ハンセン病はんせんびょう

カテゴリ
皮膚の病気
感染症
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医師監修

ハンセン病とは

ハンセン病は、らい菌と言われる抗酸菌が、末梢神経や皮膚に感染して引き起こされる病気です。感染力は弱く、日常生活で突然発症することはほとんどないことがわかっています。近年では有効な治療法も確立しており、早期治療が可能になっています。

ハンセン病の症状

ハンセン病の症状は、末梢神経と皮膚症状が特長です。
  
初期症状としては、皮膚に現れる発疹があります。形状はさまざまで、斑状や結節、丘疹が見られます。痛みや痒みなどの自覚症状はほとんどないことが特徴です。末梢神経が感染したことで、皮膚の知覚が麻痺してしまうためです。また、脱毛や発汗低下などの症状も見られます。感染した人によって、症状も大きく異なるのもハンセン病の大きな特徴です。その症状によって、4つの病型に分類されています。
  
近年の日本国内においては、新たに感染して発症する例もほとんどありません。しかし、根絶されたのではなく、世界では、年間約23万人の患者が確認されています。

ハンセン病の原因

ハンセン病の原因となるのは、らい菌と言われる抗酸菌です。らい菌は、31℃の環境で増殖する特徴をもっており、感染すると皮膚下を侵していくのです。また、末梢神経の細胞とも親和性が高く、さまざまな症状を引き起こします。
  
らい菌の感染経路として主流となっているのは、らい菌患者からの飛沫感染とされています。他にも、傷のある皮膚からの感染も確認されています。しかし、ハンセン患者に接触するとすぐに感染することはありません。伝染力はとても弱く、人が持っている自然の免疫で防ぐことができます。ハンセン病の潜伏期間は、5年から10年と長く、発症しないまま終わることもあります。

ハンセン病の治療法

ハンセン病を予防する有効的なワクチンは、ありません。しかし、治療薬の研究は進んでおり、発症した患者に対して有効な治療が行われています。
  
近年では、早期発見、早期治療によって完治する病気となっています。軽度の場合は、抗生物質を6ヶ月服用し、らい菌を除去することができます。ハンセン病患者の治療をすることで、新たな感染を防ぎ、らい菌の根絶に繋げることができるのです。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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