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【2016-2017年】インフルエンザ流行速報!ワクチン予防接種・感染状況について

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毎年冬から春にかけて流行が懸念されるインフルエンザ。2016年はインフルエンザA香港型が流行を見せています。

いざ予防をしようとなっても、インフルエンザの流行状況や、予防接種のことを把握しておかないと、予防の意味をなさない場合があるので注意したいですね。

まず、現在の最新インフルエンザ流行状況をDoctors Me編集部でまとめてみました。

※2017年1月13日更新

2016-2017年 最新インフルエンザ流行状況


【NEW】1月に入りインフルエンザ注意報発令


2017年1月13日(金)国立感染症研究所によると、2017年1月2~8日の全国定点医療機関のインフルエンザ患者数が平均10.58人に上り、注意報レベルの10人を超えたことが明らかになりました。(参考

感染研は、不要な外出を控えるなどのインフルエンザ対策を呼び掛けております。

インフルエンザ報告全国総数


・52,082人(先週比+10,644人)
(2017年1週 1月2日~1月8日)

定点当たりインフルエンザ報告全国総数


・10.58人
(2017年1週 1月2日~1月8日)

※流行開始の目安とされる数値:1.00人
※注意報レベルの目安とされる数値:10.00人
※警報レベルの目安とされる数値:30.00人

インフルエンザ入院患者全国総数


・2,639人(先週比+721人)
(2016年9月~2017年1月)

インフルエンザ報告数が多い都道府県


1位:東京都 3,770人 (先週比+309人)
2位:愛知県 3,558人 (先週比+1,110人)
3位:埼玉県 3,226人 (先週比+520人)
4位:神奈川県 3,006人 (先週比+136人)
5位:千葉県 2,654人 (先週比+946人)
(2017年1週 1月2日~1月8日)

《参照》
厚生労働省

関連コラム:

厚労省が推奨する咳エチケットについて解説

2016-2017年に流行しているインフルエンザウイルス


A-H3N2型(A香港型)


2014年に流行した型のインフルエンザで、お年寄りや子供で症状が重くなりやすく、大流行しやすい特徴があります。

2016-2017年インフルエンザワクチン株


・A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09

・A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)

・B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)

・B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)

《参照》
国立感染症研究所

毎年様々な形で流行、感染が広がるインフルエンザですが、感染を防ぐためにはどのような対策を打てばよいのでしょうか。

今回はインフルエンザ予防接種の基礎知識や疑問などを医師に解説をしていただきました。

インフルエンザ予防接種について


インフルエンザ予防接種の目的


インフルフルエンザの感染(ウイルスが細胞に入ること)を防ぐことではなく、インフルエンザウイルスに対する免疫を獲得することが目的です。

インフルエンザワクチンの効果


感染後に発病する可能性を低減させる効果があることと、もう1つは死亡や脳症といった重症化を防ぐ効果があることです。 特に糖尿病や悪性腫瘍などの基礎疾患がある方や高齢の方は重症化しやすく、この重症化を防ぐことが最大の効果です。

インフルエンザワクチンの副作用


・接種した部位の発赤、腫れ、痛み
・発熱
・頭痛
・全身倦怠感
・下痢
・嘔吐

通常2~3日で自然と症状は消失します。特別に対症療法などをする必要はありませんが、心配な時は医師・薬剤師に相談してください。

重篤な副作用


■アナフィラキシーショック
食物や薬物などのアレルギーによって引き起こされる症状のことをアナフィラキシーといい、なかでも重篤な状態をアナフィラキシーショックといいます。

アナフィラキシーショックの症状の特徴は、蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等などの症状でそのほとんどは接種30分以内に現れますので、予防接種後30分は医療機関で様子を見ることをおすすめします。

■急性散在性脳脊髄炎
ウイルス感染後やワクチン接種後などに脳や脊髄、視神経などの中枢神経が冒されるアレルギー性の脱髄疾患のことで、ADEMと呼ばれることもあります。

■ギラン・バレー症候群
厚生労働省による特定疾患に指定されている難病です。感染症が誘因となり神経が障害されることが多いです。

■喘息発作
稀ではありますが、インフルエンザワクチンによって喘息を誘因する場合があり、呼吸困難に陥る危険性もあります。

関連コラム:

インフルエンザ予防接種の有効性・接種率とは?気になる疑問を一気に解決!

インフルエンザ予防接種の費用


大人


住んでいる地域や、市町村、病院によって料金は変わってきますが、一般的には3,000円~4,000円であることが多いと考えられます。

子供


小さいお子さんがインフルエンザの予防接種を受ける場合は2回受ける必要があるため、大人と料金が変わってきます。

こちらも地域や病院で変わりますが、一般的に1回目が2,000円~3,000円で、2回目は安くなったり、無料で受けられる場合もあります。

関連コラム:

なぜインフルエンザ予防接種の料金は毎年変わる?病院や地域での違いについて

インフルエンザ予防接種を受ける際に注意すべき人


13歳未満


13歳未満の方は2回接種を行うことになっています。

妊娠中


妊婦さんはインフルエンザにかかっても、赤ちゃんへの安全性の面から抗インフルエンザ薬を服用しにくい場合があることから、特にインフルエンザの予防接種を済ませておくことが推奨されます。

