シミ/しみに関する薬

薬剤師監修

シミの薬の上手な選び方・使い方

シミが出来てしまったら、まずは、どのような種類のシミなのかを把握することが大切です。今回は、主に体内からシミにアプローチする方法についてお話したいと思います。

シミには大きく分けて5種あります。紫外線が原因で出来る日光黒子、女性ホルモンの乱れなどが原因で30~40代の女性に出やすい肝斑、遺伝などが原因でゴマほどの大きさのシミが散らばるそばかす、ニキビ跡などが残ってしまうことで発生する炎症後色素沈着、加齢による皮膚の老化が原因の老人性ゆうぜいの、5つです。全て出来るまでの経緯や大きさ、色などにばらつきがあるのですが、老人性ゆうぜい意外は全て薬で治すことが出来るのです。

それぞれの症状にピッタリの薬がありますので、自分に合うものを見極めて使うようにしましょう。まずは日光黒子と炎症後色素沈着に最適なのは、ビタミンCとハイドロキノンが入っている薬です。これらには強い美白効果があり、色素沈着をしてしまった肌を改善してくれます。肝斑に良いのは、ビタミンCとトラネキサム酸が配合されている薬です。これらにはメラニン色素の生成を抑えてくれる効果があります。次にそばかすですが、ビタミンCとL-システインが入っている薬が最適です。メラニン色素の生成を抑え、排出してくれる役割を果たします。

シミの薬の副作用と注意点

シミに効く薬は多種多様なものが出ていますし、効果的なものも多いのですが、実は怖い副作用が出てしまう薬もあるのです。とにかく大量に飲むのではなく、加減をしながら服用することが大切です。

まずはトラネキサム酸の副作用についてです。これはメラニン色素を抑える効果が高い反面、止血剤などにも使われており、多用してしまうことで副作用が起こってしまう可能性が出てくるのです。血が固まりやすくなりますので血栓が出来やすくなるという弊害が起き、脳梗塞や心筋梗塞など血液関連の病気にかかりやすくなってしまうのです。腎臓から排出される薬ですので、特に60歳前後の方は気を付けた方が良いでしょう。そして一般的に、2か月以上続けて飲むと危険だと言われています。

次にL-システインは、白髪を増やしてしまう作用があることが分かっています。さらにハイドロキノンですが、非常に強力な美白効果があり、この成分を含む液体を身体に塗るとピリピリとした刺激が感じられるほどの物質です。ですので、まずはハイドロキノンが含まれている薬を服用する際は、1~2日服用してみて身体に合わないようであれば即刻服用を中止する方が良いでしょう。他の薬についても、自分の身体との相性を確かめつつ服用する方が安全です。

シミの薬の飲み合わせ

シミの薬を服用している際は、いっしょに服用してはいけない薬というのが存在します。強い成分の入っている効果が大きい薬だからこそ、気を付けて飲まなければいけないのですね。

まずは、トラネキサム酸が入っているシミの薬を服用している期間に風邪薬を併用するのは危険です。さらに、ホルモンバランス系の薬との飲み合わせも良くありませんので、気を付けた方が良さそうです。ホルモンバランスを保つ薬を使う代表的なものとして、更年期障害があります。更年期障害の治療をしている方は、トラネキサム酸が配合されているシミ薬は避けるようにしましょう。

次に、全てのシミの薬に言えることなのですが、ビタミンCやビタミンEが含まれているサプリとの相性は抜群に良いです。服用量は守らなければいけませんが、併用することに問題はありませんし、むしろ併用することにより効果がアップします。

最後に、シミの薬というのは効果が強いものが多く、飲み合わせによって効果がアップすることもありますし、逆に身体に弊害をもたらしてしまうこともあります。用法をきちんと守って服用するようにしましょう。併用が可能かどうか判断出来ない場合は、薬剤師か医師に訊くことをお勧めします。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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