育毛に関する薬

薬剤師監修

育毛の薬の上手な選び方・使い方

現在薄毛、脱毛に悩む人の数は増えており、それに伴う育毛の薬も多岐に渡っています。頭皮環境は千差万別ですので、個々人の頭髪の状況に合わせて育毛の薬を選ぶ必要があります。最近以前より少し脱毛が気になり始めたというタイプの方は、頭皮への血流促進を目的とした薬をまずお試しください。こちらは血管を拡張し、血流を促進する効果がありますので、頭皮に適切な栄養分を運ぶことが可能となり、毛母細胞や毛乳頭細胞の働きが正常に戻り、育毛を促す効果が期待できます。一方急激に脱毛が増えた、また細く短い毛が多量に抜けるといったタイプの方は、髪が育つためのサイクルが正常に働いていない可能性が考えられます。これはホルモンの働きが活発になりすぎたために、発毛、育毛を阻害してしまうというもので、髪が長く育つ前に脱毛してしまうという症状です。この場合用いられる薬は活発になりすぎたホルモンの働きを抑制するという効果が期待できるものが用いられます。どちらの薬も散布するもの、または錠剤で内服するものが存在します。生活のリズムや、飲食物、喫煙といった要因によっても頭髪、頭皮の状況は変わってきます。頭皮を清潔に保った上で、まずは医師等の問診を受け、自分の育毛のタイプにあった薬を適切に選択していくといくことが大切になります。

育毛の薬の副作用と注意点

育毛の薬は副作用が起きることがあります。まず頭皮の血流を改善し、栄養を循環させて毛母細胞や毛乳頭細胞の働きを正常に戻そうといくことを目的とした薬は、頭皮のかゆみ、かぶれといった接触皮膚炎、にきび肌荒れといった症状、じんましん、脂漏性皮膚炎等を引き起こすことがあります。また低血圧の方が用いた場合、血圧が低くなりすぎるといった可能性も考えられます。また逆に多毛症といった症状が現れる例も報告されています。一方過剰なホルモンの働きを抑制し、正常な育毛サイクルを回復することを目的としたタイプの薬は、性欲低下や勃起不全、乳房肥大といった女性化の症状、肥満や、重篤な肝機能障害を起こす可能性があります。使用方法を守るということは勿論ですが、重い副作用を起こさずに育毛していく為には、適切な医療施設等で医師の判断の元に薬を処方していただくことが重要になります。また薬の効果が出始め、育毛を実感できるようになるまでには個人差があります。途中で薬の量を減らしたり、飲まない時期がありますと薬が正常に作用せず育毛に効果がみられないということにもなりますので、継続使用が必要です。また薬だけではなく、食生活、睡眠時間、ストレスの軽減などを含めたトータルでの育毛対策が大切です。

育毛の薬の飲み合わせ

育毛の薬の飲みあわせについても注意が必要です。頭皮の血管を改善し、頭全体に栄養分を行き渡らせることを目的とした育毛の薬は、その副作用でも報告されているように低血圧を招く可能性があります。したがって高血圧等で、降圧剤を使われている方は一緒に飲みあわせると、血圧が低くなりすぎ危険です。またアルコールと一緒に服用することもよくありません。薬が肝臓に負担をかけていますのでアルコールの分解と合わせると肝臓の機能障害を引き起こす可能性があります。また散布するタイプの薬をワセリンと併用してしまうことで、皮膚への過剰な摂取につながることがあるので注意が必要です。一方体内のホルモンに作用することで、発毛の阻害要因を排除し育毛環境を整えていくというタイプの薬は、飲みあわせについての危険は少なくなります。薬物認可の段階での臨床試験において、薬の飲みあわせによる作用の出方に影響を調べる薬物相互作用で「問題なし」との臨床結果を得ています。したがって過度の飲みあわせについて危惧する必要はありませんが、やはり薬の成分は一時的に肝臓に溜まるようになっていますので、アルコールと一緒に摂取することで肝機能の低下が考えられるので注意しましょう。またお茶のカテキンやコーヒーカフェインは、薬の吸収を妨げることがありますので、お湯や水で服用するよう心掛けてください。用法容量を順守し薬を用いることが適切な育毛には大切です。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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