乾燥肌に関する薬

薬剤師監修

乾燥肌の薬の上手な選び方・使い方

乾燥肌の薬は、症状によってどれを選ぶかが変わってきます。一般に乾燥肌の種類は、かゆみ、敏感、粉ふき、角化症や乾皮症などがあります。かゆみ肌で悩んでいる人は、ジフェンヒドラミンという抗ヒスタミン剤が配合されている乾燥肌の薬を使います。ジフェンヒドラミン以外にも、クロタミトンやリドカインという成分が含まれていると、しつこいかゆみを鎮めます。

敏感肌の人は、セラミド配合の薬を選ぶと良いです。保湿性が高く、刺激も少ないです。尿素が配合されているものは刺激が強く、敏感肌の人は肌荒れを引き起こしてしまうので注意が必要です。また、セラミド配合の薬は、手やかかとの乾燥に困っている人にも効果があります。セラミドは水に強くて持続性があるので、水仕事が多い人にも選ばれています。

その他、肌が粉をふいたような症状が出る人は、クリームタイプの乾燥肌の薬を選ぶと効果があります。皮膚の炎症を鎮め、バリア機能を回復するヘパリン類似物質が配合されている薬を選ぶと症状が改善されます。高齢者に多い角化症や乾皮症には、尿素配合の薬が効果的です。肌が固くなってしまうような症状が見られるので、水分保持力を高めて肌を柔らかくする尿素が20%程度配合している薬を選ぶと良いです。

どの薬も1日に数回、清潔にした肌に塗ることで効果があります。頻繁に塗ることが難しい人は、持続性があるセラミド配合の薬を選ぶのも効果があります。

乾燥肌の薬の副作用と注意点

乾燥肌の薬で特に注意しなければならない点が、ステロイドを含んでいるかどうかです。ステロイドとは、アトピー性皮膚炎などのアレルギー反応にも強力に抑えてくれる成分です。しかし、ステロイドは皮膚の免疫機能も抑えてしまうので、にきびやヘルペスなどの感染症に弱くなってしまいます。また、効果の強いステロイド剤を長期に使っていると、皮膚が薄くなってしまい血管が浮き出てくるという副作用もあります。

病院で処方される薬にステロイドが配合されていても、医師との問診の結果により選ばれた薬なので使っても問題ありません。注意すべきなのは、ドラッグストアで薬剤師が不在でも買える薬です。第一類医薬品は、副作用が強い薬が多いので薬剤師に相談しなければ買えません。しかし、第二類医薬品や第三類医薬品は薬剤師に相談しなくても買うことができます。重度の副作用は起こさなくても、ステロイド配合の乾燥肌の薬には注意が必要です。ドラッグストアには、第二類医薬品や第三類医薬品に詳しい登録販売者がいます。自分の症状が、ステロイド配合の乾燥肌の薬を使用しても問題はないのか気になる人は、登録販売者に相談するのも大切です。乾燥肌の薬は、症状に合った成分を選ぶことで治りが早くなります。

乾燥肌の薬の飲み合わせ

乾燥肌の薬を使用しているときは、風邪薬との飲み合わせに注意することも大切です。風邪薬には、鼻水を抑えるために分泌液を少なくする作用があります。分泌液が少なくなることで肌に水分が行き渡らなくなり、乾燥してしまいます。乾燥肌という理由で、いつもより多く乾燥肌の薬を飲んだり塗ったりすると副作用を引き起こしかねません。

また、風邪を引いているときは肌が敏感になっている状態です。尿素配合の乾燥肌の薬を使用していると、肌荒れの原因にもなってしまいます。風邪薬を服用中は、乾燥肌の薬を控えるようにすることが重要です。

発疹が出ているときも、風邪が原因なのかアレルギー反応なのかを判断することも大切です。発疹のために新たに薬を服用すると、体調不良につながります。風邪薬を病院で処方してもらうときには、乾燥肌であることを伝えることで副作用が起こるのを未然に防げます。市販の風邪薬を購入する際も、乾燥肌の薬との飲み合わせについて薬剤師や登録販売者へ相談することも必要になってきます。その他の薬でも、何かがきっかけで乾燥肌を悪化させる可能性があります。現在処方されている薬と乾燥肌の関係について、ご自身でも調べることで安全に薬を服用することができます。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
  • 専門家の皆様へ。薬の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください
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