腔外科の先生に診ていただいて、経過観察で良いとのご判断頂いているようですので、舌癌などの、すぐに治療が必要なご病気は考えにくいかと思います。

また、1箇所にできたアフタが治るのに時間がかかっているということですので、口腔内の粘膜全体に関わるような感染や、全身性の問題というよりも、現在治療いただいているように、歯と舌の機械的な摩擦などでアフタが治りにく状態などが考えやすいと思います。

特定の部位に、歯などとの摩擦で舌に病変ができる場合には、基本的には摩擦を避けるような処置が必要となりますので、歯を削って摩擦が減るようにする対応が一番の根本的な治療になるかとは思います。

現在のまま、1箇所のアフタのみで悪化も見られなければ、現在の口腔外科で引き続き経過を見ていただくと良いと思います。
ただし、もし口腔内のアフタが増加したり、他の粘膜などにも症状が出る場合などは、一度、皮膚科の先生にもご相談いただいても良いかもしれません。

医師からの回答: デキサルチン軟膏は、口腔内のアフタによく使用されるステロイド軟膏です。
特に炎症が起きて疼痛が強いようなアフタには、炎症を沈めて痛みが減りますので効果的です。

細菌や真菌の感染などですと、ステロイドの軟膏塗布で症状が悪化することがありますが、ステロイド軟膏の塗布で、しみる感じが改善しているとのことですので、やはり感染などではなく、機械的な刺激に伴う局所の炎症であった可能性が高いと思います。

炎症を鎮めるためには非常に有効ですので、使用を継続頂くと良いかと思います。

医師からの回答: デキサルチン軟膏は、疼痛が強くなる時や、食事などで軟膏が取れてしまった時につけるので、一般的には1日1-5回程度が目安になるかと思います。ただ、内服薬などとは異なるので、あまり厳密な制限はなく、疼痛が強ければ、さらに回数は増えても問題ありません。

アフタシールなどのようなシールの場合は、外出中など頻繁に軟膏が付けられない場合に、疼痛を抑えるために使用します。疼痛が強いけれど、外出中で軟膏を頻繁に使えない場合にシールは使っていただくと良いと思います。