くしゃみに関する薬

薬剤師監修

くしゃみの薬の上手な選び方・使い方

そもそも「くしゃみの薬」というものがどういった薬であるかといえば、往々にしてそれは「鼻炎薬」となります。「単なるくしゃみに、鼻炎なんて症状名をつけるのも」と思われるかもしれませんが、くしゃみが連続して発生しているということは、それだけで何らかの病気を患っている、もしくは患いかけているということになります。代表的なものとしては「ウイルス性鼻炎(要するに鼻風邪)」と「アレルギー性鼻炎(花粉症やハウスダストなど)」が挙げられますが、それぞれに症状や原因は異なります。そのため、原因に合った薬を選ぶ必要があるのです。また、ウイルス性鼻炎の場合には、風邪薬で風邪を治す必要もあります。加えて、くしゃみの薬はその「症状の重さ」で、選ぶべき薬も異なります。一概に「この薬ならくしゃみを止められる」ということはなく、お手持ちの鼻炎薬で症状が改善しなかった場合にはさらに効果のある薬を選ぶ必要があります。どんな症状がどれくらいの程度で発生しているのかによって適した薬も異なりますが、薬剤師に相談することで最適な薬を選ぶことができます。それでも改善しなかった場合には、医師に相談して検査を受け、原因と程度を特定した上で薬を処方してもらいましょう。

くしゃみの薬の副作用と注意点

くしゃみの薬(鼻炎薬)の副作用としては、まず「眠気」が挙げられます。睡眠時間であれば問題ないのですが、それが「車の運転中」「仕事中」といったシーンだと、場合によっては命取りになる可能性も考えられます。次に「まぶしさ」「目のかすみ」といった症状が挙げられます。目に関する症状であり、前述の「眠気」と合わせると、特に車の運転中や公道を歩いている最中だと、事故の原因になる可能性もあります。そこまで深刻な症状で無かったとしても、少なくとも日常生活に何らかのデメリットとして現れる事になります。次に「口の中の渇き」です。特に、「古いタイプの抗ヒスタミン剤」によく見られる症状であり、前述までの視覚や意識に関する症状ではないものの、場合によっては集中力を欠くことで何らかのトラブルの原因になる可能性も十分に考えられます。その他にも「排尿障害」などの症状が見られますが、特に「眠気」と「目の症状」に関しては、生活に直結し、かつ事故によって自分や他人の命に関わる可能性のある症状となります。くしゃみの薬に限った話ではありませんが、副作用は薬によって相性が異なり、症状の現れ方も異なります。眠気などの症状が強く現れる場合には、他の薬に変えましょう。

くしゃみの薬の飲み合わせ

くしゃみの薬と飲み合わせが悪い薬となると、考えられるものは「アレルギーに関する薬」と「向精神薬」です。まず、アレルギーに関する薬は「抗ヒスタミン作用」というものがあり、これによって炎症を抑えて症状を改善します。これと同じものが鼻炎薬にも含まれており、抗ヒスタミン作用が強く現れることで「眠気の症状」が悪化します。次に向精神薬についてですが、これは「うつ病」や「統合失調症」などの精神病の治療に用いられる薬です。これらの薬にも「眠気の副作用」が生じるので、鼻炎薬の副作用と重なり、副作用が強く現れてしまうのです。また、眠気以外の症状についても、薬同士の相性と服用する人との相性次第で、どんな副作用が現れるかわかりません。こればかりは医師や薬剤師も、はっきりとしたことは言えません。なぜなら薬同士の飲み合わせの問題であれば薬品名や成分名を聞くことで対処することができますが、服用する人との相性の問題は、カタログスペックだけでは判断することが出来ません。実際に飲んでみないことには、はっきりとしたことは誰にも言えないのです。注意すべきポイントとしては、鼻炎薬を飲む際に他に何らかの薬を飲んでいる場合は、飲み合わせの悪さによる副作用を警戒することです。そして、飲み合わせが悪いことで何らかの症状が現れた場合にはすぐに服用を中止し、医師や薬剤師に相談しましょう。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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