その腰痛、病気のサインかも?考えられる病気とは?

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監修:Doctors Me 医師

40代以上になると、腰痛に悩まされているという方は多いかと思いますが、実は内臓が問題だったという場合があることをご存知でしょうか?

今回は考えられる病気について、医師に解説していただきました。

腰痛から考えられる病気

腰痛というと皆さんなんとなく、接骨院や整形外科へ受診して治療しようとする方が多いです。確かに筋肉や骨による原因であることが多いですが、それ以外の原因として下記のようなものが挙がります。

まずは血管に伴う疾患として、腹部大動脈瘤の破裂や大動脈解離。

続いて、腎尿路に伴う、腎結石や尿管結石の陥頓による疝痛発作そして、最も頻度の高いものとしてはやはりぎっくり腰やすべり症などに伴う筋骨格系による疼痛です。

初めにあげた、血管にともなう2つの疾患は命にかかわる病気です。

その特徴としては血管が突然破たんするために、超急速に発生する背部耐え難い痛みという点がポイントとなります。

そのような場合には救急車を使ってでも病院へ来院することが大切になります。

また、基本的には筋骨格系に伴う疼痛は緊急性の高い疾患とはされません。

ただし、骨による疼痛であったとしても危険性が高い疾患が隠れていることもあり、例えば癌の骨転移といったこともあり得るため、1ヶ月以上続いたり、徐々に増悪するような腰痛の場合にはその旨を医師に伝えて、レントゲンやMRIなどといったようなさらなる精密検査が必要となります。

痛みによっての違いはある?

まず腰の右側と左側に何の臓器があるかを知る必要があります。

なぜならこれらの臓器の部位によって痛む部位が異なるからです。

腰痛の原因として最も多いのは椎間板ヘルニアなどの腰椎の病気ですが、腰の痛みとしては左右の差を認めることは少ないです。

また、痛みの性質にも差があります。

典型的には腎結石などの腎臓が原因の場合や十二指腸潰瘍などの十二指腸が原因の場合は痛みに波があります。

一方で、膵炎などの膵臓が原因の場合や椎間板ヘルニアなどの腰椎の病気の場合は重い持続性の痛みです。

痛む部位(右側、左側)によって考えられる病気は?

腹痛がなく、腰痛の原因として考えられる病気は以下の通りです。

右側→十二指腸潰瘍、右の腎結石
左側→膵炎、膵癌、左の腎結石

十二指腸潰瘍の原因としてはストレスや暴飲暴食、そしてピロリ菌感染が挙げられます。

腎結石や膵癌の原因はあまりありません。

膵炎の原因はアルコール、胆石、高脂血症、服用している薬によるものなどです。

腰痛&腹痛があるときは消化器内科へ!

