おりものに関する薬

薬剤師監修

おりもの(オリモノ)の薬の上手な選び方・使い方

おりものによる痒みに、悩まされている女性は多いのではないでしょうか。体が健康な状態であってもおりものは分泌されます。しかし生理前のホルモンバランスが変化する時や、体調の悪化により免疫力が低下している時に、おりものの量や質が変化することがあります。通常とは異なる、色や臭いが強いおりものが分泌される時、激しい痒みを伴う場合があります。痒みを治療する薬としてまず一番最初に試すべきものは、クリームやミストなどの外用薬です。次に外用薬と併用して、錠剤を飲むことにより症状の改善が期待できるでしょう。またサプリメントや漢方薬の服用により、体の免疫力を高め、異常なおりものを根源的に治していくという方法もあります。

デリケートゾーンが異常に痒くなった時に考えられる病気の一つに、カンジダ膣炎があります。多くの女性がかかりやすい感染症の一つです。チーズのような白いおりものが特徴で、カンジダという膣内に元々存在する菌が、免疫力の低下により異常繁殖して、外陰部に強い痒みを伴います。治療薬には、軟膏や、膣坐剤や、飲み薬などがあり、市販薬でも購入が可能です。

また膣トリコモナス症や性器クラミジア感染症といった、性感染症が原因による痒みもあります。性感染症にかかった場合は、病院での薬の処方が必要です。

おりもの(オリモノ)の薬の副作用と注意点

クリームやミストを使用することにより、副作用が起きる場合があります。副作用としてあげられるのが、皮膚の発疹、発赤、かゆみ、腫れなどです。このような症状が出たら、すぐに使用を控え、病院で相談した方がいいでしょう。また前提として、各々の薬の用法、用量を守って正しく使用することがそもそも大切です。また妊娠中の女性は敏感なので、使用の際は特に注意が必要です。

内服薬ならば、副作用の比較的少ない漢方薬がおすすめです。漢方薬には、加味逍遥散や桂枝茯苓丸料などといったものがあります。ただし、錠剤や漢方薬といった内服薬は、体内に摂取するものなので、発疹やかゆみやほてりなど、体に異常が出たらすぐに使用を控え病院で相談してください。

通常、膣や子宮から分泌されるおりものは、膣内に雑菌が入るのを防ぐために分泌されます。おりものは、女性の性器を健康に保つ働きを伴っています。正常な状態ならそのまま放置しておいても問題はありませんが、蒸れにより雑菌が繁殖し、強い痒みを伴う場合があります。生理用品に関しては、膣内に挿入するタイプのタンポンより、ナプキンを使用する方が安全でしょう。タンポンを長時間入れたままにしておくと、異常なおりものが出る原因となる場合があります。

おりもの(オリモノ)の薬の飲み合わせ

避妊のために、また生理痛軽減や月経困難症改善のためピルを服用している女性は多いのではないでしょうか。クリームなどの外用薬や膣坐剤は、ピルと併用しても問題はありません。内服薬やサプリメントを飲む際は、必ず水か白湯で飲む必要があります。飲み物には、薬の効き目を強めすぎてしまうものや、逆に薬の効き目を弱めてしまう作用をもつものがあるためです。例えばアルコールは、薬と一緒に摂ると副作用が強く出てしまう場合があります。薬の効き目に影響を与えることを相互作用というのですが、食べ物にも相互作用を持つものがあります。例えば、グレープフルーツは酵素の働きを弱める成分が含まれています。せっかくの内服薬やサプリメントの効果が半減してしまうので、相互作用を持つ食品の摂取には注意が必要です。

また薬によっては、保管場所の温度や湿度によって変質を起こす場合があります。直射日光の当たる場所に薬を放置すると、薬の変質が起きやすくなります。薬に同封されている説明書には、保管方法や開封後の使用期限などが書かれているので、よく読んで正しく使用しましょう。また、たとえ未開封であっても薬が劣化している場合もあるので、薬の色が変わっていたり、悪臭がする場合は使用を控えましょう。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
  • 専門家の皆様へ。薬の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください
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