授乳中


授乳中でもインフルエンザの予防接種は問題なく行えますし、万が一インフルエンザに感染して赤ちゃんにうつしたりしても大変ですからこちらも是非受けておきたいです。

高齢者


高齢者の方は免疫が落ちているケースも多く、こちらもかかってしまうと重症化のリスクが大きいのでぜひ行った方がよいでしょう。

持病を持っている人


糖尿病免疫不全、呼吸器や循環器などに持病のある方は是非受けておきたいです。

ステロイド剤を服用している人


長期間、大量にステロイド剤を服用している場合では、抗体が期待通りに作られない可能性があります。

大量の副腎皮質ステロイド薬を長期投与されている場合は、インフルエンザワクチン接種について医師に相談してください。

他の予防接種を受けている人


1カ月以内に他のワクチンの接種を受けている場合は、インフルエンザワクチンを接種するまでに間隔をあける必要があります。直近のワクチン接種を医師に伝えてください。

インフルエンザ予防接種を受ける前に注意すべきチェック項目


□卵、鶏肉に対してアレルギーを起こす可能性がある

□予防接種でアナフィラキシーショックを起こしたことがある

□予防接種当日に37.5度以上の発熱をしている

□過去に免疫不全と診断された

□過去にけいれんを起こしたことがある

□心臓血管系疾患などの基礎疾患がある

□間質性肺炎、気管支喘息などの呼吸器系疾患がある

□予防接種後に発熱、全身性発疹などの症状を起こしたことがある

インフルエンザ予防接種に関するよくある質問


Q1:インフルエンザ予防接種は毎年受けないと効果がない?


A:インフルエンザのウイルスは非常に遺伝子変異を起こしやすく、大きな遺伝子変異が起こってしまうと予防接種が効かなくなってしまう恐れがあるので、毎年流行を予測して作られた予防接種を受けることが好ましいと考えられます。

Q2:予防接種を受けてもインフルエンザにかかる?


A:流行株と予測された株が違ったり、身体の免疫力が落ちていたり、子供やお年寄りなどは受けてもかかってしまうことがありますが、症状は軽症で済むことが多いです。

Q3:インフルエンザ予防接種は2回する必要はある?


A:必ずしも2回予防接種を行う必要はありませんが、受験や持病など、特別にインフルエンザを避けるべき年は、念のために2回接種してもよいと考えられます。

その際は担当の医師に相談をするようにしましょう。

Q4:インフルエンザワクチンの接種は時間帯で効果が変わるの?


A:国内の研究機関で行われた研究によって、交感神経が高まる時間帯、つまり人間であれば午前中にワクチンを接種することでより高いワクチンの効果が得られる結果が発表されました。

しかし、この研究結果は比較的新しいものであり、今後様々な面からワクチンの種類などに関して検証が必要だと考えられます。

Q5:インフルエンザワクチンは何から作られるの?


A:従来、インフルエンザのワクチンは、鶏の有精卵にウイルスを接種後、培養しウイルスを増やして製造します。
その他にも、タバコの葉やガの幼虫を用いた最新の製造方法があります。

Q6:インフルエンザ予防接種はいつ受ければよい?


A:2016-2017年のインフルエンザ予防接種は、10月1日から医療機関での受付が始まっております。

例年の傾向を見ると、インフルエンザは12月頃から翌年の3月くらいに流行することが多いこと、また、インフルエンザの予防接種を行ってから大体2週間くらい、効果の発揮に時間がかかることから、11月下旬〜12月初旬に予防接種を済ませておくとよいでしょう。

インフルエンザ基礎知識


症状


・発熱
・頭痛や関節痛、筋肉痛
・全身の倦怠感
・食欲不振や胃痛、腹痛、吐き気
・咳やくしゃみ、鼻水、喉の痛み、気管支炎

《インフルエンザA型の特徴》
38度以上、場合によっては40度近くの高熱が出ることもあります。一気に熱が上がると言う特徴がありますので、高熱によってインフルエンザの感染を疑う場合も少なくありません。

《インフルエンザB型の特徴》
それほど高熱が出ることはありません。37度から38度くらいの微熱が出て、中々下がらないと言う特徴があります。

《インフルエンザC型の特徴》
症状がそれほど重くなく、インフルエンザA型やB型に比べると発熱の期間も短く、風邪のような症状で済んでしまうようなことが多いようです。

潜伏期間


潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)は1~5日です。

感染経路


1:飛沫感染
インフルエンザ感染者のくしゃみや咳などによって飛び散った、ウイルスを含む粒子(飛沫)を鼻や口から吸い込むことで感染します。

2:接触感染
飛沫から水分が蒸発した細かい粒子が空気中を浮遊し、それを吸い込んだり、ウイルスのついた手指やものに触れることで感染します。

治療方法


インフルエルエンザは基本的に投薬治療を行います。感染したインフルエンザの型によって薬の種類も変わってきます。

《インフルエンザA型のみに有効》
・シンメトレル(経口薬)

《インフルエンザA型、B型の両方に有効》
・タミフル(経口薬)
・リレンザ(吸入薬)
・イナビル(吸入薬)
・ラピアクタ(点滴薬)

これらは抗インフルエンザウイルス薬であり、インフルエンザの発症から48時間以内に使用することでウイルスの増殖を抑える効果が得られ、発熱期間が短くて済み、ウイルスの排出量も抑えられ、感染の拡大を予防できます。

しかし、タミフルの服用で異常行動を起こすとの報告もあり、10歳以上の未成年ではタミフルの使用を原則控えることが厚生労働省から通達されています。タミフルの使用に当たっては医師と相談の上、納得して使用するようにしましょう。

予防方法


◎流行前にインフルエンザの予防接種を受ける

◎外出時はマスク着用

◎外出後の手洗いの徹底

◎適度な湿度の保持

◎休養とバランスの良い食事

◎人混みや繁華街への外出を控える

《参照》
厚生労働省

医師からのアドバイス

インフルエンザの流行は年によりますが、大流行するとお年寄りなどを中心に多くの死者が出ることもあります。

つらいインフルエンザにかからないために、是非受けられる方は予防接種を受けておきましょう。

(監修:Doctors Me 医師)
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