股部白癬(いんきんたむし)

カテゴリ
男性生殖器の病気
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医師監修

股部白癬(いんきんたむし)とは

股部白癬(いんきんたむし)とは、カビの一種である白癬菌が、股の付け根や陰部に感染する病気です。発症すると股間にかゆみが生じ、発疹が現れます。かゆみで掻きむしってしまうと、血や膿が出ることもあります。

男性・女性ともにかかる皮膚病で、白癬菌が好む高温多湿な環境を改善することが重要です。

股部白癬(いんきんたむし)の症状

股部白癬の症状には、皮膚に赤い斑点のようなものができます。

かゆみが強いため、日常生活においてストレスを感じることが多く、治療期間も長くかかる傾向にあるため、やっかいな病気です。

初期


小さなブツブツや水ぶくれができます。

中期


赤く円状に盛り上がり、段々と外側へ広がっていきます。性器の周辺からおしり、太ももの内側を中心に、発疹は広範囲にわたります。

広範囲に広がることが多いものの、男性では陰嚢(睾丸)やペニスにまで感染が広がることはあまりありません。

淵の部分が盛り上がり、周辺の皮膚が剥離する場合もあります。中心部は治って、徐々に周囲に広がっていく傾向があります。

後期


赤い部分と色素沈着による黒い部分などの境界がはっきりとわかり、日焼け後のように皮膚がむけた状態になることもあります。

入浴後などの体温が上がった状況でかゆみが増すことが多く、強いかゆみから患部をひっかき皮膚を傷つけてしまい、そこから別の感染症を引き起こすこともあるため注意が必要です。

股部白癬(いんきんたむし)の原因

股部白癬の原因は、白癬菌です。水虫と同じ菌によって発症します。そのため、 自身の足の水虫や、水虫を患っている家族との接触で菌がうつることで起こります。

また、男性の病気なイメージがありますが、女性にも感染します。

高温多湿の状態にしていると水虫が発生するのと同じように、股周辺にも白癬菌が発生しやすくなります。

汗などで下着の内部が蒸れる夏は、特に感染に気をつけなくてはなりません。 不潔な状態は厳禁のため、体を清潔にしておきましょう。

主な感染ルート


白癬菌は、高温多湿の環境で繁殖します。 代表的な感染ルートは以下です。

・共用のスリッパや靴
・スポーツセンターやプールのマット

股部白癬(いんきんたむし)の治療

塗り薬


白癬菌に対する塗り薬を使用します。

かゆみが消えたからと薬の使用を中止すると何度も再発してしまいます。かゆみが治まってからも、医師に指定された期間はきちんと塗り続けることが大切です。

●市販薬の使用について
ドラッグストアなどでも市販薬は発売されています。

皮膚に合わない市販薬を使用してしまうと、より症状が悪化したり、副作用を起こしたりするリスクがあります。適した薬を選べるように、薬剤師に相談してください。

症状が改善しない場合は、皮膚科に行きましょう。股部白癬ではなく、別の病気である可能性もあります。

股間という場所なので医師に見せることに恥じらいを感じ、病院に行くのを躊躇する方が見られます。しかし、治療開始が遅れると、色素沈着を起こすこともあります。早めに皮膚科に相談しましょう。

股部白癬(いんきんたむし)の予防

股部白癬の基本的な予防法は、毎日入浴し、陰部を洗って清潔な状態を保つことです。

また、白癬菌は、高温多湿を好みます。汗をかいたときには、皮膚が蒸れるのを防ぐために、乾かすことが大切です。特に股部白癬にかかりやすい夏には、 通気性がよい下着にするとよいでしょう。

股部白癬は、足の水虫からうつることもあります。スリッパやタオルは、なるべく共用しないようにしましょう。
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いんきんたむしの薬の上手な選び方・使い方

詳細をみる
いんきんたむしは、水虫などの原因ともなる「白癬菌」が原因になるため、主に外用薬を使って治療するのが一般的です。白癬菌の細胞を破壊し殺菌効果のある「テルビナフィン」「ケトコナゾール」といった成分が含まれた薬を使います。外用薬にもクリーム(軟膏)タイプ・スプレータイプ・パウダースプレータイプとあり、症状によって使い分けると効果的です。保湿効果もあるクリームタイプは乾燥した患部に適し、かゆみが強い場合は冷却効果と清涼感でかゆみや腫れを抑える成分が含まれるスプレータイプが適しています。さらにジュクジュクしている患部には、分泌物を乾燥させる必要があるためパウダースプレーが効果的です。汚た手で患部を触ることにより、別の皮膚感染を起こし症状が悪化する場合もあるため、いずれのスプレータイプも患部を直接触ることなく塗布が可能で衛生的です。また、白癬菌は角質層へ侵入していても、症状があらわれるまでに時間がかかることもあるため、薬を患部より広めに塗ることで拡大を防ぐこともできます。

症状が重い場合や外用薬だけで症状が改善しない場合は、「テルビナフィン」の成分が含まれた内服薬を使用したり、殺菌効果を高める紫外線治療器を併用して治療することもあります。

およそ1週間くらいで陰部のかゆみも無くなり症状も緩和されてきますが、完全に皮膚が生まれ変わるまで1~2か月はかかるため継続して使用し続けることが必要です。
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「いんきんたむし」チェック

陰部がかゆい...もしかして「いんきんたむし」?

「いんきんたむし」を知っていますか?
白癬菌という足に出来る水虫の原因となるカビの一種が陰部に繁殖した物を俗に「いんきんたむし」、正式名称を「股部白癬」と呼びます。
陰部がかゆいという非常に不快な症状に悩まされ、人によってはずいぶん長い期間悩まされることもある「いんきんたむし」のなりやすさに関するチェックです。

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