目のかすみに関する薬

薬剤師監修

目のかすみの薬の上手な選び方・使い方

最近、パソコンやスマートフォンの普及により、目のかすみの症状に悩まされる人も多くなりました。目のかすみの症状は、物がかすんで見えたり、ぼやけて見えたりします。これは、パソコンやスマートフォンなどを、至近距離にて長時間見続けることにより、目のピントを合わせる機能が低下することにより発生します。この症状を治すためには、目薬のお世話になるのも一つの手段です。かすみ目を治したいのであれば、ビタミン・ネオスチグミンメチル硫酸塩・アミノ酸の成分が含まれているものを選ぶのが得策です。

まず、ビタミン成分は、ビタミンBが長時間にわたり目を酷使した場合に、ピント調節機能が低下した毛様体筋や末梢神経に作用して、その働きを改善してくれます。さらには、疲労した末梢神経の機能を高めることで、目の組織の新陳代謝を促し目の疲れを緩和させてくれるのです。ビタミンEは、過酸化脂質の増加を抑えることで眼組織の障害が発生することを防いでくれます。ネオスチグミンメチル硫酸塩は、神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を抑えることで、低下した毛様体筋の働きを改善する働きがあります。アミノ酸成分については、エネルギーの生産を高めることで眼の組織の呼吸を促し、組織代謝を促進するのです。

目のかすみの薬の副作用と注意点

目薬というのは、飲み薬と比較すると、比較的副作用が少ないことで知られています。かすみ目用の目薬に関しても例外ではありません。しかし、油断は禁物です。100%副作用がないとは言い切れません。

特に気をつけることは、目薬の中に防腐剤が入っていることです。なぜかというと、目薬をさすときにまつ毛などに手が触れることで細菌が感染してしまうことを防ぐためです。この防腐剤のおかげで、常に目薬は清潔な状態に保たれるのですが、市販薬の中には防腐剤の成分が強力な場合があります。その場合、角膜に障害を起こしやすいといわれています。特に、ドライアイや眼の手術を行った後などにそのような目薬を使用した場合、角膜に傷をつけてしまう要因になりかねません。

また、眼の周りにかゆみの症状が出たり、赤みやただれなどの症状が出たりすることがあります。これは、目薬をさしたときに眼からこぼれ落ちた目薬を拭き取らなかった場合に、皮膚に悪影響を与えるためです。目薬が眼の周囲に付着してしまった場合は、速やかに拭き取るようにするのがお勧めです。まれに、目薬をさすことで眼が充血するという副作用が発生することもあります。それは、目薬に含まれる血管拡張作用が要因と言われています。その場合は、眼科医などに相談するのが良いでしょう。

目のかすみの薬の飲み合わせ

目薬は、眼に直接さすため眼だけに効能があると考えて、飲み合わせについて軽視する人が多いかもしれません。しかし、眼から入った薬は血を経由して体全体にその成分は広がります。そのため、目薬と経口薬の飲み合わせについても気をつける必要があります。

まずは、呼吸器系にトラブルを抱えている人は気をつける必要があります。特に気管支喘息は要注意です。目薬は眼からさすと、喉を経由することで、気管支に影響を与えます。その場合、気道を閉塞する可能性があり、呼吸困難になってしまうことがあります。気管支喘息を患っている人や、そのための気管支拡張経口薬などを飲んでいる人は、目薬を使用する際は慎重に薬を選ぶ必要があります。医師のアドバイスを受けるのが良いでしょう。

次に挙げられるのは、心臓や血管の疾患に関連する薬を服用している人です。目薬の中には動悸や徐脈などの心臓の働きに影響を与えたり、血圧を下げてしまったりするものもあります。そのため、せっかく心臓や血管の疾患のための薬を飲んでいても、その働きを抑制してしまう可能性もあるのです。そのため、心臓や血管の疾患に関する薬を飲んでいる場合も薬剤師や医師などに、目薬を使用しても良いかあらかじめ確認する必要があります。
  • 薬は効果をしっかりと引き出しながら、できるだけ副作用を抑えることが大切です。使用法・用量、飲み合わせに十分注意し服用してください
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