筋肉痛に関する薬

薬剤師監修

筋肉痛の薬の上手な選び方・使い方

筋肉痛の薬の上手な選び方は、まず薬局の薬剤師に相談して、ご自身に合った薬を見つけることです。ですが、自分で見つける場合には、どのような薬がいいのでしょうか。

筋肉痛は、一種の炎症反応だと言われています。炎症・痛みを抑える成分として、サリチル酸メチルやインドメタシン、フェルビナクやケトプロフェンというものがあります。

サリチル酸メタルは湿布によく使用される成分です。液体タイプや軟膏タイプ、スプレータイプなど様々なものがあります。用法用量としては、一日数回、筋肉痛のする部分に塗ります。このとき、ただ塗るだけではなくすり込むようにすることでマッサージ効果を発揮し、更に効果が出ます。ほかの成分も、湿布に使われる成分です。湿布は、一回で三、四時間程度貼り、一日二回貼りかえるのがおすすめです。また、二回目に貼りかえるときには、少しの間肌を休めてから貼ってください。それと、肌がデリケートなひざ裏、肘の曲がるところや足の付け根などはかぶれやすいので、なるべく避けて使用してください。はがすときは肌に余計なストレスを与えないように、引っ張らず、押さえつけながら滑らせるようにしてはがしてください。毛の流れに沿ってはがすと、痛みを伴わなくいいとされています。

筋肉痛の薬の副作用と注意点

サリチル酸メタルの副作用は、使用した部分にかゆみ、発疹などが起こることです。頻度は不明で、このような症状が現れたときは使用を中止してください。他にも、大量に使用することで、胃に障害をもたらし、嘔吐、食欲不振などを引き起こしたり、頭痛などを引き起こしたりします。

インドメタシンの副作用は、胃腸障害です。中には、胃潰瘍などの消化器性潰瘍になる方もいるので注意が必要です。また、発疹が出たり、喘息の発作を起こす場合があります。アレルギー体質の方や、喘息持ちの方は注意してください。重い副作用としては、胃痛、腹痛、下血、吐血などが挙げられます。これは消化器出血や潰瘍性大腸炎を引き起こす可能性があるので注意してください。母乳中へ移行することが報告されていますので、妊婦の方や授乳中の方は使用しないでください。

フェルビナクの副作用は皮膚が赤くなったり、かゆみが出たりすることです。他にも、腫れが出たり、ひりひりと皮膚に痛みを感じたりします。皮膚に痛みを感じるのはフェルビナクの刺激が強すぎるからです。使用をやめても、これらの症状が悪化する場合は医師に相談してください。ケトロプロフェンは、喘息のある方は発作を起こしたり、かぶれやかゆみ、発疹、皮膚が赤くなったり、刺激感を起こしたりするので注意が必要です。

筋肉痛の薬の飲み合わせ

サリチル酸メタルはイブプロフェンと併用すると、抗血小板作用が弱まってしまいます。インドメタシンは、ロキソプロフェンナトリウム製剤との併用で、尿細管間質性腎炎という副作用が出た症例があります。フェルビナクは鎮痛剤や解熱剤の併用で、喘息発作を起こしたことのある方は使用してはいけないこととされています。またアレルギー体質の方は、フェルビナクによってショックを起こしてしまう可能性がありますので、使用中の薬がある方は医師に報告し、相談してください。ケトロプロフェンは、フェルビナクと同じく鎮痛剤や解熱剤で喘息を起こしたことのある人は使用してはいけないことになっています。胃潰瘍など消化性潰瘍がある方も、基本的に使用を避けてください。またキノロン系抗菌薬のシプロフロキサシンとの併用は禁止されていて、併用によりけいれんを起こす恐れがあります。他にも、抗リウマチ薬のメトトレキサート、気分安定薬のリチウム、ワルファリンなどの抗血栓薬、一部の抗うつ剤、利尿薬、降圧薬などの医薬品とは相互作用を起こす恐れもありますので注意してください。

他にも、飲み合わせなどで不安がある方、他の薬も飲んでいて不安な方は、医師に相談するといいと思います。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
  • 専門家の皆様へ。薬の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください
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