あかぎれに関する薬

薬剤師監修

あかぎれの薬の上手な選び方・使い方

あかぎれのやひび割れの直接的な原因としては、肌の乾燥と血行不良という二つの原因をあげることができます。そのため、あかぎれやひび割れを解消するのに有効な薬としては、グリセリンやビタミンEが配合されている薬を選ぶのがポイントです。グリセリンは肌の表面を保護してくれる成分が配合されています。一方、ビタミンEは血行不良を改善する成分が配合されているのです。

もし、あかぎれやひび割れの症状が悪化して、赤みが発生したり、耐えきれないかゆみが発生したりなど、炎症の症状が現れた場合には、ステロイド外用剤を使用するのが得策です。ステロイド外用剤には炎症を抑える作用があるからです。さらに症状が悪化し、出血などがある場合には、雑菌に感染したりする可能性が高まりますので、抗生物質の配合された薬を使用すると良いでしょう。

使用した薬の効能を効果的に発揮させるためには、日常生活においていろいろな対策を行う必要もあります。まずは、あかぎれの発生している部分に水がつくことを避けるようにしましょう。水仕事を行うときにはゴム手袋を使用したり、手を洗うときには洗いすぎないように注意する必要があります。乾燥も大敵です。乾燥した部屋では加湿器を使用するようにすると効果的です

あかぎれの薬の副作用と注意点

あかぎれの薬に配合されている、グリセリンは、毒性の低い薬物です。そのため、あまり副作用などが発生する可能性はないといえるでしょう。しかし、グリセリンを使用して自分で化粧水などを作る場合には、その濃度に気をつける必要があります。グリセリンは水分を吸着する作用があるのです。適度なグリセリンの濃度であれば、保湿効果を得ることができますが、過度に高濃度のグリセリンは、肌の水分を奪ってしまう危険性があるため、逆に肌が乾燥してしまうという問題に直面する可能性があります。

また、炎症の症状が発生した場合に使用する、ステロイド外用剤についても、あまり副作用がないといわれています。ただし、とても低い確率で副作用を経験する人もいるようです。一例を挙げると、薬を塗った部分の毛が伸びて濃くなる症状や皮膚の萎縮、塗った場所が赤くなる、色素脱失などがあります。場合によっては、毛細血管が拡張することで、酒さ様皮膚炎になるケースなども認められています。ステロイド系の薬は炎症を抑える作用がありますが、細菌・ウイルスに対する抵抗力を低下させる性質があります。そのため、水虫・カンジダ・かい癬・水いぼ・尋常性疣贅などを悪化させたり誘発させたりすることがあります。

あかぎれの薬の飲み合わせ

あかぎれの薬の中には、血行不良を改善するためにビタミンEが配合されています。その薬を使用するにあたり、血液凝固防止薬などを服用している人は、その効果が高まりすぎて、出血傾向が強くなってしまうため注意が必要です。

また、炎症症状が発生した場合に使用する、ステロイド系の薬については、抗けいれん薬のフェノバルピタールやフェニトイン、結核の薬のリファンピシンなどと併用すると、ステロイドの効き目が弱くなってしまう可能性があります。その他にも、抗凝血薬のワルファリン、アスピリンなどサリチル酸誘導体、糖尿病の薬、利尿薬と併用すると、相互作用を引き起こす危険性もあります。特に長期にわたり、薬を使用している人は気をつける必要があります。医師や薬剤師に確認を行った方が良いでしょう。

もし、あかぎれによる出血にて抗生物質を使用しているのであれば、胃腸薬の使用に気をつけてください。抗生物質と胃腸薬を併用すると、抗生物質の効き目が悪くなることがあるのです。また、コーヒーや紅茶などのカフェインを含有するものを摂取すると、頭痛などの副作用を起こす可能性があるので過剰摂取は避けましょう。他にも、牛乳と抗生物質の同時摂取は、薬の成分を吸収する力を弱めてしまいます。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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