【育毛医療コラム】vol.3: 外用育毛剤の使い方に要注意!? 正しく知ろう育毛剤

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医師:橋口 華子

市販されている育毛剤の効果って…?

ドラックストアや薬局には、たくさんの育毛剤が販売されています。

育毛剤は毛包周辺環境の改善、頭皮の清潔を目標に、
・毛包周囲の血行促進をはかるもの
・毛包への栄養補給を目指すもの
など様々な組み合わせのものが開発されていますが、毛包への直接作用をもつかどうかを含め、効果判定が不明なものも多くあります。

育毛剤の成分

育毛剤の多くは医薬部外品ですが、医薬部外品は医薬品や化粧品、サプリメントと違い、成分表示が添加量の多い順に記載しなくてもよいことになっており、成分の配合量が全く推測できないデメリットがあります。

国内で製造、開発されている育毛剤の8割以上は、内容成分の60%以上をアルコールが占めているともいわれています。

アルコールは、毛穴を防ぐ固まった皮脂を溶解する効果があり、育毛剤が毛穴内部に浸透するように、溶解剤として含まれています。しかしその結果、育毛に直接関与する成分が全体のわずか2割程度になってしまっていると考えられます。

また脱毛を予防するために一般的に使用されているものには、ミノキシジルを有効成分とした外用育毛剤と5α-還元酵素阻害剤を有効成分としたフィナステリドがありますが、いずれも加齢性脱毛には効果が乏しいです。

育毛剤の使い方にも注意!

育毛剤の使用方法にも注意が必要です。

一般的に、育毛剤は入浴直後に塗布し、その後すぐにマッサージをするのがもっとも効果的な育毛剤の使用法と思われているかもしれません。

しかし、頭皮をドライヤーなどできちんと乾かしていない状態だと地肌に水分が残っており、角栓が毛穴を埋めていなかったとしても、水が毛穴を埋めており、育毛剤が浸透する隙間がありません。

また、どの育毛剤でも毛穴内部に育毛剤が浸透するには最低でも5~10分程度の時間が必要です。(商品特性や液体粘度によって異なります)それを塗布直後にマッサージをしてしまえば、育毛剤が毛穴内部に浸透する前に飛び散る原因になってしまいます。

正しく使いましょう

どれほど有効な外用育毛剤を使うにしても、ご自身の頭皮や毛根の環境が整っておらず、誤った使用方法を用いていては育毛効果を得ることはできません。

当院では外用育毛剤の効果的な使い方ができるよう、頭皮環境改善から使用方法まで一貫した指導を行なっています。

~医師:橋口 華子~

橋口 華子Hashiguchi Hanako

東京逓信病院循環器内科、朝日生命糖尿病研究所付属病院、がん専門クリニック、毛髪専門クリニックなどの勤務を経て、2013年より予防医学・毛髪専門クリニック「ヘルスケアクリニック麹町」を開設。院長として日々、外来患者の毛髪に関する悩みに答えている。
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