腰痛があり腹痛も伴う場合は、整形外科ではなく、消化器内科への受診も視野に入れた方がよいでしょう。

腹痛を伴わない場合は、痛みに波がなく、体を動かした際に痛みが増すのであれば腰椎が原因の可能性が高いので整形外科を受診するのがよいですね。

痛みに波があっても、体を動かした際に痛みが増さない場合は整形外科では原因がはっきりしない場合もあります。

また、発熱を伴う場合は、腎盂腎炎(じんうじんえん)や膵炎の可能性があります。

血尿を伴う場合は、腎結石や尿管結石の可能性がありますので、泌尿器科を受診しましょう。

腰痛と内臓の関係

腰痛というと皆さんなんとなく、接骨院や整形外科へ受診して治療しようとする方が多いです。

確かに筋肉や骨による原因であることが多いですが、それ以外の原因として内臓と関わる疾患も様々挙げられます。

まずは血管に伴う疾患として、腹部大動脈瘤の破裂や大動脈解離。

続いて、腎尿路に伴う、腎結石や尿管結石の陥頓による疝痛発作。

そして、最も頻度の高いものとしてはやはりぎっくり腰やすべり症などに伴う筋骨格系による疼痛です。

初めにあげた、血管にともなう2つの疾患は緊急疾患であり、突然命の危険にさらされることが重要です。

大動脈は背骨のすぐ前を走行しているため、腰痛として我々の体は捉えます。

その痛みの特徴としては血管が突然破たんするために、超急速に発生する背部の耐え難い痛みです。

そのような場合には救急車を使ってでも病院へ来院することが大切になります。

また、尿管結石などが尿管に詰まってしまった時には詰まった上部の尿は排出することができなくなり、上流の腎臓が張れてしまい、腎臓から痛みが生じてきます。

腎臓は背骨のすぐ横に位置しているためにその場合にも腰痛として自覚することとなります。痛みには内臓が関わっていることがあるので注意しましょう。

便通と腰痛の関係

便がたまると、胃腸が圧迫されてお腹が張り・下腹部を中心とた腹痛が起こります。その後、便を出そうとしてお腹の左下あたりがキリキリ・ズキズキと痛むことがあります。

便秘において、日常生活に支障がでるほどの腹痛が起きるレベルの便秘では、胃腸が相当なストレスを受けています。このため、便秘を伴う腹痛の時には、便を出すための対処が必要です。

腹痛を伴う時は、冷たい飲み物・生ものはさけて、温かいものを食べて、お腹を温めてください。便が出ないということは、出口の肛門・直腸に硬い便がたまっているからです。

便秘による腹痛には白湯やはちみつのドリンク・生姜入りのスープがお勧めです。これにより胃腸が温まり、便を柔らかくする作用にも優れております。冷たい飲み物は控えてください。

むしろ胃腸を刺激して、腹痛が悪化してしまします。 コーヒーは摂取しないことをおすすめします。カフェインは腸の動きをむしろ止めてしまい、腹痛が悪化してしまいます。

このほか、おなかの「の」の字を書くようなマッサージでお腹を温め、腸管の動きを助けてください。お腹の痛みを和らげるには「便を出す」食事とマッサージが重要です。

女性の病気と腰痛は関係してる?

皮膚に切り傷ができた場合、傷のあるまさにその場所が痛く感じますが、お腹の中の病気の場合、痛みの位置からは病変の位置が直接予想できないこともあります。

お腹の病変の位置によっては、腹痛ではなく背中の痛みや腰の痛みとして感じられることもあります。

婦人科疾患の例として、子宮内膜症、子宮筋腫、骨盤腹膜炎、卵巣嚢腫など卵巣腫瘍、子宮外妊娠、流産および早産、正常妊娠および分娩時の痛みがあります。

子宮内膜症は子宮内膜組織が腹腔内に流れ出し、腸や子宮、腹膜との間に癒着を生じる病態です。排便時や性交時、月経時は癒着が引き攣れるため腹痛や腰痛が生じます。

子宮筋腫は子宮の筋肉内にこぶができる病気で、痛みがない場合も多いですが、血流が変化したり禁酒が変性する場合にも同様に痛みが生じることがあります。

骨盤腹膜炎はクラミジアや淋菌などの性感染症により骨盤内の臓器や腹膜が癒着し、痛みが生じることがあります。

卵巣腫瘍は存在するだけで痛いこともありますし、付け根からよじれるようになった場合(捻転)には激しい痛みを生じます。

子宮外妊娠は受精卵が卵管や腹膜に着床してしまう病気で、月経予定日の1~2週間後に激しい痛みと出血を起こします。

流産や早産の場合、子宮が縮む痛みや出血に伴う痛みのため腰痛を感じることがあります。

正常な妊娠でも子宮が増大するときの痛みや子宮を固定する靭帯が引っ張られる痛み、骨盤が開いていく痛みとして腰痛が現れます。

分娩のときには子宮口が開き、子宮が収縮し、骨盤や靭帯が緩む痛みとして強い腰痛が現れます。

医師からのアドバイス

これらのことから腰痛といっても、必ずしも整形外科の病気でないことがわかります。

血尿や発熱などの症状がないかどうか、痛みの性質や体を動かした際に痛みが増すかが、診断の大きな助けになりますので、この点にも注意が必要です。

整形外科を受診しても原因がはっきりしない時は、消化器内科を受診してみることで思わぬ病気が見つかることがあります。

(監修:Doctors Me 医師)
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