日焼けに関する薬

薬剤師監修

日焼けの薬の上手な選び方・使い方

日差しが強いときにレジャーに出かけたりすると真っ赤に日焼けしてしまうときがあります。ひりひりして夜も眠れないほど痛むとつらいものです。

あまりにも痛みがひどいときや、水疱が出ているときは市販薬で治療するのは困難なので病院に行きましょう。病院では非ステロイド消炎鎮痛薬か副腎皮質ステロイドという塗り薬を処方されることが多いようです。このほかに日焼けに効く漢方もありますので、塗り薬を塗りたくないときや副作用が心配な時は医師に相談して処方してもらうとよいでしょう。

日焼けに効く市販薬はアロエクリームと馬油があります。どちらも炎症を抑える作用と肌を保護する作用が期待できます。アロエクリームの方は新陳代謝を促してシミやそばかすを防ぐ効果があるので美容面を重視する人におすすめです。馬油は熱をとる働きがあるので肌のほてりがひどい人におすすめです。

日焼けした肌に薬を塗るときはまず肌をよく冷やすのが先決です。冷たい水につけて肌を冷やすことでこれ以上肌にダメージを与えないようにします。さらに薬を塗った後はラップでふたをすると服でこすれて弱った肌を痛めるのを防ぐことができます。薬を塗った後でもまだ痛むときは上から冷やすと薬が流れません。

日焼けの薬の副作用と注意点

どんな薬にも副作用があります。薬を使用するときはどんな効果があるのかということ以上にどんな副作用があるかということをよく知っておかなくてはなりません。

アロエクリームと馬油はどちらも食品から作られたクリームなので副作用の心配はありません。

非ステロイド消炎鎮痛薬は基本的に妊婦には使用しない薬なので妊娠の可能性がある場合は必ず医師に伝えて、違う薬を処方してもらってください。消化器官や腎機能に副作用がおきることがあり、腹痛や尿が少なくなるという例が報告されています。そのほか稀ですが喘息の症状が出ることもあるようです。このような症状がでたらいったん使用を中止して病院にいきましょう。副腎皮質ステロイドにもいくつかの副作用の心配があります。皮膚が薄くなってつっぱったり、赤みが増したり、ニキビや毛が増えるなどです。肌から体内に入り込んで副腎皮質の働きを抑えてしまうという症状もあります。副作用は怖いですが、途中で使用を中止したり使用する量を少なくしたりすると薬は効果を発揮することができません。症状がなかなか良くならなければ結果的に薬の使用量が増えてしまいますので、医師に言われた使用期間と使用量はしっかりと守って使用してください。

日焼けの薬の飲み合わせ

薬はその組み合わせで思わぬ作用が出るものや本来の効果を発揮できなくなるものがあります。薬を使用するときはその副作用だけでなく、少量でも組み合わせに注意しなければなりません。例えば非ステロイド消炎鎮痛薬と利尿作用がある薬を組み合わせると利尿効果を抑えてしまいます。

なかなか効果が出ないからと言って同じ効果をもった薬を複数組み合わせるのも危険です。日焼けの薬は炎症を抑える効果があるものですが、炎症というのは体の免疫が必要以上に働いている状態です。そのため日焼けの薬の中には免疫を抑える効果があるものがあります。免疫を抑えると外敵に対して無防備な状態になってしまいます。

非ステロイド消炎鎮痛薬と副腎皮質ステロイドを一度に処方されることはありませんが、お薬手帳を利用するなどして管理することが大切です。さらにどちらも市販薬にも使用されている成分なので知らず知らずのうちに組み合わせてしまわないように注意が必要です。特に非ステロイド消炎鎮痛薬は頭痛や生理痛に効く飲み薬、筋肉痛や腰痛に効くシップなどその形も多岐にわたります。ドラックストアなどで簡単に買える薬でも組み合わせが悪ければ体の害になりますので、使用する際は十分注意してください。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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